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Lifestyle
ラベンダーの育て方って知ってる?コツを丸ごとチェック
コツや注意点なども合わせてチェックしてきましょう。
■ラベンダーとはどんな植物なの?
ラベンダーは身近なお花ですが、一体どんな特徴や効果があるのでしょうか。ここではラベンダーの基礎をご紹介します。
・ラベンダーの種類
ラベンダーの種類と特徴をみていきましょう。<ラバンドラ・アングスティフォリア>ラバンドラ・アングスティフォリアはイングリッシュラベンダーに分類される種類で、寒さや乾燥に強いのが特徴です。逆に高温多湿には弱いため、北海道などの寒冷地での栽培に向いています。<ラバンドラ・デンタータ>ラバンドラ・デンタータはフリンジドラベンダーに分類される種類です。「デンタータ」とは「歯のような」という意味で、歯が並んでいるような見た目が特徴的。寒さにやや弱い傾向にあり、暖地向けとされています。<ラバンドラ・ピンナタ>ラバンドラ・ピンナタはレースラベンダーに分類されていて、レースのような細かな切れ込みが入っているのが特徴です。寒さに強くないため、冬場は霜の当たらない場所で育てると◎。花が終わるころに刈り込むとどんどん新しい花芽が出てきます。<ラバンドラ・ストエカス>ラバンドラ・ストエカスはフレンチラベンダーの一種で、ウサギの耳のような花穂が特徴です。香りはほかの種類に比べて弱いですが、ドライフラワーや花壇、鉢植えでの栽培に向いています。暑さに強く夏も楽しめる種類で、暖地でも比較的育てやすいそう。紹介した以外にも、たくさんラベンダーには種類があります。
・香りの効果
ラベンダーの香りには鎮静作用があるといわれていて、リラックス効果が期待できます。ストレスを感じているときや、不安や緊張があるときに香ると良いかもしれませんね。
■ラベンダーの育て方
それではラベンダーの育て方をみていきましょう。
・初心者におすすめの種類
初心者がラベンダーを育てるときは、暑さにも寒さにも強いラバンディン系を選ぶと良いでしょう。ラバンディン系とは、アングスティフォリア系とスパイカ系を交配して作られた系統です。もともと暑さに弱い傾向にあるラベンダーですが、ラバンディン系は比較的暑さに強いため育てやすいそう。
・育てるときの環境
ラベンダーは育てるときの環境も大事です。日当たりと風通しの良い場所を選ぶのがポイント。高温多湿に弱い品種を育てる場合は、西日が当たらない場所を選ぶようにしましょう。水はけの良い土壌を作ることも必要になってきます。
・水やりの頻度
水やりは、朝土が乾いていたらたっぷりしましょう。葉が少し垂れ下がってきたころが水やりのタイミング。過湿にしすぎないような水やりが大切ですが、開花中は水切れしないよう注意が必要です。
・地植えの場合のコツ
ラベンダーを地植えする場合は、土作りがポイントに。ラベンダーは根が深く伸びるため、なるべく深く土を耕す必要があります。さらに、土をハーブ向きにしておく必要があるため、肥料を与えて土壌改良しておくと良いですよ。耕した土に肥料を入れてしっかり表面をならします。およそ一週間土を落ち着かせてから苗を植えましょう。
・鉢植えの場合のコツ
鉢植えの場合は植木鉢のサイズ選びが重要です。大きすぎると水はけが悪くなり過湿の原因に。5号程度の大きさがラベンダーの栽培には向いています。また、初心者には種植えよりも苗植えの方が根づきが良く、香りも変化しにくいためおすすめ。成長してきて鉢がきつそうになってきたり増やしたくなってきたら、5月~6月、9月~10月の間で挿し木をすると良いそうですよ。
・剪定方法
ラベンダーは開花後に剪定をすることで、そのあとの成長が良くなります。剪定のポイントは、花茎と風通しを良くするための枝を剪定することです。花茎の剪定は終わった花茎の下に出ている新芽の上でカットします。風通しを良くするための剪定は、まず地面についている枝をカット。そのあとで古い枝を減らし、風通しを良くすると良いそうですよ。
・注意点
ラベンダーを育てる注意点として、害虫や病気が挙げられます。風通しの悪い場所で育てていると「うどんこ病」というものになることも。茎や葉が白い粉に覆われてきていると病気の可能性があるそうですよ。雨が続く時期は鉢植えだと室内に入れるなどして病気への可能性を防ぎましょう。また、4月~5月の時期にはアブラムシという害虫も現れます。見つけ次第駆除が必要です。