フロントガラスの凍結防止は100均でもできる！対策方法やおすすめ商品紹介

■どうして車のフロントガラスが凍結するの？

前日に雨や雪が降ったわけではないのにフロントガラスが凍結することもありますが、これは夜間に冷えた空気に含まれる水分が凍ってできる霜が原因。
寒い日でも日中は太陽が出ているため、空気は温かい状態です。しかし夜になると放射冷却現象によって一気に温度が下がります。同時に地表面の空気も冷やされて霜が発生。よってフロントガラスが凍結してしまうのです。
凍結を防止する手っ取り早い方法は、事前に霜が降りることを知っておくこと。気象庁では霜注意報を発表しているので、フロントガラスの凍結が心配な方は頻繁にチェックするのがおすすめです。

また、フロントガラスが凍結するのにはいくつか条件があります。

1. 夜間から朝にかけてずっと晴天である
2. その間風がない
3. 早朝の気温が5度以下で、フロントガラスが0度以下になる
4. 雨が降った日が近く、空気が乾燥しすぎていない

上記の条件を頭に入れておくと、万が一凍結してしまっても冷静に対処できるかもしれません。

■フロントガラスの凍結防止対策

では、フロントガラスの凍結を防ぐにはどのような方法があるのでしょうか？ここでは、凍結を事前に防止する方法を解説します。

・凍結防止シートで覆う

「凍結防止シート」は、カー用品を扱うお店やネットでも比較的手頃な価格で販売されています。霜が降りそうだな、という日にフロントガラスにかけておくだけで効果抜群！凍結防止とともに、霜よけカバーにもなるのでとっても便利ですよ。また、車に雪が降り積もっても、乗るときに凍結防止シートを取り外すだけでフロントガラスの視野をすぐに確保できます。

・手持ちの毛布、バスタオルを使う

凍結防止シートを購入する手間を省きたい方におすすめなのが、家にある毛布やバスタオルを使う凍結防止法。こちらもフロントガラスを覆うだけで、凍結防止シートと同じ効果が得られます。覆うときは、風で飛ばされないように重石代わりにペットボトルを置いたり、ガムテープでとめておいたりするとよいでしょう。
ただし、毛布やバスタオルは凍ってフロントガラスに張りつくことがあるので、注意が必要です。

・事前にフロントガラス用撥水剤を使う

フロントガラスに霜がつかないように、撥水剤を吹きかけておくのも効果的です。ネットでもさまざまな撥水剤は販売されています。おもにシリコーン系とフッ素系の2種類あるので、自分の車や生活スタイルに合う撥水剤を使用するとよいでしょう。

■フロントガラスが凍ってしまったらどうする？

凍結防止が間に合わず、フロントガラスが凍ってしまった！というときは慌てず、以下の方法を試してみてください。

・専用アイテムで霜を丁寧に剥がす

凍結していまったら、専用のスクレーバーで霜が薄くなるまで剥がしましょう。焦って専用のもの以外のアイテムで剥がしてしまうと、フロントガラスを傷つけてしまうこともあるので注意してください。
ただし、この方法は霜が取れるまで時間がかかるので寒さに耐える忍耐力が必要です。

・ぬるま湯をかける

霜を取る最も簡単方法は、ぬるま湯をかけること。早く溶かそうとして熱湯をかけてしまいがちですが、温度差でフロントガラスが割れたり再凍結したりするのでぬるま湯を使ってください。温度は30～40度がよいでしょう。
ただし、ぬるま湯をかけたあとにしっかりと水分を拭き取らないと、運転中に再び凍結する恐れがあります。

・解氷スプレーを使う

解氷スプレーは、素早く霜を溶かしてくれるスプレー。ネットでも販売されています。寒い地域に住んでいてフロントガラスが凍結しやすい方は、持っておくと便利です。

・解氷ウォッシャー液を使う

ネットやカー用品店で手に入る解氷ウォッシャ―液もフロントガラスの霜取りに効果的です。使い方はフロントガラスに解氷ウォッシャ―液をかけて、ワイパーを動かすだけ。寒い外で作業することなく簡単に霜が取れるので、凍結したときはぜひ試してみてください。

■フロントガラスの凍結対策に！100均おすすめアイテム

ここからは、100均の『DAISO（ダイソー）』や『Can Do（キャンドゥ）』で手に入る凍結防止グッズを紹介します！

・ 【ダイソー】アルミ保温シート（70×120cm）

ダイソーの「アルミ保温シート（70×120cm）」は、フロントガラスの上に広げておいておくことで外気から守ってくれるアイテムです。冬以外でも、日よけとして使えるので便利ですよ。厚手のアルミシートなので、乗車するときに雪が降り積もっていてもサッと払えます。フロントガラスに乗せるときは、ズレ落ちないよう重石代わりにペットボトルを置いたりガムテープなどで貼ったりして固定しましょう。

