洗顔でニキビ肌が改善？大人ニキビ対策のポイントもご紹介

■思春期ニキビとは違う！大人ニキビができやすい部位は？

大人ニキビができやすい部位と原因をご説明します。

【おでこ】思春期の頃は、皮脂分泌の多いTゾーンにニキビができやすかったですよね。いっぽう大人ニキビは、シャンプー・トリートメントの洗い流しも原因のひとつです。髪の毛や整髪料による刺激など、ちょっとした外的要因でも起こります。【鼻】メイク残りで毛穴が詰まってしまうと、大人ニキビができます。過度な洗顔や角栓ケアのやりすぎも、肌への刺激になるのでおすすめしません。【頬】顔のなかでも乾燥しやすいのが、頬。乾燥を補うために、かえって皮脂分泌が活発になって、頬に大人ニキビが発生します。直接顔にふれる寝具にも要注意！繁殖した雑菌も原因になりやすいです。【あご】あごにできるのは、治りにくくやっかいな大人ニキビ。ストレス・月経前のホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因が重なって起こるようです。

■思春期ニキビと大人ニキビの症状はどう違うの？

思春期ニキビと大人ニキビ、それぞれの特徴をまとめました。

・青春のシンボル！オイリー肌にできる思春期ニキビ

10代の頃は、皮脂が過剰に分泌され、オイリー肌になりやすい傾向があります。特にTゾーンにニキビができやすいのも特徴です。皮脂が毛穴を詰まらせ、アクネ菌が繁殖しやすい状態になります。

・乾燥してるのになぜ？ストレスも原因の大人ニキビ

大人ニキビは、乾燥肌や混合肌の人にもできます。あご・フェイスラインといったUラインに発生しやすいのも特徴。ターンオーバーの乱れで、古い角質が毛穴をふさいで起こる炎症が、影響しています。ターンオーバーが乱れたままだったり紫外線の影響を受けたりすると、色素沈着を起こしやすいです。生活習慣・ストレス・ホルモンバランスの乱れなど、原因は複雑でひとつではありません。

■大人ニキビの治療や予防に効果的な方法は？

ポイントをおさえ、大人ニキビを繰り返さない肌に整えましょう。

・バランス良い食事は、大人ニキビ対策の基本

こってりした油もの・甘いものばかりに偏ると、栄養バランスも崩れます。タンパク質・ビタミンなどをバランス良く摂取し、肌の新陳代謝を高めましょう。

・できるだけストレスを溜めないようにしよう

ストレスは、大人ニキビの大きな原因のひとつ。ストレスが強いと、ニキビの症状悪化にもつながります。自分なりのリラックス方法をみつけ、上手にストレスとつき合いましょう。

・じゅうぶんな睡眠は、皮膚の回復力を高める

質の良い睡眠をとるには、最低6時間は眠りたいもの。睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の新陳代謝を促進する“天然の美容液”です。寝つきが悪い場合は、毎朝決まった時間に朝日を浴びると、寝つきが良くなる効果があります。

・腸内環境とニキビの関係？便秘に気をつけよう

便秘になると、腸内に有害な毒素が溜まってしまいます。腸内環境の悪化によって免疫力が弱くなると、肌のターンオーバーも乱れるので気をつけたいですね。

・ニキビ肌専用のタイプにスキンケアを変えてみる

「スキンケアに気をつけてもニキビが増えた」という場合は、専用のスキンケアに変えてみるのも手です。クレンジングや洗顔料は、肌への刺激が少ないタイプが安心◎化粧水や乳液は、ニキビ肌専用のタイプを試してみるのはいかがでしょうか。『資生堂』からは、ニキビ肌用に「IHADA（イハダ）プリスクリードAC」という医薬品の化粧水も市販されています。

いろいろな対策をしても、大人ニキビの治りが悪い場合は、皮膚科へ行って相談することをおすすめします。