突っ張り棒で壁に収納スペースを！設置するときの注意点やDIY実例も

■壁に突っ張り棒をつけて収納力をアップしよう

収納力がアップする突っ張り棒の使い方についてご紹介します。

・突っ張り棒とはどんなもの？

突っ張り棒は、その名の通り、内蔵されているバネで壁などに突っ張って固定するグッズです。滑り落ちないように両端にゴム状の滑り止めがついているものも多くあります。長さも縮めたり伸ばしたりできるので、必要に応じて使い分けしましょう。例えばカーテンレールの代わりにしたり、棚を作ったりと、アイデア次第でさまざまな使い方ができますよ。100均でも手に入る突っ張り棒ですが、『ニトリ』などには100均よりも太い突っ張り棒や耐荷重値の高い突っ張り棒もありますので、用途に合わせて選びましょう。

・突っ張り棒の取りつけ方法や棚の作り方をご紹介

突っ張り棒の取りつけ方法と簡単な収納棚の作り方をご紹介します。＜横に取りつける場合＞

突っ張り棒を横に設置するときは、向かい合わせの壁や窓枠などに内蔵のバネで突っ張らせて設置します。突っ張り棒にはそれぞれ設置できる長さが決まっていますので、使いたい場所に対応している長さの突っ張り棒を用意しましょう。突っ張り棒を横に使った手軽な棚の作り方です。上の写真は洗面所下の収納に設置した突っ張り棒に、ケースを乗せるだけの簡単なDIY収納棚。突っ張り棒を横につけるだけで簡単な収納棚をつくることができます。スプレーは突っ張り棒に引っ掛けているので取り出すのも簡単です。下に置いたボックスもワンアクションで取り出せるので、余計なストレスもなく便利ですね。

＜縦に取りつける場合＞

突っ張り棒を縦に使う場合は、床や棚などと天井に突っ張らせることになります。その際、棚が動くと強度が弱くなるので気をつけましょう。突っ張り棒を縦に使って棚を設置する場合の作り方は、写真のように突っ張り棒を2本使い、間にワイヤーネットやカゴなどを組み合わせます。こちらも手軽で簡単におしゃれな収納ラックができますよ。

・突っ張り棒を落ちにくくするための補強の仕方

最初に、設置したい場所の長さよりも突っ張り棒を少し長くします。バネの力で突っ張り棒を押し込んで縮ませたら、片方を設置したい場所まで押しつけながら壁と水平になるように移動すると、突っ張り棒が落ちにくくなります。壁に対して歪みがでないように、水平になる位置までそろえるようにしてください。それでも落ちてしまうときは、壁と突っ張り棒の間に市販の滑り止めシートや粘着シートを切って挟み込んでみましょう。突っ張り棒が固定されて落ちにくくなりますよ。

・突っ張り棒を取りつける際の注意点

突っ張り棒をあまり強く突っ張らせると、壁を傷つける原因になります。しかし弱すぎると強度が下がり、せっかくの突っ張り棒が落ちてしまいますので注意が必要です。適度な強さで設置しましょう。また、耐荷重以上の重い物をぶらさげても落ちてしまう原因になるので、最初に突っ張り棒自体の耐荷重を確認しておきましょう。

壁の傷や凹みの予防には当て板がおすすめです。突っ張り棒を壁にそのまま設置すると、壁が傷ついたり壁紙が凹むことがあります。特に賃貸の場合は、壁に傷をつけるわけにはいきません。壁に凹みや傷ができないよう予防するためには、突っ張り棒を設置するときにあらかじめ当て板を挟みこんで設置します。そうすることで壁が保護されて凹みができにくくなります。

■突っ張り棒を使ったDIY収納のアイデアをご紹介

突っ張り棒を使ったDIY収納のアイデア実例をいくつかご紹介します。

・突っ張り棒と他のグッズを組み合わせて作る棚

100均の材料を組み合わせて下の写真のような棚ができます。

シンク下収納の引き出しに、突っ張り棒で棚を設置した@snow25.homeさん。消耗品ストック置き場として活用されているそうです。深さのある引き出しにBOXを重ねて使う方も多いですよね。しかし、重ねているとどうしても取り出すときにひと手間かかり、ストレスになりかねません。ワンアクションで取り出せるこのアイデアは素晴らしいですね！

・突っ張り棒をカーテンレールにする

窓枠部分に設置した突っ張り棒にカーテンを通した突っ張り棒カーテンです。カーテンレールのために窓枠に穴をあけることなく、気軽にカーテンをつけることができるので、賃貸の場合も安心ですね。突っ張り棒の王道的な使い方ではないでしょうか。

・突っ張り棒と手ぬぐいで目隠しカーテン

ドアの上のデッドスペースに設置した棚の目隠し用として、突っ張り棒にカーテンクリップで手ぬぐいをかけた突っ張り棒カーテンです。手ぬぐいなどの突っ張り棒に通す穴がない布を使う場合は、100均でも手に入るカーテンクリップを使うと簡単ですよ。

・デッドスペースを収納スペースに有効活用する

洗濯機の上に突っ張り棒を設置し、フックで収納かごをかけた@momrie24さんのDIY収納棚。洗濯ネットや足拭きタオルなど、ランドリールーム周辺の小物収納に活用されています。デッドスペースも簡単に収納スペースとして活用できるアイデアです。

・突っ張り棒で壁を作るという使い方

ボックスがキレイに並んでいるように見えますが、実は奥に突っ張り棒が設置されています。

突っ張り棒をボックスの奥に壁代わりとして設置することで、奥行きの違うボックスを前そろえになるように工夫した@k_ei_ie_kさん。突っ張り棒で壁を作るという使い方には目からうろこです。突っ張り棒一つで、使い勝手も良く見た目にも美しい収納になっています。

■突っ張り棒を上手に使って収納スペースを作ろう

便利な突っ張り棒についてご紹介しました。壁や隙間に設置して、アイデア次第でさまざまな収納スペースを作れる突っ張り棒。いろんなアイデアを参考に活用してみてください。