【まいにち和菓子ごよみ】“三笠野”ってどんなお菓子？【2月17日】

■“三笠野”ってどんなお菓子？

三笠野(みかさの)は大分にある但馬屋老舗のお菓子。一枚ずつ作られるカステラ生地にこしあんが挟んであります。

さて、昔、岡藩八代中川久貞公が非常に好きだったお菓子に、奈良の燧焼き(ひうちやき)というものがあります。十代久貴が、当時の御菓子用達であった但馬屋老舗の初代、但馬屋幸助に燧焼きをモチーフに作らせたのが「三笠野」です。

以降、歴代藩主のお茶の友として200年以上親しまれてきました。お菓子の名前は奈良の三笠山・春日野にちなんでいます。
 

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