エスニックって一体なに？料理やファッションで使う意味を徹底解明

それでは早速見ていきましょう！

■エスニックって何か知ってる？

エスニックの本来持つ意味や、料理、ファッションではどんなものを指すのかなどご紹介します。

・エスニック本来の意味とは？

ファッションや料理にこだわらず、そもそものエスニックとはどんな意味なのでしょうか？端的に説明すると、エスニックとは“民族的”という意味なのだそう。地域でいうと、アジアやアフリカ、ラテンアメリアなどの中南米あたりの民族的なものをさしています。料理やファッションについても、そのあたりの地域のものを指してエスニック料理、エスニックファッションと位置づけられているようです。

・料理の場合はどんなものを指す？

エスニック料理といえば何を思い浮かべますか？タイやベトナムなど、東南アジアの料理はエスニック料理としてひとくくりに表現されることが多いようです。どんなものがあるのが例をあげてみてみましょう。

こちらはタイ料理の“ガパオライス”。おうちでも簡単に作れるのがうれしい一品です。鶏ひき肉と刻んだ玉ねぎやパプリカなどを炒め、ナンプラーやオイスターソースで味つけして作られています。豆板醤や鷹の爪でピリリとした辛さも感じられる料理で、目玉焼きと飾りのバジルで彩りも◎。豆板醤や鷹の爪がなくてもおいしいので、子どもや辛い物が苦手な人は抜いてもOKです。

こちらはベトナムの郷土料理。米粉の麺“フォー”を使ったさっぱりとしたスープが決め手の料理です。つけ合わせに生春巻きなどもよく食べられます。同じ麺類で“トムヤムクン”もエスニック料理として人気ですが、こちらはタイの料理で、フォーに比べると味が濃いめなのが特徴です。ほかにも、インドネシアのナシゴレンなどもエスニック料理のひとつとして親しまれています。

・ファッションの場合はどんなものを指す？

エスニック柄といわれているのは、@ cozue_nさんが着ているワンピースのような、柄が入っているもの。ペイズリー柄やリバティプリントのものも、エスニック風ファッションにはよく使われています。

また、エスニック本来の意味でもご紹介したように“民族”という意味でのエスニックファッションには、@fukurou_officialさんのような組み合わせのファッションで楽しんでいる人も。かわいらしさの中にもエスニックの個性が光っていますよね。

エスニックのアイテムには刺繍がポイントにほどこされていることが多いようです。個性的なファッションのひとつとして、エスニック専門のお店があるなど、人気のコーデでもあります。

服だけでなく、小物アイテムでもエスニックを楽しむことはできます。例えばアクセサリーやバッグなどでも使われている“タッセル”もエスニックファッションには欠かせないアイテム。服に全面的に使うのはちょっと難易度が高いかも…という人も、さりげなく小物になら使いやすそうですよね。

■エスニックと似ている言葉の意味は？

エスニックと似ているニュアンスで使っていることの多い“エキゾチック”や“アジアン”。このふたつの言葉との違いをそれぞれご紹介していきましょう。

・エキゾチックとの違い

エスニックと同じような場面で使われるエキゾチックは、“異国情緒あふれるさま”という意味。つまりどこの国とくくらずに、外国的な雰囲気が感じられるとき使う言葉です。欧米やアフリカのような雰囲気のものでも、エキゾチックとなるのですが、日本では主にインドやカンボジアなどの中東あたりの雰囲気のものを指してエキゾチックと表現することが多いようです。

・アジアンとの違い

アジアンは、言葉の中に“アジア”が入っているように、東南アジアあたりの地域のファッションや料理などのスタイルやテイストを指しています。亜熱帯地域特有の、放熱処理が可能な竹や麻などの素材を使った家具やインテリアなども、アジアンテイストのものとして人気を博しています。エスニックもアジア系を含んでいるので、エスニックの中でもアジアに特出したものは、“アジアン”と表現されているようです。