商品名：アルミ保温シート（70×120cm）
価格：110円（税込）
商品サイズ：70×120cm
材質：アルミ蒸着フィルム 発泡ポリエチレン

・ 【キャンドゥ】発泡レジャーシート アニマル

キャンドゥの「発泡レジャーシート アニマル」は、アルミ保温シートと同じ要領で使えます。厚みがなく風で飛びやすいので、重石やガムテープでしっかり固定しましょう。かわいいアニマル柄は見た目も良く、気分が上がりますよ！防水加工ではないので、次使うときのために濡れたら乾かすようにしましょう。

商品名：発泡レジャーシート アニマル
価格：110円（税込）
商品サイズ：60×120cm
カラー：ブルー、グレー
材質：発泡ポリエチレン､ポリプロピレン

・ 【キャンドゥ】アルコール除菌スプレー300ML

凍結対策をしていたけど、フロントガラスが凍っちゃった！というときに便利なのが、アルコールスプレーです。なんと、霜はアルコールを吹きかけると一瞬で溶けるのです。キャンドゥの「アルコール除菌スプレー300ML」は、凍ったフロントガラスに吹きかけやすいスプレータイプ。300mlと大容量なのでコスパ抜群。アルコール液と好みのボトルを購入して、自作のアルコールスプレーを使うのもおすすめです。

商品名：アルコール除菌スプレー300
価格：110円（税込）
商品サイズ：約8×5×19cm
容量：300ml

・ 【ダイソー】ガラスクリーナー300ml

ダイソーの「ガラスクリーナー300ml」も、成分にアルコールの一種であるエタノールが含まれているため凍結してしまったときに役立ちます。使い方は同じく凍ったフロントガラスに吹きかけるだけ。もともと洗車用クリーナーとして販売されているので、車を洗車するときにも使えて一石二鳥！

商品名：ガラスクリーナー300ml
価格：110円（税込）
商品サイズ：約5.2×5.2×21cm
容量：300ml

・ 【ダイソー】洗車用ふきあげクロス（PVA）

ダイソーの「洗車用ふきあげクロス（PVA）」は、水分をよく吸うPVA素材のクロス。凍ったフロントガラスにぬるま湯をかけて溶かしたあと、このクロスで水分をしっかり拭き取ると跡が残らずキレイに拭き取れます。フロントガラスが汚れていると視界が悪くなるため、運転時は大変危険です。視界をしっかり確保するためにも、このクロスを使ってキレイに拭きましょう。

商品名：洗車用ふきあげクロス（PVA）
価格：110円（税込）
商品サイズ：32×43cm
材質：ポリピニルアルコール

■ あわせてチェック！凍結防止カバーのおすすめ3選

100均の凍結対策アイテムを紹介しましたが、専用の凍結防止カバーも多数販売されています。その中からおすすめを3選ご紹介します。100均の物に比べて値段は少し張りますが、その分効果抜群ですよ。

・ 【ShinePick】カーフロントカバー

表面に撥水加工を施したポリエステル生地の凍結防止カバーです。裏面は遮光率99％のUVカットシルバーコーティング素材！凍結防止の他に日よけとしても使え、さらに雨・風・落ち葉・砂埃などからもフロントガラスを守ります。6枚の磁石でしっかり車に固定できるので、短時間で設置できるのも魅力です。

商品名：カーフロントカバー
価格：1,599円（税込）
商品サイズ：215×125cm
色：ブラック
材質：210D防水PU接着剤コーティング銀布（磁石内蔵）

・ 【DIZA100】フロントガラス凍結防止シート MJ-DXZ

このシートには上部と下部に8枚の磁石が内蔵されいるため安定性に優れています。
シートは高品質な材質が4層にもなっているため凍結防止や防風に最適！表面は傷つきにくく燃えにくい材質のPEVAアルミ箔を使用しており、耐久性も抜群です。

商品名：フロントガラス凍結防止シート MJ-DXZ
価格：1,700円（税込）
商品サイズ：24×35×8 cm
色：シルバー
材質：PEVAアルミ箔（外部）、スパンレース綿・経緯綿（内部）、不織布（底部）

・ 【QcoQce】カーフロントカバー SUV車／軽自動車S

こちらは軽自動車にも使えるサイズを展開している凍結防止カバー。使用時にズレないよう磁石が内蔵されているのはもちろん、フロントドアに挟める固定用の耳がついているため盗難も防止できるのがうれしい仕様です。防風や日よけにもなり、落ち葉や雪からフロントガラスを1年中守ってくれますよ。

商品名：カーフロントカバー SUV車/軽自動車適用S
価格：2,000円（税込）
商品サイズ：193×141×118cm
材質：PEアルミ箔、パンチコットン、シルクコットン、不織布

■凍結防止カバーでストレス軽減！

寒い冬の朝は、フロントガラスの霜取り作業はなるべくしたくないですよね。朝のストレスを減らすためにも、ここで紹介した凍結防止対策や、役立つアイテムをぜひ活用してくださいね。また、気象庁の霜注意報は凍結防止に役立ちます。凍結防止カバーを使う日の目安として、こまめにチェックしておくとよいでしょう。