ダイアン津田さん「自分の人生を楽しく生きてくれ」『映画キミとアイドルプリキュア♪』で珊瑚の妖精・トット役に挑戦！津田家の家訓も！

■珊瑚の妖精・トット役でプリキュアシリーズに登場！

今作で津田さんが演じるトットは、“宇宙1”のアイドルフェス、［スーパーミラクルアイドルフェスティバル］の運営委員長で、うたたちをアイドルフェスティバルに招待した物語の発端となる人物です。

ーーオファーを受けた時はどんなお気持ちでしたか？

津田：「プリキュア」は女の子が見るアニメというイメージですが、もう誰もが知っている作品なので、すごくうれしかったですね。

ーー収録を終えて手ごたえはいかがでしたか？

津田：意外といい感じにできたんちゃうかなあと思います。スムーズでしたし、すごくテンポが速かったです。どんどん、どんどん、オッケーって言われて。あ！今のオッケーなんやーって（笑）。ちょっと噛んだはずやのに…自分では噛んだと思っていたら噛んでなかったみたいな（笑）。

ーーこれから声優のお仕事もやっていきたいなどの思いは？

津田：これまでに声優は何回かやったことがあって、声優という仕事はすごく魅力的やなと思いますけどね。海外の吹き替え、まぁ言うたら海外の有名な俳優さんにはこの声優さんってあるじゃないですか、そういう感じで何かできるんちゃうかなぁと思いました。

ーーもしやるとしたら誰の吹き替えをやってみたいですか？

津田：もう今は決まってる人ばっかりやもんなぁ。これから出てくるようなハリウッドスターとかいいんじゃないですか？これから出てくるなんかイケイケの人（笑）。もうブルース・ウィルスとかは声が決まってるし。これからいっぱい映画に出る人をやりたいなぁ。

ーーアフレコはスムーズに行ったそうですが、印象的だった出来事は？

津田：島の過去などを説明する部分はちょっと難しいセリフ回しでした。何回か録り直しながら何とかやりきりました。難しい漢字も飛び出してきてちょっと一瞬止まりそうになりましたけど（笑）。

ーー役にもスムーズに入り込めたのでしょうか？

津田：そうですね。自分の中では（監督などから）言われた感じにやって、すり合わせていくんかなぁと思ったんですけど、意外と「ああいい感じですー」って。（時間が）押してたんかなぁ（笑）。すぐにOKが出たので、もしかして期日に間に合ってないんかなぁ？ってくらいぽんぽんと(笑)。でも大丈夫そうなのでよかったです。

ーープリキュアの世界に入ってみていかがでしたか？

津田：正直、まだラフ画というか、ほとんど仕上がっていない状態でやっていたので、果たして入り込めてるのかどうか。もしかして僕のとこだけ実写になるかもしれないです（笑）。他の声優さんの声も入っていなかったのでちょっと心配になりましたが、どうなんのやろ？って出来上がりを楽しみにしています。

ーー演じたトットは津田さんのように明るいキャラ？

津田：サンゴの妖精なんですよ。意外とキーパーソン…なのかなあ？僕はトットの明るさのなかに、ちょっとだけ悲しさも入れる工夫をしました。人間界に対するアンチテーゼじゃないですけど、ちょっとだけ自然界の…。やっぱりサンゴが減っていますからね。そういう気持ちもちょっと織りまぜて。僕のなかで裏テーマとしてちょっと入れてみました。あとは、監督にこのセリフはどう言うたらいいんかな？って聞いたら、ここにちょっとつながってますんでって。いろいろ絡んでいるんですよ。だから意外と重要な役なので見てください！

ーーご自身に似ている部分は？

津田：見た目とかも全く、こんな色白じゃないですし（笑）。カンカン帽みたいなのはかぶらないし蝶ネクタイもしないですけど、明るさはちょっと共通点としてあるかな。今回の話が来て、この役が決まったときにトットに似た服をばーっと走って買いに行って、それから毎日着てる感じですね（笑）。4着ずつ買って、毎日着ても大丈夫なように。ハーフパンツもそうです。

