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安全なキャットフードのおすすめランキング8選！添加物や生産国を徹底比較

2023.11.18

安全なキャットフードを選ぶためには、使用されている原材料や添加物を確認することが大切です。今回は安全なキャットフード8選を、おすすめランキング形式でご紹介します。ヒューマングレードやグレインフリーについても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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■【獣医師監修】安全なキャットフードの選び方6つ

安全なキャットフードを選ぶ際の基準は次の6つです。

添加物
生産国・生産工場
原材料
栄養バランス
食いつき
続けやすさ

以下で詳しくご紹介します。

・添加物の有無で選ぶ

安全なキャットフードを選ぶ際は、危険な添加物が含まれていないかを確認しましょう。添加物のなかには、アレルゲンや発がん性が示唆されている成分があるからです。
危険な添加物には次のようなものがあります。

添加物	発がん性が疑われている酸化防止剤
BHA・BHT	プレバイオティクス
亜硝酸ナトリウム	発がん性が疑われている発色剤
赤色102号	アレルギーを起こす可能性がある着色料
グリシリジン・アンモニエート	人間の食品への使用が禁止されている甘味料
プロピレングリコール（※）	赤血球の異常を引き起こす可能性がある保湿剤

しかし、すべての添加物が危険というわけではありません。添加物にはキャットフードの酸化を防いだり、猫ちゃんに足りない栄養素を補ったりする役割があります。添加物の役割や効果を確認し、必要かどうかを判断することが大切です。

※ 日本のペットフード安全法では猫用フードへの添加が禁止されています。

・原産国や生産工場で選ぶ

安全なキャットフードを選ぶ際は、原産国の安全基準や、工場が認定を受けているかを確認しましょう。なぜならペットフードに関する法律や製造のガイドラインが、国ごとに異なるからです。
ヨーロッパは、ペットフードに関してしっかりとした法律が定められています。原材料は農薬や添加物まで細かくチェック、製造工場はFEDIAF（欧州ペットフード工業連合会）によって衛生管理の厳しい基準が設けられています。
対して、日本のペットフードの安全性は、ヨーロッパに比べ低いと言われています。日本ではペットフードが食品扱いとなっていないからです。ヨーロッパと比べると添加物の使用基準がゆるく、人間の食品では禁止されている添加物が使用されている場合があります。
しかし、国産のペットフードが危険というわけではありません。「ペットフード安全法」や「ペットフードの表示に関する公正競争規約」により、事業者の記載義務や、成分表示についての規約が定められているからです。
国産のペットフードにも、国産原材料のみを使用した製品や、人間でも食べられるヒューマングレードの製品など、安全にこだわった製品は数多くあります。また、日本の飼育環境にあった、室内飼い向けや湿気対策に優れたパッケージは、国産ならではのメリットと言えるでしょう。

・原材料で選ぶ

安全なキャットフードを選ぶ際は、次の3つの原材料に注意しましょう。

・あいまいな名称の主原料
・穀類
・アレルゲンとなる食材

キャットフードの原材料には、肉副産物や動物性油脂など、あいまいな表現を使用しているものがあります。これらの表記は、「4Dミート」と呼ばれる死にかけの家畜の肉を誤魔化すために使われていることもあるため、注意が必要です。
さらに、穀物の含有量にも注意が必要です。猫ちゃんは肉食動物なので、穀物の消化が得意ではありません。炭水化物が40％以上含まれているフードは、消化機能の低下や高血糖を引き起こすことも。
そのため、猫ちゃんには穀類よりお肉メインの食事がおすすめ。お肉には必須栄養素である「タウリン」「アラキドン酸」「ビタミンA」が多く含まれているからです。これらの栄養素は体内では生成できないため、生きていくためにも食事から摂取する必要があります。
ちなみに、穀物を一切含まないフードはグレインフリー、小麦を含まないフードはグルテンフリーと表示されているので、確認しておくと良いでしょう。
また、人間と同じく猫ちゃんにも食物アレルギーがあるため、注意が必要です。主に、小麦・鶏牛豚肉・卵・乳製品などが比較的アレルギーを起こしやすい食材とされています。
しかし、該当する食物アレルギーでなければ問題はありません。実際にこれらが入っていないものを選ぼうとすると選択肢がかなり限られてしまうので、病院でアレルギーと言われた場合に検討すると良いでしょう。

