天ぷら粉がないときの代用品は？サクサクに揚がる天ぷら粉の作り方レシピ

■天ぷら粉の代用品6つ

天ぷら粉の代用品としては、小麦粉が有名ですが、実は、使える食品は小麦粉だけではないんです。天ぷら粉の代用品として使える6つの食品を以下にまとめました。

＜天ぷら粉の代用品＞

• 小麦粉
• 片栗粉
• お好み焼き粉
• コーンスターチ
• たこ焼き粉
• 米粉

今回は、比較的どのご家庭にもある食品で作れる、天ぷらの衣の作り方をご紹介します。ふんわりとした食感を楽しみたい方は小麦粉やお好み焼き粉、たこ焼き粉で天ぷら衣を作るのがおすすめ。サクサクとした軽い食感が好みの方は、片栗粉やコーンスターチ、米粉で代用するのがベストです。
それぞれの食品で衣の仕上がりに違いがあるので、自分の好みに合ったレシピを参考にしてみてください。

■小麦粉（薄力粉）で代用した天ぷらの衣の作り方レシピ

小麦粉（薄力粉）を使うと、衣はふんわりした仕上がりに♡
小麦粉（薄力粉）で代用した天ぷら衣の作り方は以下の通りです。

・材料

＜材料＞

• 小麦粉（薄力粉）…100g
• 冷水…150ml
• 卵…1個

冷水は調理する直前まで冷蔵庫で冷やしておくのがポイントです。可能であれば、小麦粉も冷やしておくとよいでしょう。

・作り方

＜作り方＞

1. 小麦粉をふるう
2. ボウルに卵を入れ、よく溶き混ぜて、冷水を加えて混ぜ合わせる
3. ②のボウルにふるった小麦粉を加え、さっくりと混ぜ合わせる

1. 小麦粉をふるう

小麦粉をよくふるいます。ふるうことでダマになるのを防ぎ、空気を含んだサクサク食感に仕上がります。

2. ボウルに卵を入れ、よく溶き混ぜて、冷水を加えて混ぜ合わせる

ボウルに卵を割り、泡立て器でしっかりかき混ぜます。卵がしっかり混ざったら、冷水を加えて、さらに混ぜ合わせましょう。

3. 2のボウルにふるった小麦粉を加え、さっくりと混ぜ合わせる

ふるった小麦粉を2回に分けて加え、菜箸で切るようにさっくり混ぜ合わせます。

■片栗粉で代用した天ぷらの衣の作り方レシピ

片栗粉を使った天ぷらの衣は、カリッとした食感が味わえます。時間が経っても食感が保たれるのでお弁当に入れてもグッド。

・材料

＜材料＞

• 片栗粉…100g
• 冷水…100ml
• 卵…1個

冷水は作る直前に冷蔵庫から出すのがベターです。片栗粉は油の吸収率が低いので、天ぷらのカロリーを抑えられます。

・作り方

＜作り方＞

1. 卵をよく混ぜておく
2. 卵に冷水を加えてしっかり混ぜ合わせる
3. 片栗粉を加え、菜箸でさっくりと混ぜ合わせる

1. 卵をよく混ぜておく

ボウルに卵を割り、泡立て器でよく混ぜておく。

2. 卵に冷水を加えてしっかり混ぜ合わせる

冷水をボウルに入れて、しっかり卵とかき混ぜます。

3. 片栗粉を加え、菜箸でさっくりと混ぜ合わせる

ボウルに片栗粉を加えて、菜箸でさっくりと切るように混ぜます。片栗粉は水に沈殿しやすい性質があるので、衣をつける直前に軽く混ぜてから使いましょう。

■お好み焼き粉で代用した天ぷらの衣の作り方レシピ

フリッターのようなふんわり食感が好きな方は、お好み焼き粉を代用するのがおすすめです。作り方は以下の通りです。

・材料

＜材料＞

• お好み焼き粉…100g
• 冷水…160ml
• マヨネーズ…大さじ1

お好み焼き粉には、小麦粉やベーキングパウダーなど天ぷら粉にも含まれている粉類が入っています。また、お好み焼き粉に味がついているので、塩や天つゆがなくても十分おいしく食べられますよ。