■「引いてましたから、監督が」津田さんの役作り

写真からも伝わるようにトットの雰囲気たっぷりの津田さん。お笑い芸人ならではの役作りを明かしてくれたのに加えて、最近の推し事情についても語ってくれました。

ーー役作りで衣装を4点そろえたそうですが、毎回そういうふうに役作りをしているのですか？

津田：いや、ここまで役作りしたのは初めてです。他社の作品ですが、前回やった時は小人のおこりんぼの役やったんで、それはもうすごい怒ってましたよね。目につくもの全てに怒って。今回のトットは心優しきフェスの主催者なんで。運営側なんですよ。秋元康さん的なところもありますし、さらに運営をしていく立場。そこだけがちょっと難しかったですが一生懸命やりました。僕なりにできる役作りってそんなもんですから。

ーー生活から気持ちを作っていったと。だからこそ収録がスムーズだったのかもしれませんね。

津田：引いてましたから、監督が(笑)。まさか同じ格好で来るなんてって。だからなんも言えなかったのかもしれない。

ーー今回は、アイドルがモチーフですが、芸人もみんなにとってのアイドルになり得る部分、津田さんがいるから頑張れるというファンもたくさんいると思います。その気持ちをご自身では感じたことは？

津田：もしかしたらそういうところもあるかもしれないですね。やっぱり自分の推しが有名になったり、楽しくやっていたりする姿を見るのはうれしいもんなんでしょうね。自分としてもうれしいもんですし。

ーー実際に推しはいますか？

津田：僕の推しは韓国のアイドル、宇宙少女のボナちゃん。正直、曲を知ってるわけでもないんですけどインスタにコメントすることだけは決めていて。僕が観ていたドラマで、その子が出ていて、可愛いなぁと思ったのがきっかけです。インスタを見つけたときに、この子のコメントには全部、新しい投稿にはコメントするって決めたんです。何か話題になったらいいかなぁ思って。

ーーそれについてリプはあるんですか？

津田：全然くれない（笑）。なんにもならずダラダラと続いて、書くこともなくなってきてね。元気？って書いたりします。

ーー津田さんは娘さんいらっしゃいますが、一緒にプリキュアを見たことは？

津田：これがね、娘が見ているのを見るくらいでしたね。一緒になってこのプリキュアを見といたらよかったなぁって思ってます。まさかね、まわり回って映画に出るなんて思ってなかったので。でも、女の子たちが好きになる要素が全部入ってるなぁと思いました。

ーーまだお子さんにはお話しされてないそうですが、娘さんや息子さんはどんな反応をされると思いますか？

津田：娘は喜んでくれるんじゃないですかね。えーなにー！？とか言って。息子はふうーんっていう感じだと思いますね（笑）。でも息子にも見に行って欲しいなあって思っていますし、きっと見てくれると思います。

■mamagirlだけの独占インタビュー！津田家の家訓は？

ここからはmamagirlだけの独占インタビュー。明るくて楽しそうな津田家の家訓とは！？

ーー津田さんの幼少期の映画にまつわるエピソードは？　子どもの頃は映画を見ていましたか？

津田：田舎やったんで映画館がなくて劇場ではあんまり。でも、日曜洋画劇場とかテレビでやっている映画を楽しみにして、よく見てましたね。

ーー最近の作品はストーリーも多様性を盛り込んでいますが、そういう変化など感じていますか？

津田：確かにいろんな種類の映画があって面白いですね。芸人も表現とかはだいぶ変わってきましたよね。昔は何でもオッケーやったんですけど、そのど真ん中に生きてたんでちょっと今は最近やりづらいと感じるところも…。だから映画のやり方も変わってきてるんじゃないかなと思います。芸人の世界も堅苦しくなっちゃいましたよ。ほんとに。でもこの映画でね、色んなことを発散していただきたいです！

ーー以前、Xで公開された娘さんの手紙が話題になっていました。とても素敵な家族という印象で、津田さん一家のような明るい家庭を目指している方も多いと思います。ズバリ、津田家の家訓を教えてください。

