
投稿写真:「息子の朔希5歳です」(美佳・30歳)
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「褒めて育てよう」ってよく聞くけど、間違った褒め方には要注意!
vol.329【1日1成長お母さん】「すごいね」を「出来たね」に変えると挑戦するを楽しむ子になる
やりたいことにチャレンジできないのは、失敗を恐れているから
A君の通う幼稚園では来月に行われる音楽会に向けて、誰がどの楽器を担当するかの話し合いが行われました。A君は去年の音楽会で年長のお兄さんがかっこよく大太鼓を叩く姿に憧れ、「僕も年長さんになったら大太鼓を叩きたいな。」と思っていました。それなのにいざ話し合いの場になると「大太鼓が叩きたい。」と言うことが出来ません。A君は「本番で失敗したら嫌だな。」と思っていたのです。
「すごいね」と褒め続けると、すごくない自分に自信が持てなくなることも
なぜA君はやる前から失敗を恐れてしまったのでしょう。A君は年齢の割に大人っぽく、挨拶もしっかり出来る優等生タイプ。家族だけでなく、周りの大人からも「しっかりしているね」「偉いね」など褒めてもらえることが多かったのです。そのため常に周りの評価を気にして、「いつも完璧な自分でいなきゃいけない。」と思い込んでいました。A君は大太鼓を叩いて失敗する姿を見られたくなかったのです。
評価する言葉ではなく、子どもの行動を実況中継する言葉かけをしてみよう
褒められることで、かえってプレッシャーを感じてしまったA君。では、どうすればよいのでしょうか。「えらいね」「すごいね」という褒め言葉は相手を評価する言葉です。子どもを評価する言葉を掛けるのではなく、行動を実況中継するような言葉を掛けると良いのです。字が上手に書けたら「上手ね」でなく「書けたね」。お片付けができたら「偉いね」でなく「きれいになったね」と言います。これは評価しているのでなく認めている言葉なのです。
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