熱中症対策に効果的な飲み物とは？おすすめの方法で暑い夏を乗り切ろう

■熱中症に NGな飲み物

ここでは、熱中症に向かない飲み物を紹介します。 

・カフェインを含むもの 

コーヒーやお茶などには、カフェインが多く含まれているため、熱中症対策には向きません。カフェインの入った飲み物は利尿作用が強いため、飲んだ以上の水分が体から排出されてしまうからです。
夏にコーヒーなどを飲む場合には、水もいっしょに飲むようにするとよいでしょう。また、麦茶にはカフェインが含まれませんが、塩分もほとんど含まれていないため、熱中症対策としては効果が低いでしょう。

・アルコール 

アルコールもカフェインと同じで、利尿作用があります。お酒を飲むときは、同じくらいの量の水をいっしょに飲むようにしましょう。
のどがカラカラの状態の場合は、アルコールの前に、水や無糖の炭酸水を飲んでおくと◎ 

・ジュース 

砂糖などの糖質が多く含まれるジュースは、急激に血糖値を上昇させてしまいます。
肥満の原因にもなるほか、その後、血糖値が急降下するので、頭痛や体のだるさなどにつながることも。
暑さで疲れやすい夏には、体に余計な負荷をかけないように気をつけましょう。 

■熱中症にかかりやすい人の特徴とは？

ここでは、熱中症にかかりやすい人の特徴をみていきましょう。該当するという人は、注意が必要ですよ。 

・朝食を食べない人 

熱中症を予防するためには、一時的な水分補給だけでなく、食事からしっかりと栄養を摂ることも大切です。夏バテで食欲がないという人も、意識して朝食を摂るようにしましょう。時間がない場合は、おにぎりとみそ汁など簡単に用意ができるものでもよいでしょう。 

・おとなしい人 

おとなしい人は、我慢し過ぎてしまう傾向にあります。そのため、具合が悪くなってもなかなかいえず熱中症にかかってしまったということも。普段と体の調子がちがうと感じた場合は、我慢せずに休むようにしましょう。また、周りの人が声をかけてあげることも大切です。 

・持病がある人 

暑い夏には身体機能が低下します。とくに、持病がある人は薬の飲み忘れなどによっても、熱中症を誘発する可能性が高くなることがあります。出かける前に飲み忘れないようにすることも大切ですが、飲み忘れた場合に備え予備の薬を持ち歩くことも大切です。 

・乳幼児 

大人に比べ、体温の調節機能が発達していないため、熱中症にかかりやすい子ども。暑さを感じても、水分を補給することや自分で服を脱ぐのが難しいのもその要因といえるでしょう。小さな子どもが周りにいる場合は、こまめに水分補給や着替えをさせてあげることが重要です。 

・高齢者 

高齢者は体温調節機能が若いころより低下しています。汗をかきにくく、体温をうまく下げられないことから熱中症のリスクも高まります。のどの渇きに気づきにくく、水を飲むのが遅れ脱水を起こしてしまうこともあるため、周りが気づいてあげることも大切です。

■熱中症対策は毎日の生活習慣から！

熱中症は水分補給以外に、毎日の生活習慣も大きく関わります。 

・朝ごはんをしっかり食べる 

朝食を食べれば、持続的に食物に含まれる水分を吸収することができ、水分不足に陥りにくくなります。水分に加え塩分を摂取するためには、味噌汁がおすすめです。
また、朝食を食べてエネルギーをしっかり補わないと、集中力や記憶力などにも影響が出ます。忙しい朝でも、しっかり朝食を食べるようにしましょう。 

・睡眠をしっかり取る 

熱中症対策には、睡眠をきちんと取ることも大切です。通気性や吸水性のよい寝具を使用し、エアコンなどで室温を調整し睡眠環境を整えましょう。
寝ている間、体の水分は失われがちです。寝るときは枕元に飲み物を置いておくとよいでしょう。 

・飲酒は二日酔いにならない程度の量にとどめる 

飲酒をする場合、二日酔いにならない程度にしておくことも熱中症を防ぐためには大切なことです。
二日酔いの原因は、肝臓でアルコールを分解するときに発生する、アセトアルデヒドという成分。この成分を体から排出するために、飲酒時や飲酒後にも水などで水分補給をしっかりしましょう。 

・塩分を取る 

熱中症対策には、水分のほかに塩分の摂取が重要です。塩分の少ない飲み物で水分補給をする場合は、塩分を含む飴やタブレット、梅干しなどを併用すると良いでしょう。