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内祝いに「お返し」とのしを付けるのはルール違反!?正しいマナーおさらい

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Lifestyle

内祝いに「お返し」とのしを付けるのはルール違反!?正しいマナーおさらい

結婚、出産、入学などおめでたいときにお祝いをいただくことがあります。そのときに相手にお礼としてお返しをすることを内祝いというと思っている人も多いと思います。実は内祝いとお返しは違うものなんです。では内祝いとは本来どんな意味があるのでしょうか。今回は内祝いについて詳しくご説明します。

相手に失礼のない贈る際のマナーについてもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね!

■贈り物をもらったらお返しが必要なの?

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お祝いで贈り物をもらったらお返しはしないといけないのでしょうか。そもそもお返しの意味は何でしょう。

・贈り物をもらったときの基本の考え方


お祝いなどをもらった場合、もらったままでは相手に失礼にあたると考えられています。相手への感謝や気遣いを考えてお返しをするのが基本的なマナーです。
内祝いを贈る際にはのしをつける場合もあります。のしをつけることで誰から贈られてきたものかすぐにわかります。
水引も内祝いによって違い、結婚内祝いの水引は結び切り、出産内祝いの水引は蝶結びです。

・お返しという言葉を使うのはNG


そもそも「お返し」とはもらった贈り物や親切に対する返礼の行為を指す言葉で、「内祝い」は本来、お祝いがあった家が幸せを親戚や近所の人に分かちあうために贈るので、お返しと内祝いは意味合いが違うのです。そのためかつて内祝いはお祝いを贈ってない人にも贈ることもあったのです。今はお祝いをしてくれた人にお返しをするというのが一般的です。
このことから相手から受けたお祝いにお返しという名目で返すのは失礼にあたるので、内祝いなど別の言葉で表現するようにしましょう。
 

・内祝いやお礼にはどんな種類がある?


主にお礼、内祝い、香典返し、お中元お歳暮などがあります。それぞれ詳しく説明します。
内祝い:結婚祝い、出産祝い、入学祝い、新築祝いなど。
お礼:病気やけがのお見舞い、目上の人にお世話になったとき、時期がはずれたお返しなど。
香典返し:お香典、玉串料など。
お中元お歳暮:お世話になった人に感謝と健康を願うために贈るお中元お歳暮。

■内祝いの基本のマナー、やってはいけないこととは?

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ここでは内祝いの基本的なマナーについて紹介します。

・いくらのものを贈る?内祝いの相場

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内祝いの金額の相場はいただいた贈り物の1/3~半分程度の半返しが基本となっています。しかし必ず半返しにしなければいけないということではありません。本来結婚や出産など物入りときだからお祝いをしてくれるという人もいます。その人に半分程度のお返しをしてしまうとかえって相手を心配させてしまう可能性もあります。あくまで半返しは目安です。相手のことを考えて決めるようにしましょう。

・内祝いはいつまでに贈る?


一般的にお祝いをもらって1カ月以内に内祝いを贈るのが目安となっています。例えば結婚の内祝いの場合は入籍後、挙式後にお返しの品を贈ります。しかし都合がつかず贈るのが遅くなることもあると思います。そのときは電話や手紙などでお礼の言葉を伝え後日お礼の品を贈ることを伝えるといいでしょう。

・内祝いに贈ってはいけないものは?


内祝いも贈ってはいけないものがあります。基本的に縁起の悪いものや相手に失礼に当たるものは避けるべきと言われています。
例えば、刃物は「縁を切る」ということを連想させると言われています。特に結婚の内祝いには避けたほうがいいでしょう。
日本茶や緑茶も贈らないほうがいいです。本来は慶弔どちらで贈っても大丈夫なのですが、香典返しなど仏事にもらうイメージが強いため不快に感じる人もいるかもしれないからです。
しかし地域や相手との関係性で内容は変わってきます。相手に贈る前にはしっかり確認しておきましょう。

・内祝いやお礼にお返しは必要なの?

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基本的に内祝いやお礼に贈り物のお返しをする必要はありません。内祝いはもともといただいたお祝いのお礼をしているので、さらにまたお返しをしてしまうとやりとりがずっと続いてしまいます。しかし内祝いが届いたときに相手に連絡はしましょう。相手に無事に届いたことや心づかいや感謝の気持ちを伝えることは大切です。電話や手紙、仲の良い友人ならメールでもいいでしょう。

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