・栄養バランスで選ぶ

安全なキャットフードを選ぶ際は、パッケージの成分分析表示を確認しましょう。成分分析表示とはキャットフードに含まれる栄養成分の割合を表したものです。
成分表示には「ペットフードの表示に関する公正競争規約」により「5大栄養素（タンパク質・脂質・繊維質・灰分・ビタミン）と水分」の含有量の表示が定められています。
〈5大栄養素と水分の含有量の表示〉

栄養素	含有割合
タンパク質	30％以上
脂肪	9％以上
繊維質	10％以下
灰分	10％以下
水分	10％以下

タンパク質は体の基礎となる必要不可欠な栄養であり、脂肪はエネルギー源、食物繊維は腸内バランスを整える役割があります。
なかでも、ミネラル（灰分）は、猫ちゃんにとって、特に重要な栄養素です。ミネラルは、歯や骨をつくったり、血圧や筋肉を調節したりする役割がありますが、体内で合成されないため食事から取り込む必要があります。
このとき注意したいのが、カルシウム・リン・マグネシウムのバランス。それぞれ「1.2：1：0.08」の比率が推奨されています。ミネラルバランスが崩れてしまうと、尿路結石や腎疾患になりやすくなると言われているため、気をつけましょう。
例えば、マグネシウムに偏った食事を与えていると、おしっこがアルカリ性に傾くことで結石ができる「ストルバイト尿石症」という病気にかかりやすくなります。一方で、マグネシウムを制限した食事にすると、血中のカルシウムが多くなることで結石ができる「シュウ酸カルシウム尿石症」にかかりやすくなってしまうので、バランス良く摂取することが大切です。
しかし、成分表示の規約では、ミネラルの内訳に関する記載は義務付けられていません。ミネラルのバランスが気になる場合は、カルシウム・リン・マグネシウムの含有量がしっかり記載された商品を選ぶと良いでしょう。

・食いつきで選ぶ

安全なキャットフードを選ぶ際は、食いつきの良さを確認しましょう。猫ちゃんがおいしいと感じるキャットフードには次の3つの要素が大きく関係しています。

香り
食感
動物性タンパク質の含有量

香りは、食いつきを左右する重要な要素です。猫ちゃんは嗅覚に優れているので、食べる前に香りで美味しさを判断します。特に魚や鶏肉などを多く使っている商品は、お肉の香りがしっかりするので食いつきも抜群です。
しかし、なかには人工的な香料によって食いつきを良くしているフードがあります。添加物を使用していない自然な香りで食いつきの良い商品を選びましょう。
食感にも、猫ちゃんの好みがあります。カリカリした硬めの粒を噛み砕くのが好きな猫ちゃんから、しっとりした軟らかめのフードが好きな猫ちゃんまでさまざま。食いつきを見ながら猫ちゃんの好きな食感のフードを選んであげましょう。
また、猫ちゃんは動物性タンパク質の含有量が多いキャットフードに対して、食いつきが良い傾向にあります。これは、動物性タンパク質に含まれる「アミノ酸（旨味成分）」をおいしいと感じているからです。

・続けやすさで選ぶ

キャットフードを選ぶ際は、続けやすさも大切です。いくら高品質でも価格が高いと負担が大きく、続けられなくなってしまいます。
しかし、安さだけを重視すると、粗悪なキャットフードを購入してしまうリスクがあります。価格と品質のバランスを考えて、猫ちゃんにあったコスパの良いフードを選びましょう。
ちなみに、キャットフードには、初回割引や定期便割引を利用できる商品が多い傾向があります。上手に活用して、お得にキャットフードを購入すると良いかもしれませんね。