出典:@manabirdieさん
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今年の夏バテ対策!夏バテに効く食べ物・飲み物はコレだった
■夏バテっていったい何?夏バテの正体や原因
夏になると食欲が減退する…、食べたいものが思い浮かばない…といった気分になる夏バテ。けれども夏バテは正式な病名なのでしょうか?夏バテのアレコレを調べてみました。
・夏バテの正体とは?
夏バテは「暑気あたり」や「暑さ負け」、「夏負け」などとも言われます。夏の暑さや多湿が続いて人間の体に影響し、体に身体的変調が起こることが夏バテです。夏バテになると食欲不振が続き、食べ物が思ったように食べられなかったり、“おいしい”と思えなくなったりします。さらに、全身の倦怠感やダルさを感じたり、不眠の症状に苦しんだりする人もいるのだとか。この他にも、風の通りが悪い室内にいることで熱中症のような症状が現れたり、屋外で脱水症状が起こったりすることも、夏ならではの体調不良。これも、夏バテの一種と言われるようです。
・夏バテの原因とは?
夏になると、どうして体はバテてしまうのでしょうか。高温多湿の環境下では、体はどうにか体温を一定に保とうと、自律神経を使います。夏にはこの自立神経はずっとフル稼働しているため、疲弊し乱れてしまうのです。この“乱れ”こそが夏バテの原因。また、室内は空調を効かせて涼しくしている反面、外気温は30度を超えていたりすると、室内外で温度差が生じます。この温度差も自律神経の乱れの要因となってしまうようです。夏バテは、早い人だと6月中旬から始まるそう。個人差がありますが、夏に弱い人はこの季節が終わるまで続くといいます。そんな夏バテは、本格的な夏の到来前から予防しておくことがおすすめ。次は、夏バテに効く食べ物やその食べ方を調べてみました。夏バテになってしまいそうな人も、今年の夏はバテたくない!と思っている人も、チェックしてみてくださいね。■夏バテ予防できる食べ物や、食欲がわかないときの食べ方とは?
夏が来る前に、夏バテに効くとされる食べ物を知っておきましょう。もし夏バテになって、食欲減退が起きたときも、正しい食べ方を知っておくと体調不良が和らぐかもしれません。
・土用の丑の日のうなぎを使って…うなとろ丼ぶり
2018年7月20日は土用の丑の日。諸説ありますが、丑の日だけあって「う」から始まる食べ物を食べておくと夏あたりしない!という説から、うなぎを食べる習慣が広まったといいます。とはいえ、うなぎは暑い夏に失われがちなビタミンB1を豊富に含んだ食材。そのため、夏バテの予防に最適な食べ物なのです。こちらのうなとろ丼は、器にご飯を盛り、とろろをかけてその上にうなぎをオン。オクラやネギを彩りに添えたらできあがりです。少量のうなぎで作ることができるので、土用の丑の日に余ったうなぎを使ってもよいかもしれません!夏バテで濃い味のうなぎはたくさん食べられない…という人にも、おすすめです。
・スペインの冷たいスープガスパチョで夏野菜をおいしく摂取
スペイン料理の冷たい野菜スープ「ガスパチョ」。夏には旬野菜のトマトをふんだんに使ったメニューなので、夏バテにぴったりです。夏野菜は夏バテにいいの?と疑問に思うかもしれませんが、野菜にはもとより体調不良の時に摂取したいビタミン群が豊富に含まれています。さらに、旬の野菜である夏野菜は夏の時期だけそのビタミン含有量がアップ。だからこそ、夏には夏野菜をしっかり摂るのがおすすめです。ガスパチョはトマト・赤ピーマンなどの赤い野菜を使用。玉ねぎときゅうりを加えて材料すべてをぶつ切りにします。水分はトマトやきゅうりに含まれる野菜の水気だけで充分。ミキサーで材料をかく拌したら、塩コショウと白ワインビネガー、オリーブ油で味付けをしましょう。最後に冷蔵庫でたっぷり2時間寝かせると、スペインの冷たい夏野菜スープ・ガスパチョの完成です。
・さっぱり&冷たいのどごしが心地いいレモンうどん
