紅葉スポット特集［2019年度版］紅葉の名所をエリア別にご紹介！

では、まず2019年の紅葉の見ごろ予測をご紹介しましょう。※2019年9月時

■2019年紅葉の見ごろ予測！今年は平年より若干遅め

落葉広葉樹（もみじやカエデなど）の葉っぱが赤や黄色に色づきはじめるには、1日の最低気温が8℃以下になることが第1条件。さらに5℃以下になると、一気に紅葉が進むといわれています。そのため日本では、基本的に北から南へと紅葉の見ごろが移っていくのが特徴です。

【北海道】秋は高温傾向で見ごろは平年より遅め

北海道の山間部では、9月上旬からすでに紅葉がはじまっています。しかし、9月が高めの気温だったので平年よりも紅葉の見ごろは遅めに予想されています。最も南の函館では、11月上旬からの見ごろを迎える見込み。

【東北】山間部は平年より遅め、平野部は平年並み

9月の気温が高かったため、標高が高いほど紅葉の見ごろが遅くなると予測されており、10月上旬から見ごろを迎えるでしょう。ただし10月以降は平年並みの気温が予測されているため、平野部では例年どおり10月中旬から11月頭にかけて見ごろとなる見込み。

【関東・中部】山間部は平年並み、平野部は平年より遅め

10月は平年並みの気温が予測されているため、関東・中部地方の山間部では平年通り10月中旬から見ごろを迎えるでしょう。一方、11月は平年よりも気温が高くなると予測されているので、関東・東海地方の平野部では平年より遅い11月上旬ごろから色づきはじめる見込みです。

【近畿・中国】平野部はやや遅め、標高の高いエリアは平年並み

近畿・中国エリアでは、平年11月上旬くらいから紅葉の見ごろとなります。9月現在、11月の気温は高めになると予想されているので、平野部では平年よりやや遅めの11月中旬ごろ。標高の高いスポットでは、平年並みの11月上旬ごろに見ごろを迎えるでしょう。ちなみに関西地方の名所「根来寺（ねごろじ）」では、11月下旬と最も遅く見ごろを迎えると予測されています。

【四国・九州】平野部は11月中旬から

四国・九州エリアでは、平年どおり11月中旬から下旬にかけて紅葉が見ごろを迎える予想。ただし、山間にある紅葉スポットの場合は10月下旬ごろから色づきが始まる見込みです。

■地域別！おすすめの紅葉スポットをご紹介☆

日本には、北は北海道から、南は九州までたくさんの紅葉スポットがあります。その中から今回は、各地域イシオシの紅葉スポットをピックアップしました。

【北海道】日本で1番早く紅葉が楽しめる大雪山！

「大雪山（たいせつざん）」とは、北海道の真ん中あたりにある山々の総称。日本で1番早く紅葉を楽しめるスポットとして知られ、シーズンになると日本各地から多くの行楽客が訪れます。特に旭岳のロープウェイから望む壮大な紅葉は圧巻！

【東北】V字峡谷が色づく鳴子峡

「鳴子峡（なるこきょう）」は、宮城県大崎市にある峡谷。大谷川が台地を削ってできた高さ約100mにもおよぶV字型の峡谷が、赤や黄色に染まります☆また2019年10月24日（木）20：00～21：00、25日（金）～27日（日）19：00～21：00には、「2019鳴子峡大深沢橋ライトアップ」が実施される予定。ライトアップされた夜の紅葉美は期待大です！

【関東・中部】ドライブしながら紅葉狩りができる那須高原

「那須高原」は、土地起源北部にある那須岳の南側の山麗エリアを指します。山々のふもとが、一面“赤”に染まる景色は息を飲むほどの美しさです。また県道17号那須高原線、別名“ボルケーノハイウェイ”からも紅葉が見られるので、ドライブしながらもみじ狩りを楽しむスタイルも人気です。

【近畿・中国】赤く染まる神の島、宮島

「宮島」といえば、海に浮かぶ大鳥居で有名な世界遺産・厳島神社がある広島県の島です。島内にはたくさんの野生のシカが生息しており、紅葉の時期には花札の“鹿に紅葉”の情景を目の前で堪能することができます。

また厳島神社裏手から徒歩で5分ほど島の奥へ進むと、紅葉谷公園があります。公園内にかかる紅葉橋は、写真スポットとしても人気です！

【四国・九州】鏡絵のような幻想的空間☆御船山楽園

「御船山楽園（みふねやまらくえん）」は、佐賀県武雄市にある園庭です。園内には鏡池と呼ばれる池があり、池の周囲を散策しながらカエデ群の紅葉を愛でることができます。また例年11月上旬から12月上旬にかけて、夜間のライトアップも楽しめる紅葉まつりが人気！ライトアップすると池が鏡のように紅葉した木々を映し出し、まるで鏡絵のような幻想的な空間へといざないます。