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【今月のカバーガール】2019年ママたちはどう生きるか!特別座談会④
■学校での女の子同士のトラブル。子どもの成長を実感!―二宮こずえさん
――今回、千葉さんとうえむらさんがもうすぐ2歳になるベビーのママで、柳橋さんと二宮さんが小学生のママですよね。最近のお子さんの様子は?うえむらさんうちはやんちゃすぎて目が離せなくて大変です。走れるようになって、私のほうが体力的にまいってしまってます(笑)。千葉さんうちは手がかからないと思うけど、子育ては未知の世界なのでいつもてんやわんや(笑)。それでも、子どもの成長が日々感じられて、やっと余裕が出てきた感じです。うえむらさんそれはありますね。とにかく子どもがかわいくて! 親バカすぎて、自分が気持ち悪いときもあります(笑)。千葉さんでも……そろそろイヤイヤ期に突入しそうで、ちょっぴり不安。柳橋さん成長はうれしいけど、成長するたび、新たな不安や心配が出てきますよね。うちは上が小学6年生になる男の子。そろそろ思春期にさしかかっていて、難しい年頃になってきたなと。
二宮さんうちは上が小3の女の子ですが、やっぱりお友達同士のトラブルは聞きますね。うえむらさん小学生になるといろいろあるんですね。二宮さん女の子の間で、文房具を交換するのが流行ってたんだよね。しかも、5人グループの全員分をそれぞれ買うってことになってたみたいで。それってお金も大変だから、私はびっくりしちゃって。それで「どうするの?」って聞いたら、「あの子には多くあげたとか、少なかったとかなるのがイヤだから断った」って。柳橋さん大人ですね!二宮さんでも、そこに至るまでは、けっこう寂しい思いもしたんだよ~。小学2年生のころ、うちの娘が仲よしだった子にそっぽ向かれたらしくって。女の子同士って集団になりたがるじゃない?それでシュンとなっている娘を見て、「そんな思いまでして一緒にいなくてもいいんじゃない」って話し合ったの。そうしたら、あるときふっきれたみたいで、気がすすまないことは断って、男の子とドッチボールするほうを選べるようになりました。千葉さん断る勇気ですね。自立心があるんですね。二宮さんでも、傷つきたくないって気持ちからって部分もあるんだよ。うちの娘は私と全然違って、しっかりして先を見通して行動するから。
■田舎で育ってきたので東京での子育てが不安です―うえむらあやのさん
――子どもの将来で心配なことはありますか?柳橋さん子どもの教育資金がどれくらいかかるのかですね。千葉さん私も! 子どもが大人になるまでどれくらい必要なのか、本当のところが知りたいです。昨年マイホームを購入したんですが、イレギュラーがあったときのことを考えると不安で。節目節目で必要なお金はどのくらいなのか、ぶっちゃけ今みなさんはどれくらい貯金があるのかが、気になりますね。柳橋さん教育資金がどれだけたまっているか、どれだけ貯めるつもりなのか、なかなかお金のことってリアルに聞けないもんね。うえむらさん私は自分がのんびりとした田舎で育ってきたせいか、東京での子育てが不安。東京で育てるのでできればなるべく自然に触れさせてあげたいと思い、娘が生後9カ月ごろ公園で落ち葉を集めて娘に触わらせていたら「そんな汚いところに小さい子を座らせるなんて!!」と、年配の女性に怒られたことがあるんです。泥んこ遊びに木登りで育ったわたしには、その感覚が分からなくて……。柳橋さん私も北海道の大自然に育ってきたので分かります!小学生男子に「ゲームばっかりしてないで、公園に行ってボール遊びでもしてきなさい!」って言っても、実際公園にはボールで遊んでいる子どもなんていなくて。うえむらさんお受験は当たり前なの?とかも気になります。二宮さん23区内だと中学校受験する子が多いのかな。柳橋さんほんの近所なのに、子育ての感覚が違うっていうのもありますよ。例えば、うちの小学校はのんびりしているけど、ちょっと都会の隣の小学校ではゲームセンターや友達同士で食べ物屋さんに入って月に3〜4,000円使うのが当たり前になっているとか。
千葉さんそういうことを聞くと、住む場所や学校選びというのも、重要ですよね。私も田舎育ちで小学校はここ、中学はここって、選ぶ余地がなくて決まっていたから、東京だと選択肢が多いのに戸惑いますね。
■過保護にならないよう、でも寄り添うことが大切―柳橋 唯さん
――今の時代が、あまりにも自分の子どものころと違うというのもありますよね。柳橋さんそうですね、今どきの小学生だとスマホを持っているのが当たり前だったり、DSを持っていないと友達の輪に入れなかったりとかね。千葉さん小学生でスマホですか?柳橋さん地域によるけど、けっこうよく聞くよ。うちはゲームを禁止としていたときもありましたが、もうゲームなしでは友達との仲が成立しないんですよね。二宮さんDSとかだと子供同士のトラブルも多いんじゃない?柳橋さん小1〜2のときはカセットをあげたとか貸したとかでトラブルがあったみたいで。最近はなくなりましたけど、そういったトラブルがより巧妙になっていく気がしますね。うえむらさん大きくなると、赤ちゃん時代とはまた別の心配が出てきますね。柳橋さんどんどん自分の世界を構築していくから、親が介入できなくなってきますよね。うちの子ももう何聞いてももう「別に」ですもん(笑)。二宮さんでもやっぱり子どもには手におえないことがあるから、問題が起きたときは、その場その場で解決していかないとね。
柳橋さん本当にそう!過保護にならないよう、どこまで見守って寄り添っていくかですね。二宮さん「ママ、聞いて」というときは、家事の手をとめてでも聞くことにしてるんだ。「ちょっと待って」って言いがちだけど、その瞬間に言いたいことをタイミングを逃さず聞くことが大切だと思うから。千葉さんなかなかそれが難しそうですね。二宮さん自分の時間はあとでどうにでもなるけど、子どもの「話したい」という意思はそのときだけだからね。柳橋さん毎日子どもの顔をきちんと見ていると、小さなサインにも気づけますよね。………………………………………(完)