津田：正直、人様に誇れるような父親じゃないんで、いやほんとに、今こういう風にいい父親って言われるのは、いつか僕にしっぺ返しが来るんじゃないかと思っています（笑）。家では放任、みんな勝手に、みんなご自由に！っていう感じですね。自分の人生を楽しく生きてくれとしか思ってないです。

ーーやりたいことがあったら背中を押す。

津田：何をやってもいいと思っています。ほんまに。人様に迷惑かけへんやったら何をやってもいいと言うてるんで。好きにしてくれって（笑）。勉強もしたかったらしたらいいし、そんなもん無理くりやるもんでもないし。だから子どもたちは自由にしてますよ。

ーー揉めたり怒ったりすることは？

津田：そりゃ怒ることもあります。学校行くのにダラダラしてなかなか出えへんとか、はよせえみたいなこと言うたり、あとは夜中まで起きてたりしたら怒りますけど。まあ、それは別になんともないですね。どっか行きたいけど～って言ってきたら、行ったらいいやんって。お金ちょうだいなー。はいどうぞって。

ーーもし芸人さんになりたいと言われたら？

津田：芸人になりたいはどうやろなぁ……。相当しんどいよとしか言わないですね。なかなかね、まぁでもやりたいんやったらやったらいいと思いますけど。

ーー奥様とは子育て方針などについてどんなお話をしますか？

津田：基本的に嫁に任せてるんで。嫁からも事後報告で、どこどこへ行こうと言うてるからって言われて、ああそうなん？じゃあそれでやったらええやんって。どこどこで今、夏期講習があるけどそれに入れました。はいわかりました。どうぞって感じです。

ーーそのスタイルがうまくいくってる秘訣でしょうか。

津田：そうですね。これが喧嘩にならないですからね。任せる。俺がノーなんて言うたら、理由がいるから。理由がないんで、じゃあもうオッケーしか出さないなっていう感じです。ほんまに自由です。

撮影・取材・文／mamagirl編集部

■mamagirlだけの動画インタビュー！

mamagirlだけの動画インタビューも敢行！ぜひご覧ください。

■プロフィール

津田篤宏（つだ・あつひろ）
1976年5月27日 生まれ、滋賀県出身。
お笑い芸人コンビ「ダイアン」のメンバー

■作品情報『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ！キミに届けるキラッキライブ！』

『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ！キミに届けるキラッキライブ！』

「キミとアイドルプリキュア♪」のテーマは、『“キミ”がいるから輝ける、強くなれる！』。
歌うことが大好きな咲良うたが、チョッキリ団ボス、ダークイーネによって闇に包まれてしまったキラキランドを救うため、伝説の救世主【アイドルプリキュア】を探しにきた妖精【プリルン】と出会い、歌って踊ってファンサして戦う“アイドルプリキュア”に変身するというストーリー。
映画では、不思議な「アイアイ島」を舞台に、“宇宙1”のアイドルフェスティバルに出演することになったアイドルプリキュアが、島と世界に突然襲い掛かったピンチを救うため、大奮闘！

■タイトル：『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ！キミに届けるキラッキライブ！』
■声の出演：松岡美里　髙橋ミナミ　高森奈津美　南條愛乃　花井美春
　　　　　長縄まりあ　種﨑敦美　松田颯水　上田麗奈
　　　　　関根明良　加隈亜衣　村瀬歩　七瀬彩夏　古賀葵
　　　　　諏訪部順一　佐久間大介
　　　　　内田真礼　佐倉綾音
　　　　　津田篤宏(ダイアン)　
■映画主題歌：「♪HiBiKi Au Uta♪」作詞：青木久美子 作曲・編曲：馬瀬みさき
■原作：東堂いづみ　■監督：小川孝治　■脚本：吉野弘幸　■音楽：深澤恵梨香/馬瀬みさき
■キャラクターデザイン・総作画監督：板岡錦　■美術監督：谷岡善王　■色彩設計：竹澤聡
■撮影監督：大島由貴　■CGディレクター：近藤まり　■製作担当：直田宏隆
■公開日：9月12日（金）公開
■映画公式ホームページ：https://2025.precure-movie.com
■映画X：https://x.com/precure_movie
©2025 映画キミとアイドルプリキュア♪製作委員会