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共依存夫婦の特徴をチェック!共依存の原因や末路、克服法も
共依存夫婦というワードを聞いたことがない方も多いかもしれません。
「夫婦関係に何となく不安がある」「お互いの存在に依存している気がする」と感じている方は、もしかしたら共依存夫婦の可能性があります。
そこで、今回は共依存している夫婦の特徴について、共依存を抜け出す方法についてもあわせて紹介していきます。
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共依存している夫婦とは
共依存夫婦とは、お互いに極度に依存しあっている状態です。そして、「パートナーは自分がいないと生きていけない」と感じるだけでなく、「自分もパートナーがいないと生きていけない」とお互いに強く思いこんでしまっています。
もちろん、お互いに愛し合い支え合えていて、適切な範囲で相互依存している状態なら問題ありません。
しかし、共依存夫婦になってしまうと、その依存しあっている状態から抜け出せなくなり、お互いだんだん苦しくなっていってしまうのです。
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共依存している夫婦の特徴をチェック
お互いに依存してしまうことが共依存夫婦だとわかりましたが、具体的には共依存夫婦にはどんな特徴があるのでしょうか?
<共依存している夫婦の特徴>
- ・相手は自分なしでは生きていけないと思う
- ・相手の機嫌に敏感
- ・自分の意見よりパートナーの意見を優先する
- ・常に行動を共にしている
- ・連絡の回数が多すぎる
- ・何をするにもパートナーの許可を取る
- ・パートナーのすべてのことを知っていないと気が済まない
- ・お互いに束縛しあっている
- ・自分がすべて悪いと思っている
- ・パートナーにも自分に依存してもらいたいと思っている
- ・NOと言ったら嫌われると思っている
では、共依存夫婦の特徴を詳しく紹介していきます。
・相手は自分なしでは生きていけないと思う
パートナーにとって自分は、替えの効かないオンリーワンの存在だと考えています。
共依存は境界性人格障害の症状のひとつで、一方が、もしくはお互いが「あなたなしでは生きていけない」と思い込んでしまっています。そして、もう一方もしくはお互いがパートナーに必要とされていることで自分の存在価値を感じてるのです。
他にも、アルコール依存症のパートナーに対し、「自分の支えなしではパートナーは生きられない」と、献身的に支えている自分に存在価値を見出してしまい、共依存となる場合もあります。
・相手の機嫌に敏感
共依存夫婦は、一方もしくはお互いがパートナーのことを考えすぎてしまうようです。
依存している相手の機嫌に左右され、自分のペースで生活することができません。パートナーの機嫌が悪ければ怯え、イライラしていれば自分までイライラしてしまいます。
場合によっては、自分が原因でパートナーの機嫌を損ねてしまっているのではないかと不安になってしまうのです。
・自分の意見よりパートナーの意見を優先する
依存してしまっていると、夫婦の意見がわかれてしまったとき、自分の意見よりもパートナーの意見を優先してしまい、自分の意見を抑え込んでしまいます。
いつもパートナーの顔色をうかがって、嫌われて見捨てられないようにする傾向があるようです。
・常に行動を共にしている
夫婦であれば、お互いのことが好きでいっしょにいたいと思う気持ちはあるかもしれません。
しかし、共依存夫婦はパートナーのことを独り占めしたい、いっしょにいないと不安と思う気持ちから、常にパートナーと行動を共にすることで互いに気持ちを満たしている場合があります。
夫婦で常にいっしょにいるため、周囲には普通の仲良し夫婦と思われる場合も少なくありません。
・連絡の回数が多すぎる
パートナーと常につながっていたいという心理が働き、離れているときの連絡の回数が多くなります。「何をしているのか」「どこにいるのか」「誰といるのか」などパートナーの状況を確認し、相手からの連絡がなかなか返ってこない状況になると不安になります。こうして連絡の回数がどんどん増えていくのです。
・何をするにもパートナーの許可を取る