・作り方

＜作り方＞

1. お好み焼き粉と冷水を混ぜ合わせる
2. マヨネーズを加えて、よく混ぜ合わせる

1. お好み焼き粉と冷水を混ぜ合わせる

ボウルにお好み焼き粉と冷水を入れ、菜箸で混ぜ合わせます。

2.    マヨネーズを加えて、よく混ぜ合わせる

ボウルにマヨネーズを加え、よく混ぜ合わせます。

■コーンスターチで代用した天ぷらの衣の作り方レシピ

コーンスターチで天ぷら衣を作るとサクサクとした食感が楽しめます。

・材料

＜材料＞

• コーンスターチ…100g
• 冷水…150ml
• 卵…1個

コーンスターチは、とうもろこしを原料として作られるでん粉のこと。小麦粉アレルギーの方はコーンスターチで代用するといいでしょう。

・作り方

＜作り方＞

1. 卵をよくかき混ぜておく
2. 冷水を卵に加え、しっかり混ぜ合わせる
3. コーンスターチを加え、菜箸でさっくり軽く混ぜ合わせる

1. 卵をよくかき混ぜておく

ボウルに卵を割り、よくかき混ぜます。

2. 冷水を卵に加え、しっかり混ぜ合わせる

卵の入ったボウルに冷水を加え、しっかりと混ぜ合わせます。

3. コーンスターチを加え、菜箸でさっくりと軽く混ぜ合わせる

コーンスターチをボウルに加え、菜箸でさっくりと軽く混ぜ合わせます。

■たこ焼き粉で代用した天ぷらの衣の作り方レシピ

天ぷら粉と同じく小麦粉が主原料のたこ焼き粉。たこ焼き粉で天ぷらの衣を作るとふわふわの天ぷらに仕上がります。

・材料

＜材料＞

• たこ焼き粉…100g
• 冷水…160ml
• マヨネーズ…大さじ1

・作り方

＜作り方＞

1. たこ焼き粉と冷水を混ぜ合わせる
2. マヨネーズを加えて、混ぜ合わせる

1. たこ焼き粉と冷水を混ぜ合わせる

ボウルにたこ焼き粉と冷水を入れ、菜箸で混ぜ合わせます。

2. マヨネーズを加えて、混ぜ合わせる

ボウルにマヨネーズを加え、よく混ぜ合わせます。

■米粉で代用した天ぷらの衣の作り方レシピ

天ぷら衣を米粉で作るとカラッと仕上がり、小麦粉よりもサクサクとした軽い食感になります。

・材料

＜材料＞

• 米粉…100g
• 水…180ml
• 卵…1個

米粉はダマになりにくいので、簡単に衣作りができます。また、膨れる成分であるグルテンを含まないので冷水を準備しなくても大丈夫ですよ！

・作り方

＜作り方＞

1. 卵をよくかき混ぜておく
2. 卵に水を加え、しっかり混ぜ合わせる
3. 米粉を加え、滑らかになるまで混ぜ合わせる

1. 卵をよくかき混ぜておく

ボウルに卵を割り、よくかき混ぜます。

2. 卵に水を加え、しっかり混ぜ合わせる

ボウルに水を加えて、卵としっかり混ぜ合わせます。

3. 米粉を加え、滑らかになるまで混ぜ合わせる

米粉を加えて、泡立て器で滑らかになるまでかき混ぜます。

■基本の天ぷらの揚げ方

ここでは、基本の天ぷらの揚げ方について紹介します。

・①食材の下ごしらえ

洗った食品の水気をとり、食べやすい大きさに切ります。魚介類には打ち粉をしておくと衣がよくつき、油はねが少なくなります。

・②衣を作る

ボウルに衣の材料を入れ、混ぜ合わせます。衣は、できるだけ揚げる直前に作ります。

・③油を加熱する

油を160～180℃になるまで温めます。温度の目安は、菜箸を入れて小さな泡が出てくると160℃くらいで、やや大きめの泡が全体から出てくると180℃くらいです。

・④揚げる

食材にたっぷり衣をつけて、静かに油に入れます。揚げる量は、一度にたくさん入れず、鍋の半分くらいの量を目安に入れましょう。

■天ぷらをサクサクにおいしく揚げるコツは？

お店で食べるようなサクサクの天ぷらをおうちでも作れたらうれしいですよね！ここでは、天ぷらをサクサクに揚げるコツを紹介します。

・食材の水気をしっかり切る

洗った食材や水気を含む食材は、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭きとりましょう。水分が食材に残っていると、衣がべちゃっとなる原因になります。

・冷たい炭酸水・冷水で粉を溶く

冷たい炭酸水で衣を作ると、炭酸の泡の影響で衣に隙間ができ、衣がサクサクに仕上がります。また、冷水を使うことで、粘りの原因になるグルテンを出にくくする効果もあります。

・油の適温は160℃～180℃前後

食材を入れると鍋の温度が下がるので、火加減を調節して油の温度を一定に保つようにしましょう。レンコンや芋類などのデンプンの多い野菜やピーマンなどの色どりを重視する食材は150℃～160℃くらいで揚げるのがおすすめです。また、かきあげや野菜を素揚げするなら160℃～170℃、肉類や魚介類は170～180℃の高温で短く揚げるのがベストです。食材の種類や切った厚さでも、油の温度や時間は変わってくるので、しっかりと鍋の様子を見て火加減を調節するようにしましょう。

・食材は少量ずつ入れる

食材を一度にたくさん入れると、油の温度が急に下がります。再度温度が上がるのに時間がかかり、それが食材や衣が余計な油を吸ってしまう原因に。また、食材同士がくっついて衣がはがれやすくなるので、食材を入れるときは鍋の表面の半分の量を意識して入れましょう。

■天ぷら粉は卵なしでも作れる

天ぷら粉はマヨネーズを代用し、卵なしで作ることも可能です。マヨネーズは卵より水分が少なく、乳化された油分が多く含まれています。マヨネーズの油分は、衣に含まれる水分を飛ばしてくれる効果があるので、衣をサクサクに仕上げることができますよ。

■ 天ぷら粉がないって焦らなくても大丈夫！おうちにある代用品でサクサクおいしい天ぷらができる♪

今回は、天ぷら粉がおうちにないときに、代用として使える食品やその食品を使った天ぷら衣の作り方を紹介しました。代用品で作った天ぷらは、天ぷら粉で作った天ぷらとは食感や味に違いがあるので、自分好みの食品を見つけて楽しんでくださいね♪