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【赤ちゃんのミルクの量】新生児から月齢別に解説!混合の場合や「あげすぎ」「足りない」の判断基準も
赤ちゃんにとって大切な栄養源となる母乳やミルク。母乳は飲む量を量ることが難しいのですが、ミルクはきちんと量を守って与えなければなりません。しかし、ミルクの量は正確な決まりがなく、赤ちゃんの成長によって異なるのです。
また母乳との「混合」やミルクだけの「完ミ」だけでも量は違います。ではどのようにミルクの量を決めればいいのでしょうか。今回は、赤ちゃんに与えるミルクの量を月齢別に紹介します。
今回紹介するミルクの量は、あくまで目安となる量です。赤ちゃんの成長には個人差があるのでその子に合わせて調節してあげましょう。
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赤ちゃんのミルクの量の考え方
赤ちゃんの1日に必要な哺乳量は、赤ちゃんの体重から計算することができます。離乳食が始まる前の赤ちゃんの1日の哺乳量は、1kgあたり約100ml~200ml。ここでは1kgあたり約150 mlで計算してみましょう。
【4kgの赤ちゃんの場合】
- 1日に必要な哺乳量:4kg×150 ml=600ml
- 1回の哺乳量(3~4時間おきに授乳の場合):80 ml
となります。このように赤ちゃんの体重から1日に必要な哺乳量の計算が可能。
しかし、赤ちゃんの成長には個人差があるため、ミルクを飲む量も個人差が出ます。たくさん飲む子もいればあまり飲まないという子も。大事なのは赤ちゃんの成長に合わせて量を調節してあげることです。
1日に飲む量や体重の増え方の心配もあると思いますが、無理に飲ませすぎるのもよくありません。赤ちゃんの体調や成長を見てミルクの量は調節してあげましょう。
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<新生児期>月齢別・赤ちゃんのミルクの量の目安と回数
今回は「明治ほほえみ」のミルクに記載されている量を参考にしています。ここでは新生児期のミルクの量について解説しますが、あくまで目安の量なので参考として考えてくださいね。
・生後0日~生後14日
【ミルクの量】
- 生後0日~7日:0日目は10ml、1日目は20mlと1日ごとに10ml増やしていき、3時間おきに1回80ml
- 生後7日~14日:3時間ごとに1回80ml
生後間もない赤ちゃんは、ママのお腹から出てきたばかりでうまくミルクが飲めないこともあります。満腹中枢も未発達なので、飲みすぎてミルクを吐き戻してしまうことも。赤ちゃんの様子に注意しながら与えることが大事です。
・生後2週間~生後1ヶ月
【ミルクの量】
- 3時間ごとに1回80 ml~120ml(約7回)
生後0日に比べると、飲む量も増えてきます。体重は1日20~50gずつ増えることになるので、体重も目安に入れてミルクをあげるようにしましょう。
<生後1ヶ月~生後4ヶ月>月齢別・赤ちゃんのミルクの量の目安と回数
ここでは生後1ヶ月から生後4ヶ月頃までのミルクの量について解説します
・生後1ヶ月~生後2ヶ月
【ミルクの量】
- 3~4時間ごとに1回120ml~160ml (約6回)
この頃からミルクを飲むことにも慣れてきます。1回のミルクの量も増えていき、飲むスピードも早くなりますが、焦らずにゆっくり飲ませるようにしましょう。
・生後3ヶ月~生後4ヶ月
【ミルクの量】
- 4時間おきに1回180ml~200ml(約5回)
この頃には首もすわり、早い子は寝返りをすることも。寝ているばかりの赤ちゃんも少しずつ活動的になってきます。ミルクの量は個人差があり、飲む量も赤ちゃんによって変わります。
もしミルクが足りなくて泣いているときは少し増やしてあげましょう。増やし方として、まずは1回10ml~20mlくらいから様子をみます。急に量を増やしすぎると、吐き戻してしまうことがあるので、増やすタイミングには注意が必要です。
<生後5ヶ月~1歳まで>月齢別・赤ちゃんのミルクの量の目安と回数
ここでは生後5ヶ月頃から1歳までのミルクの量について解説します。こちらも目安量なので、赤ちゃんの成長に合わせて調節してくださいね。
・生後5ヶ月~生後6ヶ月
【ミルクの量】
- 4時間おきに1回200 ml~220ml(約5回)
この頃から離乳食が始まります。初めは1回の離乳食で量も少ないので、ほとんどの栄養はミルクから摂取することになります。
・生後6ヶ月~生後9ヶ月
【ミルクの量】
- 4時間おきに1回200 ml~220ml(約5回)
離乳食開始から1ヶ月が経つと、離乳食が1日2回になります。少しずつ食べる量が増え、ミルクを飲む量も減ってくる頃です。この時期は赤ちゃんが飲みたいだけ飲ませるようにしましょう。
・生後9ヶ月~1歳頃
【ミルクの量】
- 4時間おきに1回200 ml~220ml(約5回)
この時期になると、離乳食は1日3回に増えて大人と同じ食事回数になります。だんだんミルクの量も減っていき、ミルクをほしがらない子も出てくるかもしれません。離乳食をしっかり食べ、ミルクを飲む量が減ったり、1歳を節目に断乳を始めるママも出てくる頃です。
混合にする場合のミルクの量は?
