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フライパンの焦げを簡単に落とすには?焦げる原因や予防策についても

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Lifestyle

フライパンの焦げを簡単に落とすには?焦げる原因や予防策についても

「フライパンに焦げがこびりついてなかなか取れない…」と困った経験のある方も多いのではないでしょうか?フライパンは、家庭でも登場することが多い調理器具ですよね。せっかくお気に入りのフライパンを買ったのに「焦げついてショック!」なんてときもあわてないで大丈夫。今回はフライパンの焦げつきの簡単な落とし方をご紹介します。焦げ予防のポイントも解説するので、しっかり覚えておきましょう。フライパンの焦げは、フライパンの素材別に取り方や予防策が異なります。自分の使っているフライパンの素材は何か、あらかじめチェックしておきましょう!

■フライパンが焦げつく原因って?

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フライパンが焦げるのはどうしてなのか知っていますか?主な原因は強すぎる火力ですが、焦げつきには他にもさまざまな原因が考えられます。ここでは4つのポイントに絞って見ていきましょう。

・油が不足している

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まず考えられるのは、油不足です。油は食材とフライパンの間でクッションの役割をします。そのため、少なすぎると食材が必要以上に熱せられ、その結果焦げついてしまうのです。
健康上の観点から使う油の量を少なくする方もいると思いますが、焦げつかないようにするためには減らしすぎに注意しましょう。

・フライパンが劣化している

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新品のときは気にならなかったのに、最近なんだか焦げつきやすくなったと感じることはありませんか?フライパンが劣化していることも、焦げつく原因の一つです。フライパンの表面には、使っているうちに傷がついていくもの。経年劣化が進むと焦げつきやすくなってしまうことがあります。
この場合はフライパンの寿命と考え、買い替えも検討してみましょう。

・鉄製フライパンの場合

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鉄製のフライパンが焦げつく原因は、予熱温度と油の量が考えられます。調理前に高温で加熱して、フライパンの水分をしっかり飛ばしましょう。そのあとにたっぷりの油を引いて、馴染ませておくことも大切です。

また、調理後に洗剤を使って油をこすり洗いしすぎないことがポイント!鉄製のフライパンは使っているうちに表面に油の膜ができ、焦げを防いでくれるようになっているんですよ。

・表面がコーティング加工されたフライパンの場合

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テフロン加工やセラミック加工など、表面がコーティングされたフライパンは焦げつきにくいのが特徴です。しかし、硬いタワシなどでこすり洗いを繰り返していると、表面が傷ついてコーティングがはがれてしまいます。そのはがれた部分に食材が焦げつきやすくなるのです!

また、コーティングは急激な温度変化にも弱いもの。熱々のフライパンを冷水で洗うと、フライパンの寿命を縮めることになるので気をつけて。
 

■フライパンの素材別!焦げつきの簡単な取り方とは

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焦げの取り方は、フライパンの素材ごとに異なります。「食器用洗剤を使って一生懸命こすったのに焦げが落ちなくて困った…」という経験がある方は必見です!
ここでは、ステンレス製・アルミ製・鉄製・テフロン加工の4種類のフライパンについて、焦げの取り方を解説します。

・【ステンレス製フライパン】焦げ落としにおすすめなのは「重曹」

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ステンレス製のフライパンには、おうち掃除の定番「重曹」を使いましょう。アルカリ性の性質を持つ重曹は、油汚れなどの酸性の汚れを中和して落ちやすくしてくれるんです。フライパンに水を張り、大さじ1~2の重曹を振り入れます。そのまま火にかけ10分ほど沸騰させます。箸や木べらを使って簡単に焦げが取れますよ。重曹の代わりに「セスキ炭酸ソーダ」を使ってもOK!調理後に簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

ちなみに重曹をアルミ製のフライパンに使用するのはNGです。アルミ製のフライパンの表面にある「酸化皮膜」という膜が重曹によってはがれてしまい、黒ずんでしまうので気をつけて。アルミ製のフライパンの焦げ落としの方法は次でご紹介しますね。

・【アルミ製フライパン】焦げ落としにおすすめなのは「お酢」

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アルミ製のフライパンには、「お酢」を使うと焦げつきを落とせます。お酢は料理に使う調味料ですが、焦げの掃除にも適したアイテムです。お酢に含まれる酢酸が、焦げの正体であるタンパク質を分解してくれますよ。

はじめに、台所用洗剤にお酢を少し混ぜたものをフライパンの焦げつきが隠れる程度入れます。そのまま火にかけ、沸騰したら火を止めて冷めるまで放置。スポンジなどで軽くこするか、フライパンを乾かしたあとに布で軽くこすると焦げが取れます。お酢の代わりに「クエン酸」を使っても◎

・【鉄製フライパン】焦げ落としにおすすめなのは「塩」

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鉄製フライパンの場合、まずは空焚きしてみるのがおすすめです。フライパンを強火にかけ、煙が出なくなるまで加熱します。焦げをさらに焦がして炭の状態にするのがポイント!そのあと水に浸けて、金属製のへらやたわしでこすると焦げが落ちやすいですよ。

それでも落ちない場合は、「塩」を使ってみましょう。乾いたフライパンの焦げに塩を一掴み振りかけ、火にかけます。熱くなったら、そのまま布巾やキッチンペーパーでこすってみてください。塩は粒子が粗いため、研磨剤の役割になって焦げをこすり落としてくれます。

・【テフロン加工のフライパン】焦げ落としにおすすめなのは「お湯」

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テフロン加工は繊細なので、強くこすって焦げを落とすのは厳禁。せっかくの加工がはがれて余計に焦げつきやすくなってしまうからです。テフロン加工のフライパンには「お湯」を使うのがおすすめ。フライパンに水を張って中火にかけます。沸騰したら火を止め、一晩置いてあとはスポンジでなでるだけ。沈着した汚れを取り除けるので、テフロン加工の効果が復活します!

気をつけてほしいのは、テフロン加工のフライパンは高温に弱いため「空焚き」がNGということ。フライパンの寿命を縮める原因になってしまうので覚えておくといいですよ。

■フライパンが焦げつかないようにするためのポイントは?

そもそもフライパンに焦げをつきにくくすれば、焦げ落としに苦労しませんよね。ここからは、フライパンの素材別に焦げ予防のポイントを紹介します。

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・鉄製フライパンの場合

鉄製のフライパンは「油ならし」が最も重要なポイント。使い始める前に、フライパンの表面に多めの油を入れて中火で2~3分加熱。油をしっかり馴染ませておきましょう。

また、使い終わったあとはすぐにお湯で洗うのがコツ。水気を拭き取ったら、キッチンペーパーを使ってフライパン表面に薄く油のコーティングをしておくといいですよ。
 

・アルミ製やステンレス製フライパンの場合

アルミ製やステンレス製のフライパンで気をつけたいのは、油の量と火力の強さ。まず油の量は、フライパン全体に馴染むようたっぷり使いましょう。そして強すぎる火力にはご注意を。

熱が伝わりやすいアルミ製も、熱が伝わりにくいステンレス製も、どちらも強火で調理すると焦げつきやすいのが特徴。中火までの火力でゆっくりと全体に熱が行き渡るように調理するのがおすすめです。
 

・コーティング加工のフライパンの場合

コーティング加工されたフライパンは焦げつきにくいのが魅力ですが、傷つきやすいという特徴があります。強火調理や空焚きはNG。また、こすり洗いのやりすぎに注意すれば、コーティング加工を長持ちさせられますよ。

さらに、ステンレス製のフライ返しやへらを使っていると傷がつく原因にもなるため、シリコン製のものなどを使用するなど工夫してみましょう。

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