引っ越しの手続き「やることリスト」！大まかな流れとやるべきこと

■引っ越しの1カ月前から行う手続きとは？

引っ越し1カ月前には、以下の手続きを済ませておきましょう。

・インターネットの手続き

インターネット回線の契約先に、引っ越し手続きの連絡を行いましょう。引っ越しシーズンは、インターネットの開通工事が立て込む場合も多いといわれています。余裕をもって1カ月前には手続きを済ませるのがおすすめです。

・粗大ごみ処分の手続き

引っ越しに伴い粗大ごみを捨てる場合は、自治体に申し込んで手数料を支払う必要があります。日にちが決まっている場合もあるので、早めの手続きが肝心です。

・固定電話の手続き

おうちで固定電話を使用している場合も手続きが必要となります。固定電話のみの契約であれば2週間前までに、インターネットサービスといっしょのプランを利用している場合は、3週間前までには手続きを済ませましょう。

・火災保険への住所や内容変更手続き

現在加入している火災保険があれば、転居に伴い住所や内容の変更手続きが必要となります。変更に時間を取るケースもあるため、保険会社へは引っ越し決定後に早めの連絡をしましょう。

■引っ越し10日前までに済ませる手続きもチェック！

引っ越しまであと10日前後を切ったらいよいよ大詰め！役場への届け出など忘れてはいけない大切な手続きが目白押しです。同時に荷造りの準備も必要となるため、リストをチェックして上手なプランを立てましょう。

・役所に転出届を提出

現在住んでいる市町村と異なる自治体に引っ越す場合、引っ越しの14日前から当日までの間に、引っ越し元の役場へ転出届を提出します。提出後に発行される転出証明書は大事に保管しておきましょう。
同じ市内や自治体での転居の場合は、転出届の必要はありません。

・郵便局の転送手続き

引っ越し前に、近くにある郵便局の窓口で転居・転送サービスの届け出をしておきましょう。届け日から1年間、旧住所宛ての郵便物を新住所に届けてくれます。

・国民健康保険の喪失手続き※対象者のみ

個人事業主など、“国民健康保険”に加入している人は引っ越しにあたって手続きが必要です。引っ越し先が今とは異なる市町村となる場合、旧住所の役場で“資格喪失手続き”を行いましょう。（引っ越し先でも加入の手続きが必要です。）
会社員の場合は、退職しないかぎり引っ越しに伴う社会保険の手続きは会社に届け出ればOKです。

・印鑑登録の廃止手続き※対象者のみ

旧住所の役場で印鑑登録を行っている場合、転出届を提出すると自動的に印鑑登録も廃止されます。自治体によっては、印鑑登録証の返却が必要となる場合もあるので、事前に確認をしておきましょう。
同じ市町村内に転居する場合、転居届を提出することで登録住所も自動的に変更になるため手続きの必要はありません。ただし、東京都23区内や政令指定都市で区が変わる場合は、住所変更の手続きが必要となることもあるので注意しましょう。

・ガス、水道、電気、NHKへ解約や住所変更の手続き

ガスや水道、電気といったライフラインについても、利用元へ解約の連絡が必要となります。また、引っ越し後に困らないためにも、新住所でのライフラインの開始手続きも済ませておくと安心です。
特にガスは、閉栓も開栓も立会いがいるため、早めの予約が肝心でしょう。NHKの受信料については、電話やインターネットから住所変更の手続きが可能です。
今、引っ越しに伴うライフラインの手続きを“引越しポータルサイト” が一括で請け負うサービスを政府が推進しています。まだ一部の地域のみとなりますが、引っ越しの負担軽減となるうれしいサービスとなりそうですね。

■最後まで気が抜けない！引っ越し前日までにやることは？

慌ただしい準備期間も過ぎ、引っ越しの日はもう目の前！最後まで気を抜かずにチェックしましょうね。

・掃除、ゴミ出し

引っ越し当日は忙しく、なかなか掃除まで手が回りません。前日までにはきれいに片づけておきましょう。

・洗濯機の水抜き

洗濯機の中を空の状態にして水道栓を閉めます。ふたを閉め、自動スタートボタンを押し、1分ほど経ったら電源を切り吸水ホースを取り外します。再度電源を入れて脱水して完了です。

・冷蔵庫の電源を落とす

引っ越しの前日には、製氷機も含めて冷蔵庫の中を空の状態にして、コンセントを抜いておきましょう。運ぶ前には、水受けタンクの中身を捨てておくことも忘れずに。

・引っ越し挨拶の手土産準備

引っ越し挨拶の手土産も、前日までに用意をしておくと安心ですよね。