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七五三の初穂料って?金額や書き方など疑問を解決
そこで今回は、子どもにとって家族にとっても素敵な七五三の思い出となるよう、役立つ情報をご紹介します。七五三のさまざまな行事計画の中から、参拝の際に必要となる「初穂料」をピックアップ!包む金額から納め方まで、詳しく調査しました!ぜひ参考にしてくださいね。
■七五三の初穂料ってどんなものか知っていますか?
子どもの成長をお祝いする「七五三」。その名の通り、7・5・3歳を節目とし、その年の11月15日を目安に行います。一般的に男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳に神社やお寺で参拝し、ご祈祷してもらいます。その際に必要なのが「初穂料」です。まずは、初穂料ってなんだろう…そんな疑問から解消していきましょう!
・初穂料ってなに?
初穂料とは、七五三で神社やお寺に参拝する際の御祈祷料のことを言います。子どもの成長を祈願してもらった感謝の気持ちとして、お金を包みます。初穂料という言葉、なかなか普段聞きなれないですよね。実は「初穂」とは、その年で最初に収穫されたお米のことを意味しているのです。お米(特に新米)は昔の人にとって、現代のお金と同じ価値でした。そのためその年の収穫や豊作を神様や自然への感謝の気持ちを表すため、初穂(新米)を神社に奉納していたのです。その昔の習わしから、お米の代わりにお金を納める「ご祈祷料」に「初穂料」という言葉が使われるようになったとされています。
・相場はいくら?
初穂料の一般的な相場は、「5,000円~10,000円」といわれています。◆御祈祷のみは、5,000円◆御祈祷後に御札や御守りなどを分けていただく場合は、10,000円を目安に初穂料を包むとよいでしょう。神社やお寺によっては、金額が定められている場合があるので、事前にホームページをチェックするか電話で問い合わせるなどして確認することをオススメします。
・2人以上の場合は?
兄弟や姉妹がいっしょに参拝し、御祈祷を受ける家庭も多いと思います。その際の初穂料は基本的に「初穂料×人数分」とされています。例えば、初穂料5,000円の場合には「兄弟・姉妹が、2人の場合は10,000円、3人の場合は15,000円」です。しかし神社・お寺によっては、人数が増える際の割引金額や指定金額が定められている場合があります。相場同様に事前確認をするとよいでしょう。
■正しい初穂料の納め方をチェック!
では実際に、初穂料を用意する際に大切なポイントをおさえておきましょう。正しい初穂料の納め方を確認して事前に準備しておくと、安心して七五三の当日を迎えられます!
・初穂料にのし袋は必要?
一般的に初穂料は、のし袋に入れて渡すとよいでしょう。そこで重要なのが、どのようなのし袋を選ぶのか…ですよね。その際に注意したいのが「水引」です。
初穂料に使用する水引は「紅白蝶結び」です。蝶々結びは何度でも結び直せることから、何度くりかえしてもよい、御礼や御祝いごとなどに用います。初穂料以外にも、出産祝いや入学・卒業、成人式などで使用します。
ちなみに、紅白結び切りの水引は、紅白蝶結びとは違い簡単に結び目がほどけません。そのため、結婚や快気祝いなど一度きりであってほしい御祝いごとに用います。このほかにも水引の種類はあります。のし袋を選ぶ際はマナーを守ってセレクトしましょう。
・のし袋の書き方は?
のし袋には、表書きを記入する「外袋」とお金を包む「内袋(中袋)」があります。外袋…表書きは水引を中心に記入します。上段には「御初穂料」または「初穂料」と書き、下段にはフルネームで子どもの名前を書きましょう。内袋…表側に包んだお金の金額を旧字で「金~円」と書きます。裏側の左下には、住所と名前を書きましょう。ご祈祷中に、子どもの名前や住所を読み上げることもあります。読み方が難しい場合は、あらかじめフリガナを記入しておくとよいでしょう。
基本的に初穂料にはのし袋を使用しますが、準備できなかったときは白封筒でも◎神社やお寺によっては、のし袋ではなく白封筒を指定することもあるそうです。その際も同様に、名前や住所などを記入しましょう。