自分の言動でパートナーを怒らせてしまったり不安にさせてしまったりするリスクを避けるために、前もってパートナーの許可を取るようになります。
常に許可が必要な状態になり、いろんな行動が滞ってしまうこともしばしばです。
・パートナーのすべてのことを知っていないと気が済まない
パートナーのことを自分が支えなければいけないと考えています。
そのため、パートナーのすべてを知っておかないと気が済まなくなり、好みや友人関係、スケジュールなどをこと細かに把握するようになります。
・お互いに束縛しあっている
共依存している状態だと、パートナーが自分から離れてしまうことを恐れて、パートナーを自分の思うようにコントロールしようとします。「自分はこの人がいないと生きていけない」とお互いに思い込んでしまっているので、誰かにパートナーを取られないように、束縛がどんどん強くなってしまうのです。
・自分がすべて悪いと思っている
パートナーの機嫌が悪くなってしまったり、トラブルに遭遇したりすると、自分がすべて悪いと感じてしまうことも特徴のひとつです。
自己肯定感が低く、パートナーがいなければ自分の存在価値を見出せておらず、パートナーが改善すべき点やいたらない点があったとしても、自分が悪いと考えてしまいます。
・パートナーにも自分に依存してもらいたいと思っている
共依存夫婦は、パートナーから依存されていると「愛されている」と感じます。依存され、束縛されていることに幸福感を感じるため、自分にも依存してほしいと考えるのです。
その関係性は周りからみるといびつな関係ですが、自分たちは互いに依存している状態に満足していることが多いです。
・NOと言ったら嫌われると思っている
一方もしくはお互いが、「NO」と言ってパートナーに嫌われたり見捨てられたりすることに恐怖心を持っています。
そのため、パートナーからの要求に対して「NO」を選択するのはあり得ないと考えているのです。
共依存に陥りがちな夫婦の特徴
パートナーを共依存にしてしまいやすい人や依存されやすいタイプには特徴があります。
どんな特徴があるのかを確認してみましょう。
<共依存に陥りがちな夫婦の特徴>
- ・頼られるのが好き
- ・メンヘラ気質
- ・断れない性格
- ・孤立することに対して不安を抱きやすい
- ・経済的な自立ができていない
では、共依存に陥りやすい夫婦の特徴を紹介します。
・頼られるのが好き
誰かを支えることが嫌ではなく、頼られることに喜びや幸せを感じたりする人や、人からの感謝を求めていたりする人は、共依存に陥りやすいです。
もちろん、パートナーに頼られたり感謝されたりしたいと考える方は多いでしょう。しかし、その感情がエスカレートし、行き過ぎてしまうと共依存へと変化してしまうので注意が必要です。
・メンヘラ気質
ネガティブな思考になったり、ちょっとした失敗などでも病んでしまったりしてしまうメンヘラ気質のある人は、共依存する可能性が高いです。
メンヘラ気質のある人は、嫌われたり浮気されたりするのを心配し、パートナーを束縛する傾向にあります。そして、パートナーに束縛されることで、愛情を感じてしまうことも共依存に陥りやすいひとつの要因です。
・断れない性格
日本人は「NO」と言えない人が多いと言われがちですが、親しい相手にも断ることができない人はパートナーに依存しやすいでしょう。
そういったパートナーからのお願いを断らず聞いていると、「私がいないとダメだ」と思い込んで、一人になってしまうことを恐れ、頼られる方もパートナーから離れられなくなってしまうことがあります。
・孤立することに対して不安を抱きやすい
共依存に陥りやすい人は、孤立して一人になるのが不安になります。
孤立しないように、常に人との関わり方は礼儀正しく、とても穏やかに接しているため、周りからは「いい人」と思われているかもしれません。
・経済的な自立ができていない
「妻は働くより家事や育児に専念して、夫を支える」という日本の古い考え方は、今でもまだ残っています。
その結果、家計は夫の収入を頼り、妻は経済的に自立できなくなっている場合も少なくありません。そして、夫は家計を支える見返りとして、経済面以外は妻から尽くしてもらうことが当たり前と考えてしまい、パートナーに依存してしまう場合があります。
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