夏バテに効果的な食べ物として紹介したいのは、酸っぱいレモン!レモンに含まれるビタミンCは一般的な風邪予防として効果的な食材。さらに、体に溜まった疲労を分解して解消させるクエン酸も多く含まれているため、夏バテ予防にはレモンがおすすめなのです。しかし、酸っぱいレモンをそのまま食べるのは、なかなか難しいかもしれません。そんなときは、夏バテしていてもツルっと食べられる冷やしうどんとレモンをかけ合わせちゃいましょう。冷やしれもんうどんの作り方は、いつもよりも気持ち濃いめにうどんつゆを作り、そこにレモンの絞り汁を加えます。トッピングで薄くスライスしたレモンをうどんの上に乗せるとできあがり。レモンの酸っぱさはあまり感じられず、いつもの冷やしうどんよりもかなりすっきりした爽やかな風味が楽しめます。
・アートな見た目がフォトジェニック!カラフルロールピクルス
夏バテにおすすめの食材としてレモンを紹介しましたが、同じ理由でクエン酸を多く含んでいる酢は、夏バテ予防に適した調味料です。酢を使った料理はいろいろありますが…、今回はフォトジェニックで食欲もそそられる、おしゃれなカラフルロールピクルスをご紹介します!作り方は、ズッキーニスライスとにんじんや大根、なすなどのお好みの夏野菜各種を、写真のようにくるくると包みこみ丸めて、つまようじでセット。これを、砂糖・塩・酢・水を混ぜ、にんにくと黒コショウ、輪切り唐辛子とローリエで味付けしたビネガー液に漬け込むだけです。漬け込む目安は6時間。夏バテ効果を期待するなら、夏野菜を積極的に使ったピクルスにするのがおすすめです。ビネガー液のさっぱりした風味と、野菜の自然なうまみが堪らない一品。食欲のないときでも、箸がどんどん進みそうです。
■調理せずにそのまま口にできる♪夏バテ予防におすすめの果物
料理をするのは火を使うから暑い…!すぐに口に入れられるもので夏バテ予防をしたい!というあなたに、次は夏バテに効く果物をご紹介します!
・旬の果物は栄養満点☆夏みかん
「冬はこたつでみかん」が定番スタイルだという人もいるかもしれません。日本人が好む果物であるみかんは、夏バテだけでなく風邪の予防にも最適です。その秘密は、ミカンに含まれるビタミンC、B、クエン酸。冬には卓上で食べられる小さなみかんはありませんが、代わりに夏ミカンがとっても旬。旬の果物は旬の効果が期待できるので、夏バテ予防には積極的に夏ミカンを摂取したいものです。
・梅は胃腸の不良に効くフルーツ
夏バテの症状の中で、辛いのが胃腸の不良です。胃がむかむかしたり、食欲がわかず食べられなくなったり、吐き気がしたり…。そんな胃腸不良を緩和してくれるのが梅。梅干しは通年で手に入るので、夏バテ気味のときは梅干しを使って梅を摂取しておきましょう。暖かいご飯の上に乗せて食べてもよいですし、冷たいおかゆに梅干しを乗せてもおいしく頂けますよ。
・夏後半は梨を食べてミネラル補給を
早いところでは7月中旬から売っている梨。夏というよりも秋の果物ではありますが、梨は夏バテにぴったりの成分がたっぷり入っています。まず、梨には夏の間に失われたミネラルが豊富に含まれているところがポイント。他にも、カリウムが含まれているので、体内の不要な塩分(ナトリウム)を体の外に出してくれて、血圧を正常値に下げてくれる効果も期待できるのです。夏バテ予防というよりも、夏の間にバテてしまった体のリカバリに、梨はおすすめです。美味しく食べる方法は、とことん冷やすこと。シャキシャキの食感を楽しみましょう。
・夏の定番フルーツスイカ!夏の体がよろこぶ栄養素たっぷり
スイカの生産者さんが制定したスイカの日は7月27日です。その理由は、スイカの縦じま模様が綱(27)に見えることと、スイカが旬の時期だから。夏に旬を迎えるスイカは、旬のフルーツだけあって夏の体がよろこぶ栄養成分がたっぷり含まれています。梨にもふくまれるカリウムはそのひとつ。他にも、糖分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分もたっぷり。夏とスイカという組み合わせは、栄養的にも理にかなっているようです。冷やして切ってそのまま食べてもおいしいし、調理も可能。ちょっと変わった食べ方をしてみたい!という人には、「スイカ料理」がおすすめです。