歯磨き粉のおすすめは？選び方がわからない人のための歯磨き粉ガイド

「最近はネットショップを通じて海外の歯磨き粉も購入できるようになったけれど、海外の歯磨き粉って日本のものとはどう違うの？」などなど、気になる歯磨き粉の疑問をまるごとチェックしていきます！

■歯磨き粉にはどんな種類があるの？歯磨き粉の種類をチェック

歯磨き粉は目的に応じたものを選ぶのがポイント。そこで、歯磨きの主な目的をご紹介しましょう。

・歯のくすみを取りたい！ホワイトニング用歯磨き粉

ホワイトニングというと歯が真っ白になるイメージがありますが、歯磨き粉によるホワイトニングとは「汚れをつきにくくし、色素沈着を防ぐ」ことが目的です。歯は喫煙や色の強い飲食物などによって、色素が沈着します。これを放置していくとどんどん色が重なり、歯の色が悪くなっていくのです。ホワイトニング用の歯磨きにはこうした汚れを取り、さらにつきにくくする効果があります。歯を白くするというよりも、今ついているくすみを取り、白さをキープするというほうが正しいでしょう。歯の白さをキープしたい人におすすめです。

・お口の健康を守りたい！歯周病予防用歯磨き粉

歯周病は歯と歯茎の間でばい菌が繁殖し、歯と歯茎をとかしてしまう病気です。ですから、歯周病予防の歯磨き粉には殺菌・抗菌成分が含まれています。歯周病は症状に気づきにくく、気がつくと進行していることが多い病気です。さらに、放置し続けるとばい菌があごの骨を溶かし、血液の中までばい菌が入り込んで全身に症状が広がるため、なかなかあなどれません。日本人の30代以上の8割が歯周病にかかっているという調査結果もあり、大人にとって歯周病対策は必須です。歯茎が腫れぼったりくなったり、うずうずする感じがする人は、歯周病菌が元気になっている可能性があるので、歯周病予防の歯磨き粉を使いましょう。

・歯を守りたい！虫歯予防用歯磨き粉

虫歯は主に口の中にいるミュータンス菌が出す酸によって、歯がとけていく病気です。そのため虫歯予防には、ミュータンス菌のエサとなる食べかすを歯に残さないこと、ミュータンス菌の酸に負けない強い歯を作ることが大切。虫歯予防用の歯磨きに含まれているフッ素は、歯の表面を強くする作用があるため、市販されている歯磨き粉のほとんどに含まれています。虫歯を予防したい人はフッ素入りの歯磨き粉がおすすめです。

・お口のにおい対策したい！口臭予防用歯磨き粉

口臭の原因はお口の中の菌です。主に舌の表面の白い部分（舌苔）や歯と歯の間の歯垢などから、においが発生します。口の中は湿っている場所なので、菌の活動をゼロにすることはできませんが、できるだけ菌の繁殖を抑えることが口臭予防のポイント。口臭予防用の歯磨きは菌の繁殖の原因となる汚れを落とすだけでなく、さわやかな使い心地であることも多いものです。口臭が気になる人、接客業など人のそばで話すことが多い人は口臭予防用の歯磨き粉を使ってみましょう。

■歯磨き粉はどう選べばいいの？選ぶ際のポイント

続いては歯磨き粉の選び方のポイントです。

・泡がたつ、たたないで選ぶ

泡がモコモコたつと、ブラッシングの邪魔になることがあります。しっかり汚れを落としきれていないのに達成感や爽快感をもたらしてしまうため、磨き足りないということも。しっかりブラッシングしたい人は、低発泡タイプを選ぶといいでしょう。

・研磨剤の有無で選ぶ

歯磨き粉には研磨剤が含まれていますが、歯の表面が弱かったり薄かったりする人は研磨剤に負けてしまい、逆に歯の表面を傷つけてしまうこともあります。その傷から虫歯菌が侵入したり、知覚過敏になったりすることも。歯が弱い人、歯の治療中という人は、研磨剤が入っていないものを検討してもいいでしょう。

・子どもには子ども用を選ぼう

乳歯と永久歯は本数も性質も違います。大人用の歯磨き粉は子どもには刺激が強すぎることが多いため、子どもは子ども用の歯磨き粉を使いましょう。

・通っている歯医者さんが推奨しているものが確実

市販の歯磨き粉が合わず、知覚過敏や歯周病を悪化させてしまうことがあります。もしどんな歯磨き粉を使ったらいいのかわからない場合は、歯医者さんで相談してみましょう。歯医者さんはお口の健康のプロなので、患者さんに合った歯磨き粉をアドバイスしてくれます。また、歯医者さんで相談すれば、歯科でしか手に入らないタイプの歯磨き粉を購入できますよ。