空気清浄機は置き場所で効果が変わる！目的・部屋別ベスト設置ポイントを解説

■空気清浄機とはどんなもの？

空気清浄機とは、お部屋の空気を吸い込んで花粉やカビ、ほこりといった浮遊物をフィルターでキャッチ・除去し、きれいな空気を送り出す機械のこと。メーカーごとに特色がありますが、近年は高性能化が進んでいる傾向にあります。

■空気清浄機の種類をチェックしよう！どんなものがある？

家庭用の空気清浄機の種類は主にふたつです。

・ファン式

プロペラのようなファンを回して空気を吸い込み、フィルターを通してきれいになった空気を吐き出すタイプのこと。家庭用の空気清浄機はファン式が主流です。

・プラズマ式

■理解している？空気清浄機の基本の置き方

空気清浄機を導入したものの、置き場所は適当…なんてことはありませんか？まずは、空気清浄機の基本の置き方を押さえていきましょう。

・空気清浄機の置き場所のポイント1：隙間スペースには設置しない　　

空気清浄機を置く際は、本体の吸気口や吹出口をふさがないようにしましょう。壁にぴったりと沿わせて設置したり、家具やカーテンの近くに設置したりするのはNGです。基本的には上と両端は30cm以上、後ろは1cm以上離すようにします。
取り扱い説明書に前後左右に確保するべき距離が記載されているので、きちんと確認しておく必要があります。

・空気清浄機の置き場所のポイント2：ラジオやテレビのそばには設置しない

空気清浄機などの家電製品からは微量の電磁波が発生しているため、家電同士が影響を与え合うことがあります。特にWi-Fi機能のついているものは2.4Ghzの周波数で通信しており、テレビやラジオと周波数が同じです。そのため、空気清浄機の近くにテレビやラジオがあると電波が混雑し、ノイズが入る、映像が乱れるといった影響があることも。
また、Wi-Fiルーターと空気清浄機が近くにあると、スマホやパソコンがつながりにくくなることもあります。5.0Ghzの周波数に切り替えると、通信がスムーズになるかもしれません。空気清浄機と他の家電製品は、1m以上離して設置するのがおすすめです。

・空気清浄機の置き場所のポイント3：人の通り道の近くに

空気清浄機は、床に落ちた粒子を吸い込むことはできません。そのため、部屋の中でも人通りが多く、空気が常に動いている場所に置くのがベストです。人通りがある場所はほこりや花粉などの粒子が空気中に舞うため、より効率的に空気清浄機が働きます。

・空気清浄機の置き場所のポイント4：花粉対策なら玄関・窓付近

花粉は屋外から入ってくるものです。花粉対策のために空気清浄機を置くのなら、屋外に近い玄関や窓の近くに設置して、室内に花粉が入り込む前にキャッチするのがおすすめ。また、花粉は低い場所にたまりやすいという特徴があるため、空気清浄機は据え置き型にして床に近い場所に設置するのが良いでしょう。

・空気清浄機の置き場所のポイント5：タバコなどの匂い対策なら高いところ

灰皿の上にあるタバコの煙は、上にゆらゆらとのぼっていきますよね。タバコのにおいは高いところにたまりやすいもの。タバコの防臭効果を狙うのなら、灰皿やタバコを吸う人の近くのできるだけ高いところに空気清浄機を置くのがベスト。
卓上タイプがおすすめですが、据え置きタイプならタバコを吸う人の近くに設置しましょう。

・空気清浄機の置き場所のポイント6：ペットがいるなら少し高い場所

犬や猫、うさぎなど、室内でペットを飼っていると抜け毛がふわりと空中を舞いやすいため、掃除だけでは除去しきれません。空気中の抜け毛を吸引できるよう、少し高い位置に空気清浄機を設置するのが良いでしょう。小型タイプの空気清浄機を、少し高めの場所に設置するのが最適です。
また、ペット用トイレの匂いなどが気になる場合は、近くに空気清浄機を設置するのも良いかもしれません。

・空気清浄機の置き場所のポイント7：エアコンの風とぶつからないよう注意

エアコンと空気清浄機を同時に稼働させるなら、両方の風がぶつかり合わない位置に設置する必要があります。エアコンの風の流れを妨げる場所に設置してしまうと、冷暖房の効果が弱まり設定温度になるまで時間がかかり、電気代がかさむ原因に。
暖房を使うときは風向きを下にしてエアコンの反対側に空気清浄機を設置すると、部屋全体を暖められます。冷房を使うときは風向きを上にして空気清浄機を真下に設置すると、冷気が体に直接当たらず部屋の空気を循環させることができるでしょう。