【仏滅の意味】六曜の仏滅とはどんな日？やっていいこと・やってはいけないことも

■仏滅の日にやっていいこと

ここまで仏滅は、1日を通して凶であると解説してきましたが、そんな中でもやっていいことがあります。仏滅にやるといいことについて紹介していきましょう。

＜仏滅の日にやっていいこと＞

• ・お葬式
• ・法事
• ・お墓参り

詳しく見ていきましょう。

・お葬式

六曜は宗教と関連性がないとされているため、宗教的な意味のあるお葬式を仏滅に挙げても問題はありません。「仏滅だから」「縁起が悪いから」と、お通夜やお葬式の日取りを意識しすぎる必要はないでしょう。

六曜の中でお葬式の日取りを決める際に意識するものといえば、仏滅ではなく「友引」です。友引は「友を引いて行く」といわれているため、亡くなった方が友人をあの世に連れて行ってしまうという解釈がされています。そのため、六曜を意識する方は友引を避ける傾向にあるのです。
友引の日は、葬儀場や火葬場が休みのところが多いので、必然的に友引以外の日に行うことになるでしょう。

・法事

前述したように、六曜と宗教は関係がないので、法事を執り行っても問題はありません。有名なお経の中には、「仏様の教えの中には、良い日悪い日を選ぶことはない」という記述があるほど、仏事と六曜は関係ないようです。

・お墓参り

お墓参りも、仏滅などの六曜を気にする必要はありません。こちらも前項と同様に、六曜と宗教は無関係だからという理由です。

■仏滅の日にやってはいけないこと

続いては、仏滅の日にやってはいけないことについて紹介します。

＜仏滅の日にやってはいけないこと＞

• ・入籍
• ・結婚式
• ・引っ越し
• ・お祝い
• ・お見舞い
• ・契約
• ・納車

詳しく見ていきましょう。

・入籍

仏滅は「何をしても上手くいかない日」とされているため、不吉なイメージから入籍を避ける方が多い傾向にあります。そのため、終日安泰な「大安」と、友を幸せに引き込む「友引」に入籍される方が多いといわれているのです。
とはいえ、仏滅に入籍したからといって結婚生活が必ずしも上手くいかないというわけではなく、どうなるのかは自分たち次第なので、そこまで深く考える必要はないでしょう。

・結婚式

結婚式に最も適しているとされるのは大安で、すぐに予約が埋まってしまうほど人気です。仏滅は結婚式には避けたほうがいいといわれる日。
しかしその分、仏滅に結婚式を挙げると、予約が取りやすかったり、費用が安く抑えられたりなどさまざまな恩恵が受けられるメリットもあります。

・引っ越し

基本的に引っ越しは、仏滅と赤口は避けるべきとされています。結婚式と同様に人気なのは大安ですが、引っ越し業者によっては価格が上がる傾向に。
その反面、仏滅なら価格が安くなるケースもあり、予約も取りやすいので、あえてこの日を選ぶ方もいるようです。
また、本来仏滅には「物事が一度滅び、すべてが新しく始まる日」という意味があるため、「新たなスタートを切りたい！」という方があえてこの日を選択するといったケースもあります。

・お祝い

結婚や入学祝いなどのお祝いごとも、仏滅と赤口は避けたほうがいいとされています。お祝いをするなら大安か友引、また、先勝や先負に行う場合も、吉の時間帯に合わせて行うほうがいいでしょう。
しかし、仏滅の場合でも、午後からは縁起がいいという解釈もあるため、そこまで気にする必要はないかもしれませんね。

・お見舞い

お見舞いは、仏滅をはじめ、赤口や友引は避けたほうが無難といわれています。縁起のいい日というイメージが強い友引ですが、「引き分け＝決着がつかない」ということから、「病が長引く」とも考えられているからです。
ただし、緊急で行かなければならないケースもあるため、場合にもよるでしょう。

・契約

基本的に契約は、仏滅と赤口を避け、大安や友引に行うのがいいとされています。先勝や先負の日の契約であれば、先勝は午前中に、先負は午後2時から行うといいでしょう。

・納車

納車は、仏滅を避けるのが一般的。ディーラー側も仏滅の日の納車は避け、「せっかくなら大安はどうですか？」とさり気なくおすすめしているところもあるようです。
ただ、前項でも説明したように、「新しいスタートを切るのにいい日」と考えている方もいるので、人それぞれといえるでしょう。

■六曜を気にするかしないかはその人次第！仏滅の意味を知ってケースバイケースで対応しよう

仏滅の意味や、やっていいこと・やってはいけないことなどについて解説しました。仏滅は、六曜の中では縁起が悪い日として位置づけられていますが、解釈の仕方によっては、ポジティブに受け取ることもできる日です。仏滅の本来の意味を知って、臨機応変に対応していくことが大切でしょう。