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【先輩ママ特別インタビュー】育児がもっとハッピーになることを目標に!

撮影/mamagirl編集部

Entertainment

【先輩ママ特別インタビュー】育児がもっとハッピーになることを目標に!

実業家であり、先輩ママでもある経沢香保子さんの特別インタビュー後編です。「日本にベビーシッター文化を」という思いを掲げ、オンラインでのベビーシッターマッチングサービスを提供する「キッズライン」。今回、代表の経沢香保子さんがmamagirl WEBに登場!起業家として働く中で3回の出産と離婚を経て、シングルマザーとして生きる経沢さん。後編では子育ての先輩として、mamagirl世代が直面しがちなお悩みに答えます。

▼前編はこちら
【先輩ママ特別インタビュー】親子の笑顔をもっと増やせる育児の多様性とは
 

ママは子どもを産んだだけで、もう偉いんです! 

―これまで経沢さんが育児で辛いことに直面したとき、どのように乗り越えましたか?

経沢:
辛いことはいっぱいありましたよね。私は複数の道を持ち、「そのことばかり考えないようにする」ことで乗り越えました。育児は辛いからといって逃げられません。だからこそちょっとした心の逃げ道を作ったほうがいいと思います。例えば趣味を見つけたり、何かサークルに入ったり、仕事をしてみたり、漫画喫茶に行ってみたり…。子どものことを一秒一秒見続けると辛いこともありますし、上手くいかないことだけを考えていると自分も周りも責め続けることになります。でも、当たり前ですが、子どもは少しずつ成長しています。自分が没頭できることを見つけて考えすぎないようにすることは、人生を乗りこなす上で大切なポイントだと思うようになりました。

―たしかに、「子どものため」を考えるあまり、疲れてしまうことはありますよね。

経沢:
「良いママでいなきゃ」「子どもの責任はママが取らなきゃ」と思い込み過ぎて苦しい時期もありました。でも、もはやママたちは子どもを産んだだけで偉い!今ではそう思うようになりました。だって子どものために10ヵ月も身重な時期を過ごし、日本の人口にも貢献しています。昔の村社会がそうであったように、本来一人の子どもを育てるには一つの村が必要だと言われていた頃があったそうです。育児はみんなで行うのが自然ではないかと考えています。「親としてこうあるべき」という自責論を強めすぎず、楽観的に周囲の人に頼りながらでも、笑顔で過ごせればいいなと思います。
 

育児でも「小さなゴール設定」が、心を楽にする

―そうは言っても専業主婦の場合、子どもとは常にマンツーマン。自分の時間が取れずにストレスを感じてしまうこともあるかと思います。

経沢:
そうですね。では、自分の中でちょっとしたゴールを設定をしたら楽しくなるのではないでしょうか。例えば暖かくなるまで頑張ろう、あと半年は頑張ろう、その次は小学校まで頑張ろう、次は学年が変わる4月までという風に。「ここまでは頑張ろう」と、気持ちの区切りをつける。行き先が見えない状況は気持ちを暗くしてしまうので、育児も「この先20年」と思うと辛くなります。しかし、遠すぎる未来を想像しても仕方ないです。だって誰だってコロナやスマホやタブレットの普及なんて想像できませんでした。まずは、「今日一日楽しめればいい」から始めて、育児でも遠すぎない区切りを意識してみてはどうでしょうか。

―それならば、すぐに実践できそうです!

経沢:
その上で、小さな新しいことを始めてみるのもオススメですよ。「自分には育児しかない」と思い込むのも良くないので、例えば毎週1冊本を読んでみるでもいいですし、すぐできる副業をしてみるでもいいと思います。
 

育児と仕事の両立に悩む働くママは、「自分の選択」を楽しもう

―最近だと、コロナ禍に子どもを預けて働くことにプレッシャーを感じているママも増えています。なにかアドバイスをください。

経沢:
子どもの命と自分の仕事を天秤にかけている気がしているということですよね? その気持ちをまずは発信してみたらいいと思います。心にあるうちはずっとモヤモヤしてしまいますが、話したり書いたりすると、同じ悩みを持った人と出会えて、新しい解決策を提案してくれることもあります。例えば、コロナで集団保育が難しく、保育園の代わりにベビーシッターを利用した場合、月30万円まで補助が出るんです。そういった情報を知るだけでもプレッシャーは減ります。そして、プレッシャーを感じるのだったら仕事を辞めてもいいですし、休んでもいいと思っています。例えば、コロナが落ち着くまで一旦休職して子どもを守ることに全力を尽くすとか、毎月生活のために月5万円の収入がほしいなら、それだけは頑張るとか。自分で選択した道を楽しめばいいと思います。
 

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