走り始めて…気持ちや思考に変化が！【3児のママ・ファンラン通信⑯】

かけっこアドバイザーを取得！

私は、子育てをしながら”走る”事を日々の楽しみにしている、いわゆる“ママファンランナー”です。一年前に自分のランニングライフ向上の為に、ランニングアドバイザーを取得したのですが、最近は子どもの運動にも興味が沸き、なんと新たに「かけっこアドバイザー」の資格を取得しちゃいました!!
この「かけっこアドバイザー」とは単に「足を速くする」ことだけを教え込むのではなく、走るための正しい姿勢作りなども学べるんです。体を鍛え育てながら、子どもたちの心の成長も一緒に促していくことを目的としているので、親子で一緒に走る楽しさも伝えていきたいと思います。

ただ、ここに至るまで、走ることについては紆余曲折がありました。
そもそも、私がランニングを始めたきっかけは、3人目の次男が誕生したあと、産後ダイエットが9割と体力維持1割という理由からです。そして細々と継続していく中で、自分自身のストレス発散やリフレッシュになっている事に気がつきました。子どもと向き合う毎日はとても幸せですが、自分の時間がほとんどなくなり、次第に心にも体にも余裕がなくなる事が増えていきました。
そんなとき、旦那さんがいる時や長男・長女がいる30分だけの間に、ちょっと外を走ってみると不思議と心がスッと軽くなったんです。汗をかいて、風や自然を感じて、自分だけに集中する時間。それが何よりのリフレッシュになりました。そして、気がつけばランニングは“自分に戻れる大切な時間”になっていました。

無趣味だった私…いつも間にか趣味がランニングに！

その後、気のおもむくままに走っていたら張り切りすぎて怪我をしてしまい…何も考えずにただ走るのはよくないなと身をもって学びました。そしてもっと正しい知識を持って走りたいと思い「ランニングアドバイザー」の資格を取得したんです。フォームや走り終えた後のケア方法まで知る事で、怪我の予防にもつながり、そこからはますます走ることが楽しくなりました。

さらに子どもと一緒に運動する機会も増えてきたことで、今度は「かけっこアドバイザー」の資格にも挑戦。子どもたちの走り方を見て、「この子、こうしたらもっと伸びるな！」と感じる場面が日々の遊びの中でもたくさんあるんです‼中学生になる長男は、運動会前、ほんの少しのアドバイスで驚くほど走り方が変わったんです。つくづく子どもの柔軟な脳と身体には日々驚かされるばかりです。

走ることが、子どもの未来につながる

私が講習を受けて思った事は「走ること＝他のスポーツへの入り口」だということ。
周りより少し速く走れるとそれだけうれしくなり、サッカーやバスケ、野球、どんなスポーツにも自信を持ってチャレンジ出来るようになっていくと思います。
運動会で1位になれたことがきっかけで、体育の授業が好きになって、”身体を動かす＝楽しい”と思ってくれる子ども達が増えていけばいいな、と思います。
また、走る力は“体の軸”を育てます。正しい姿勢やバランス感覚が自然と身につくので、怪我をしにくくなり、成長期の体づくりにもプラスになります‼

ママだからこそできるサポート

子どもに関わるとき、私が意識しているのは「できた！」「楽しい！」という小さな成功体験を一緒に喜ぶ事。
競争や結果よりも、「前より速くなったね」「かっこいいフォームだったよ」と声をかけることで、子どものモチベーションはぐっと高まると思っています。ママのひと言って、本当にパワーがあるんです‼
以前親子マラソンを記事にしましたが、最近は親子で一緒に参加できるイベントも増えていますよね。タイムや順位を競うのではなく、楽しんで走ることが目的なので、小さなお子さんでも安心ですし、親御さんのファーストイベントにも最適です。走った後にアイスを食べたり、公園でピクニックしたり。そんなちょっとした“ご褒美”が、親子の最高の思い出になります。

子どもと向き合うのはとても幸せなこと♡そのうえで感じたのは、走ることでひとりの人間として自分自身にもしっかりと向き合う時間を持つことが必要である…そこに改めて気づかされました。
何よりママが楽しそうに走っている姿は子どもにとって最高のロールモデル。
「運動って気持ちいいんだ‼」「大人っても楽しそう‼」と、自然と伝わると思います。これからも、ママとして、ファンランナーとして、そして“走ることの楽しさ”を伝える存在として、小さな一歩を積み重ねていきたいと思います。