母乳とミルクを混合で与える場合のそれぞれ目安量は決まっていないため、母乳の分泌量や赤ちゃんの様子を見ながら加減することが必要です。
混合の場合は、まず母乳を優先的に飲ませ、足りないと感じたらミルクで補います。ミルクの量は、赤ちゃんの体重から算出した1日に必要な哺乳量を目安に調節してください。ただし、混合では正確な量が分かりにくいため、飲ませすぎには注意が必要です。
あげすぎ?たりない?ミルク量の見極め方
<ミルクの量の見極め方>
- ・体重が増えていなければ足りていない
- ・おしっこの回数が少なければ足りていない
- ・体重が急激に増加していれば上げすぎ
- ・飲んだ母乳やミルクを何度も吐いてしまうならあげすぎ
詳しく見ていきましょう。
・体重が増えていなければ足りていない
ミルクの量がちゃんと赤ちゃんに合っているのか不安になりますよね。ミルクの量の見極め方はふたつあります。ひとつは赤ちゃんの体重が増えているかどうかです。通常、新生児は1日ごとに体重が増えていきます。
しかし思うように体重が増えないときはミルクの量が足りていない可能性があります。体重が思うように増えていなくて不安な場合は、病院や地域の保健師さんなどにミルクの量を相談してみるのもおすすめです。
・おしっこの回数が少なければ足りていない
もうひとつは、おしっこの回数です。一般的に赤ちゃんは1日7~8回おしっこをしますが、これよりおしっこの回数が少ない場合は水分が不足している可能性も考えられます。
そのときは少しミルクの量を増やしてみるのがいいかもしれません。
・体重が急激に増加していれば上げすぎ
新生児期の赤ちゃんは、ミルクを与えるだけ飲んでしまうこともあるため、特に母乳とミルクの混合の場合に飲みすぎることがあるようです。
赤ちゃんの体重が急速に増えているようなら、それは上げすぎかもしれません。
・飲んだ母乳やミルクを何度も吐いてしまうならあげすぎ
赤ちゃんは、ゲップを出すと同時にミルクを吐くことがあります。これは、赤ちゃんの胃や筋肉が未熟なことなどが関係していて、ミルクの摂取量が少量であっても吐き戻しが起こることがあります。
一方で、母乳やミルクを飲むたび吐いてしまうというような場合は、飲み過ぎを疑ってミルクの量を減らすことも考えましょう。
飲みすぎを防ぐには、母乳やミルクを与えた後に泣いても、すぐに追加するのではなく、まずは空腹以外の要因を考えて実践してみましょう。意外に違った理由で泣いていた…ということも多いかもしれません。
ミルクの量は個人差あり!月齢別や赤ちゃん個人に合った量を見極めて
今回は、一般的なミルクの量について解説しましたが、これらはあくまで目安として考えてください。赤ちゃんの成長には個人差があり、発達や発育も人それぞれです。毎日赤ちゃんを観察していると、ミルクの量が多いか少ないかが分かってくるでしょう。赤ちゃんの様子を見ながら、その子に合ったミルクの量を調節してあげてくださいね。
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