レジンとは？初心者さん必見！基本情報や選び方、使い方まで伝授

■レジンの種類をまとめて紹介！それぞれの意味と初心者におすすめは？

レジンの種類をわかりやすくまとめました！さっそくチェックしていきましょう。

・【ナチュラルレジン】…植物由来の樹脂

ナチュラルレジンとは主に植物から分泌される天然樹脂のことです。

・【セティックレジン】…人工樹脂

セティックレジンとは人工的に作られた合成樹脂のことです。

・【レジンキャスト】…さまざまな分野で使われる合成樹脂

レジンキャストとは工業関係のデザイン試作や、歯科技工などの分野で活用されている合成樹脂です。型として使用するのはシリコンゴム。このレジンキャストに使われる樹脂はエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、2液混合型ウレタン樹脂の3種類です。

・【UVレジン】…アクセサリーやDIYなどで活躍する紫外線硬化型の樹脂

UVレジンこそ、私たちが日常で使ういわゆる「レジン」の代表で、紫外線硬化型の樹脂のこと。1液タイプのレジンで、もともとは接着や塗装などの効果促進剤として使われていました。現在は、アクセサリーやDIYなどの原料として活用されています。
硬化はUVランプを使うのが一般的です。時間はかかりますが、日光や蛍光灯、電気スタンドでもレジンを硬化できるようです。

・【エポキシレジン】…透明度が高く磨くと美しいツヤが出る熱硬化性の樹脂

エポキシレジンは、熱硬化性の樹脂のことです。こちらもアクセサリーをハンドメイドをする人にはなじみのあるレジンです。2液混合タイプのレジンで硬化させるのに少し時間はかかりますが、透明度が高く磨くと美しいツヤが出るのが魅力。UVレジンと同じように、アクセサリーやDIY用の原料として活用されています。

レジンには、いくつかの種類があることがわかりました。中でも初心者さんにおすすめなのは、“UVレジン”。UVレジンは1液タイプのレジンなので、混ぜることなく容器から出してそのまま使えます。また、UVランプを使用すれば5分程度で固まるため、とても手軽に使えます。
ただし、紫外線が届かなければ固まらないため、薄くて小さいアクセサリー作りなどからチャレンジすることをおすすめします。

■レジンってどうして固まるの？その仕組みが知りたい！

UVレジン液は、紫外線をあてると硬化してプラスチックのようになります。では、なぜUVレジンは紫外線をあてると硬くなるのでしょうか？
1液タイプのUVレジンには、硬化剤にあたる物質がいっしょに含まれています。それが光重合開始剤。この光重合開始剤に紫外線があたることで化学反応がおき、液体からゲル状の物質に、その後固体へと変化するようです。

一方、2液タイプのレジンは主剤と硬化剤を混ぜ合わせることで熱反応を起こし、硬化する仕組みになっているので、紫外線にあてなくても固まるんですよ。

■レジンでのモノ作りに必要なグッズは？

ここでは、レジンの使い道として人気の高いアクセサリー作りに必要なグッズを紹介します。初心者さんにおすすめの、UVレジンを使う際の基本グッズを見ていきましょう！

【UVレジンアクセサリー作りに必要な基本グッズ】

お好みのUVレジン液を用意。UVレジン液には、硬いプラスチックのようになるハードタイプと、柔らかく穴を空けることもできるソフトタイプがあります。

・UVライト

レジン液を固めるために、あると便利なUVライト。レジン液は紫外線を当てると固まります。そのため、初心者の方はまず日光などで作ってみてから、UVライトを購入してもいいでしょう。

・ピンセット

レジンのなかにパーツを入れる際や、アクセサリーパーツを繋げるときなどに使用します。

・ミール皿やモールド（型）

UVレジンアクセサリーは、型を使用して制作するものも。型となるミール皿やモールドにレジン液を流し入れ、UVランプにあてて硬化させます。

・アクセサリーパーツ

ピアスやネックレスなどのアクセサリーを制作する際に必要な金属パーツや、封入で使用するドライフラワーやシェルなどをお好みで用意します。

基本グッズと作りたいアクセサリーのパーツをそろえれば、簡単にアクセサリーを手作りできますよ。