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心配りができて優しい子になってもらいたいのなら5歳がねらい時

Baby&Kids

心配りができて優しい子になってもらいたいのなら5歳がねらい時

Vol.669 思いやりや優しさは求めるのではなく、湧きおこる感情を育てよう

子育ては焦らず流れに身を任せ、自然に育つ過程で必要に応じて手助けしよう

どんな子に育って欲しいですか?と尋ねると「心配りができて、優しい子」と返ってくることが多くあります。だからといって急いで5歳未満の子に強要し過ぎると、その時期にこそ育つ好奇心の芽を摘むことになり、やる気を育てるチャンスを奪ってしまうことがあります。子どもには、年齢と発達段階によって優先すべき学びがあります。それによって言葉のかけ方も変わります。では思いやりは何歳頃、どのように育てたら良いのでしょう。

思いやりの心が育つまでには5年。子どもの成長は頭と体の発達が先行する

子どもはいつ頃から人とのコミュニケーションを取り始めるのでしょう。実は0歳で既にお母さんの表情を見たり声を聞いたりして、笑うなど反応を示しています。そして1歳頃になるとおもちゃを投げる子も。自分の行動に対し相手がどんな反応をするかを学ぶ時期です。他人の存在を知る過程でコミュニケーションは始まっているのです。ですが、この年齢はまだ一人遊びの時期で頭や体が先に育ちます。他人と遊ぶも人の気持ちを考える能力は未発達です。

心の成長は目に見えにくいもの。焦らなくて大丈夫、5歳まで待とう

思いやりや優しさは、心の成長によって育まれます。それは目に見えにくいものですから、思わず「優しくしなさい、貸してあげなさい」などと言葉で誘導しがちです。しかしそれでは子どもは言われなければ優しくできないなど、状況に合わせて自分で考え、行動する力が身に付かないことも。人への配慮は自らできる子であってほしいですよね。心の成長は5歳頃からといわれています。それは、この頃から共感脳が発達してくるためです。

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