カーペットの掃除どうしてる？具体的な掃除方法とは？

■カーペットをしっかり掃除したい場合の掃除方法は？

掃除機だけでは取り除けない汚れは、拭き掃除をしてみてはいかがですか？

・しっかり掃除をしたいときに用意するものは？

掃除機だけでは、どうしてもすべてのごみや汚れを取りきれない場合も…。そういうときは、月に1回程度カーペットの拭き掃除を行うとより効果的ですよ。粉末中性洗剤100倍に薄めた洗剤液と乾いたキレイな雑巾を数枚用意しましょう。作業するときはゴム手袋を装着して。カーペットを乾かさないといけないので、天気の良い日を選んで試してみてくださいね。

・しっかり掃除をしたいときの掃除の手順とは？

洗剤液をキレイな雑巾に染み込ませ、固く絞ってカーペットを拭きます。最初は毛並みに沿って、次は逆目に。力を入れて拭いていきましょう。雑巾は常にキレイに保ち、こまめにすすぐのがポイント。ひととおり拭いたら、お湯だけで固く絞ったキレイな雑巾で洗剤拭き取ります。この拭き取りをしっかり行わないと洗剤が残ってしまい、かえって汚くなることがあるので注意！最後に乾いたキレイな雑巾で水分を拭き取り、風を通してよく乾燥させたらOK。毎日踏んでいるカーペットには、目に見えにくい皮脂汚れも。皮脂汚れを落としたいときは、油や皮脂、タンパク質の汚れに強いセスキ炭酸ソーダを使いましょう。水500mlに対して小さじ１のセスキ炭酸ソーダを混ぜたセスキ水を使えば、皮脂汚れが落ちますよ。

■カーペットの掃除法を汚れのタイプ別にご紹介

カーペットにつく汚れはさまざま。汚れによって掃除の仕方も変わってきますよ。掃除機以外でもしっかり汚れが取れるんです！

・髪の毛やペットの毛はどうやって掃除する？

髪の毛やペットの毛などは、掃除機では取りきれないときがあります。そういう場合は、ゴム手袋をはめてパイルを逆撫でするようにカーペットをなぞります。寝ているパイルを起こす感覚で。ゴムで繊維をこすると静電気が発生して、髪の毛やペットの毛などを集められます。ラップの芯などに輪ゴムをいくつか取りつけたものでも簡単に集められますよ。あとはまとめてゴミ箱へ！

・シミを作ってしまったらどうやって取り除く？

シミはついてしまったときにすぐ取り除くのが望ましいですが、時間が経ってしまったシミには油性と水性で掃除方法が少し違います。油性の場合はベンジンやマニキュア除光液を、水性の場合はカーペット用洗剤を用意。まず、シミの周囲のカーペットにブラシをかけて奥に潜り込んでいるごみを浮き上がらせ掃除機をかけます。次に、輪ジミを作らないためシミのまわりをスプレーで湿らせます。そして、油性のシミの場合は白地のタオルにベンジンや除光液を含ませシミの部分に押しつけます。水性の場合は、シミに直接洗剤をかけ白地のタオルを押しつけます。タオルにシミの色が移ったら、この作業をシミの色が移らなくなるまで続けて。最後にシミがなくなったら、水に浸し固く絞った雑巾で汚れや洗剤などを拭き取って終了。

・嘔吐物やペットのおしっこなどの汚れはどうする？

まずは、おしっこの水分や嘔吐物を取り除き、カーペットの汚れた部分の下にタオルなどを敷きます。おしっこの場合は酢2に対して水1の割合で作った酢水を、嘔吐物の場合は塩素系漂白剤や次亜塩素酸など除菌水を霧吹きに入れ、汚れた部分に多めに吹きかけて乾いた布で叩くように拭きます。布を取り替えながら数回作業を繰り返し、ドライヤーや扇風機の風を当てて乾かしましょう。嘔吐物を掃除する場合は、掃除の前にビニール手袋とマスクを装着しましょうね。臭いが気になる場合は、寝る前にカーペット全体に重曹をふりかけ、ゴム手袋をして毛の内部まで馴染ませます。一晩置いて、翌朝に掃除機で重曹を吸い取りましょう。時間がないときは1時間くらい放置してから、掃除機で吸い取っても大丈夫。

・カーペットに潜むダニはどうやって撃退する？

60℃以上の高温に弱く死滅するダニの性質を利用して、スチームアイロンを使うと効果的。スチームアイロンで死滅させた後に粘着式クリーナーや掃除機をかければOK。カーペットから少し離してスチームアイロンをかければいいのですが、素材によっては熱で溶けてしまうものもあるので、洗濯表示を確認して。スチームアイロンを近づけすぎないよう注意してくださいね。ダニは湿気を好むので、スチームアイロン使用した後はカーペットの水分をしっかり吸い取り、乾かすことも忘れずに。

■カーペットの洗濯はどうしたらいいのかな？

カーペットの洗濯ってできるのでしょうか？できる場合は、お風呂場で丸洗いが可能です。どのような手順で洗うのか見ていきましょう。

・カーペットを洗濯するときに用意するものは？

まずは、カーペットが洗える素材かを確認しましょう。絹などの高級素材や、レーヨン、キュプラなど水に入れて縮む素材は、水洗い不可。洗濯表示記号を見て確認をし、洗い桶の記号に×がついていなかったら、そのカーペットはお風呂場で丸洗いできますよ。洗剤は、いつも使っているもので大丈夫ですが、おしゃれ着を洗う中性洗剤があれば生地には優しいので◎。洗剤の量は、洗剤の説明書きに従って。

・カーペットを洗濯する際の手順を教えちゃいます！

（1）丁寧に掃除機をかけ、シミがある部分は事前にシミを拭き取っておきましょう。（2）次にカーペットを汚れている部分を外側にして屏風折りにします。屏風折りができない場合は、普通に折ってもらって構いません。浴槽の大きさに畳むといいでしょう。（3）浴槽にお湯を張り洗剤を入れて1～2時間つけ置きします。お湯の温度ですが洗濯表示を見て、洗濯桶の絵の中や洗濯機の絵の中に数字が書いてあったら、その温度までのお湯で洗いましょう。そうしないと生地を傷めるほか、縮ませる原因になるからです。（4）つけ置きをしたら足で踏み洗いをしましょう。数回裏返しながら内側までしっかり洗って。水を含んだカーペットは重いので裏返すときはお風呂場で転げないように気をつけてくださいね。（5）足でお湯を切ったら、浴槽についた洗剤をシャワーでしっかり落としお湯を入れなおしてすすぎ洗いをします。これを3回続けてください。（6）すすぎが済んだら足で踏んで脱水を。浴槽のふちにカーペットをかけ、水が垂れなくなるまで水切りをしたら外で干しましょう。カーペットの洗濯表示に干し方の表示もあれば、それに従ってください。ない場合は物干し竿2本を使ってM字型に干すと風通りが良く早く乾きますよ。