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ごめんなさいが言えない子どもの心理。素直に謝る心の引き出し方

Baby&Kids

ごめんなさいが言えない子どもの心理。素直に謝る心の引き出し方

vol.1317【1日1成長お母さん】強要するより相手の気持ちを想像させ、善悪の判断を導こう

「ごめんなさい」を心から言える子に育ってほしければ、無理やりは控えよう

子どもは、悪いことをしていると認識しているのに「ごめんなさい」を言わないことがあります。そんな子どもに対してイライラし、怒って謝るのを強要してしまった経験のあるお母さんもいることでしょう。兄弟げんかやお友だち同士でのけんか、いたずらなどは日常の中でよくある出来事です。親としては謝ろうとしない我が子に「ごめんなさいは?」と無理やり言わせがちですが、それでは逆効果になってしまうことが多いでしょう。

お母さんの焦りが事態の悪化をまねく。頭ごなしに叱るほど意地を張る子ども

S君は5歳の男の子。お友だちと公園で遊んでいると、滑り台の順番をめぐってけんかになってしまいました。その時、強引に進むS君がお友だちを押して転ばせてしまいます。「ごめんなさいは?」つい焦って謝らせようとすると「言わない!」とS君は不貞腐れます。そして叱れば叱るほど意地を張り続けるのです。転ばされたら痛いと分かっているのに、お友だちに優しくできないのは性格が悪いのかしら?とお母さんは心配になります。

「どうしたかったの?」で隠れた気持ちを引き出して受け止めてあげよう

5歳は相手の気持ちもわかり始める時期。素直に謝れないときは、その子なりの理由があるのでしょう。気持ちを理解されずに頭ごなしに怒られたら素直になれないこともあります。そんなときは「S君はどうしたかったの?」と尋ねてみましょう。「先にすべりたかったの」と素直な気持ちを引き出せるでしょう。「先にすべりたかったのね」と気持ちを受け止めたら「危ないから順番は守ろうね。お友だちは押さずに言葉で伝えようね」と子どもの気持ちに共感した後で“行動”を正すのです。

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