加湿器も掃除が必要？使える道具や掃除方法をチェック

■加湿器の掃除はどれくらいの頻度で行えばいいの？

掃除の頻度については、明確な答えがありません。しかし、加湿器を販売しているメーカーのホームぺージなどをチェックしてみると、“2週間に1回”や、1カ月に1回“という言葉がよく登場しています。どのタイプの加湿器なのかによっても掃除の頻度が変わってきますが、タンク（トレー）をスポンジでこするなど簡単な掃除は2週間に1回くらいがベスト。通気口のまわりについたホコリの除去に関しては、1週間に1回くらいの頻度で行うといいでしょう。クエン酸などを使った念入りな掃除については、1カ月に1回ほど行うのが理想的。汚れが発生するまえに、きちんとリセットしておくことが大切です。

■ちょっと待って！加湿器の掃除を始める前に知っておきたいこと

“思い立ったが吉日”で掃除をするのもいいことですが、加湿器の正常な運転を妨げないために、掃除の注意事項についても事前にチェックしておきましょう。

・取り扱い説明書をきちんと確認してから掃除に取りかかる

加湿器の掃除は、普段目に見えないところをきれいにする必要があります。しかし、手がふれてはいけない部分もあるので、故障の原因とならないためにも掃除をする前にきちんと取り扱い説明書に書かれているお手入れ方法を確認しておきましょう。また、コンセントをさしっぱなしで掃除をするのはタブー。感電事故が起こる原因にもなりかねないので、必ずコンセントが抜けていることを確認してから掃除に取りかかりましょう。

・加湿器のタイプやパーツによって使える掃除成分が変わる

ハイブリッドタイプや気化タイプなど、加湿の方法にもさまざまな選択肢があります。どのタイプの加湿器を使っても部屋を加湿することができますが、全て同じ掃除アイテムが使えるかというとそうではありません。特に“洗剤”として使うものには、それぞれに向き不向きがあり、不向きなものを使って掃除をすると加湿器自体が作動しなくなってしまうことも。また、ひとつの加湿器でもパーツによって使える掃除アイテムが変わるので、この違いに関しても取り扱い説明書などをよく読んで確認しておきましょう。

■加湿器は何を使って掃除するのが正解なの？

加湿器の掃除に最適だと言われているのが、“クエン酸”。そのほかにも使えるアイテムはあるのでしょうか。

・加湿器の掃除に使えるアイテムと言えば“クエン酸”

ナチュラルクリーニングの思考が定着して以来、目にする機会も多くなった“クエン酸”。加湿器の掃除にも適しており、1カ月に1回の定期的なお手入れの際に使うという人も少なくありません。クエン酸を使った掃除に向いているのが、気化タイプ・スチームタイプの加湿器。加湿器の中についたアルカリ性の汚れによく反応してくれるため、根こそぎ汚れを落とすことができます。加熱式のフィルターがないタイプの加湿器なら、お酢で代用も可能。クエン酸を使うのと同じように、キッチンにあるお酢を使ってタンク内をきれいにすることもできます。一方で、ハイブリッドタイプや超音波タイプの加湿器を掃除するときには、クエン酸を使わないのがベター。酸の影響で超音波を発生させる部分が劣化してしまう可能性もあるので、クエン酸ではなく指定された方法で掃除するようにしましょう。

・“重曹”を使って加湿器のニオイのもとを退治！

クエン酸を使って掃除したのに、ニオイが落ちない…。そんな現象が起きたときには、重曹を入れて沸騰させた“重曹沸騰水”を使って掃除するのがおすすめです。重曹沸騰水を使った掃除方法はとても簡単で、加湿器のトレイやフィルターなどを重曹沸騰水にしばらくつけておくだけ。クエン酸を使ってもニオイの効果がいまいち感じられないときは、重曹沸騰水での掃除も試してみてください。