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女の子を泣き止ませたかったら、まず気持ちに寄り添うことが先決
vol.1125【1日1成長お母さん】泣く原因を解決するより、その気持ちを共有してあげよう
わがままのように感じる子どもの泣き声は、思いを表現するひとつの手段
幼児期は言葉を少しずつ覚え、気持ちを表現できるようになってきます。気持ちをコントロールする力は4歳くらいから身につきます。でもまだ成長過程ですから、感情が高まりワンワン泣くこともあります。そんな姿にお母さんはストレスを感じることがあるでしょう。言葉にできない気持ちや整理できない思いを、子どもは泣くことによって一生懸命表現しているのです。それを無理に止めることは表現活動を止めるようなもの。ただ高ぶった気持ちは落ち着かせてあげたいものですね。
「もっと遊びたかったのに~!」思いを泣くことで表現する女の子
4歳のMちゃんが近所のお姉ちゃんと遊んでいると、お姉ちゃんのお母さんがお迎えにきました。お姉ちゃんが帰る姿を見ながらMちゃんは「行っちゃダメ~」と泣き始めます。「お姉ちゃんは帰らないといけないのよ」「また明日遊ぼうね」それでも泣き続けるMちゃんに「いつまで泣いてるの」と言いたそうなお母さんの顔。怒りそうなお母さんの顔をみて一段と声をあげます。こんな時はどんなお母さんでも、とにかく泣きやませたい思いになるでしょう。
理由や解決方法を伝えるよりも気持ちを共有する時間が泣き止むことへの近道
感情が高まっているとき理性は一緒に働きません。子どもの感情、特に女の子の気持ちが高まっている時は泣くのを無理にやめさせようと必死になるのではなく、共感して落ち着かせるのが有効です。さらに気持ちのコントロールを覚え始めたばかりの4歳児に正しいことを伝えて納得させようとしても、心はなかなかついていかないもの。抱しめながら背中をトントンして「お姉ちゃんともっと遊びたかったね~」と思いをただ言葉にしてあげましょう。
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