出典:スタバで素敵なメッセージを書いてくれるかも!コツはあるの?
Lifestyle
スタバのストロー廃止はいつから?過去には洗えるストロー販売も
全部まとめてチェックしていきましょう。
■すぐわかる!プラスチック問題
スタバがストローを廃止する理由を把握するため、まずは、今問題になっているプラスチック問題についてチェックしておきましょう。
・今クローズアップされている海洋プラスチック問題
洋服や自動車、建築資材と、生活に関わる至るところに使用されているプラスチック。軽くて変質しにくい、簡単に量産できるという特徴から、急激にシェアを拡げました。製品はもちろんビニールや発泡スチロールなど、幅広く使用されていますよね。しかし、今問題となっているのは、ごみとなったプラスチックです。環境の中に流出したプラスチックが最終的に行き着く先は海。 なんと年間800万トンものごみが海に流れ込んでいるとされています。
その中でも大きな割合を占めるのがプラスチックごみです。このままのペースが続けば、2050年には海にいる魚すべての重量よりもプラスチックの方が重くなると言われているそう!海の生態系にも影響があり、環境全体への影響も懸念されています。
・特に問題になっているマイクロプラスチック
捨てられたプラスチックごみは川から海に流れ、波や紫外線を受けて次第に細かく砕けていきます。5mm以下のなったものはマイクロプラスチックと呼ばれ、近年魚や海鳥の体からたくさん見つかっています。体内に入ったマイクロプラスチックは消化されず、たくさんのマイクロプラスチックを取り込んでしまうと最終的に死の原因になることも。マイクロプラスチックが有害物質を含んでいることも問題のひとつです。魚や鳥の体の中にプラスチックが蓄積されているということは、食物連鎖でそれらを食べている人間の体にも蓄積されている可能性も大!健康への影響を世界各地の研究者が調べている最中ですが、本来自然界に存在しないプラスチックが体内に取り込まれているという事実は楽観視できないでしょう。
・世界中の海に広がるプラスチックを集めるのは不可能!
海に広がるたくさんのマイクロプラスチックを回収するのは、ほぼ不可能です。プラスチックは自然界の中で完全に分解されず、半永久的に存在するため、プラスチックごみそのものを減らしていこう!というのが最近の風潮。◆リデュース◆リユース◆リサイクルという、3Rの徹底が重要です。特に日本はプラスチック生産量の多い国。出すごみの量を減らすリデュースが特に重視されています。
■スタバがプラスチックストローを廃止予定!
プラスチック問題を受け、毎年たくさんのプラスチック製品を使用しているスタバが対応を発表。チェックしていきましょう。
・スタバでは2020年までにプラスチックストロー廃止!
毎年全世界にあるおよそ3万店舗で、推計10億本のプラスチックストローを使用しているスタバ。2020年までにスタバの店舗で使用しているプラスチックストローの使用をなしにするという発表がありました。全世界で広くシェアされているスタバは、環境に与える影響も少なくないもの。環境問題への取り組みのひとつとして注目を集めています。
・日本のスタバのストロー対策をチェックしよう!
日本のスタバでも、2020年の半ばまでにプラスチックストローを廃止すると発表しています。2019年4月22日から「Reuse & Respect」サステナビリティプロジェクトの一環で、使い捨てプラスチック削減キャンペーンをスタート。このプロジェクトは、スタバが行う地球環境への負荷を軽減するための取り組みです。マイタンブラーの提案や繰り返し使えるカップとストローを限定販売といった方法で、環境問題を考えるきっかけにして欲しいと考えています。
カップやストローを持参してリユースアクションに取り組んでもらおうと、神奈川県内のスタバの一部店舗では2019年4月22日(月)~2019年5月31日(金)の期間限定で「リユーザブルカップ473ml」と「リユーザブルストロー&シリコンバッグ」を販売していました。※現在は終了しています。
リユーザブルカップはスタバカップのデザインをそのままに、ポリプロピレン樹脂で作られたものです。耐久性があるため繰り返し使え、気軽に持ち歩くことができます。夏には透明なコールドタイプも登場しました。リユーザブルストローはシリコン製。洗って繰り返し使えるのでムダがありません。丸い専用ポーチにストローと洗浄ブラシがセットになっています。