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朝ドラヒロインへの共感は、想像力と優しさが育つ5歳から
vol.973【1日1成長お母さん】様々な感情の経験とお母さんの「ありがとう」が優しい心を育む
“優しくできる子になって”と願うお母さんの気持ちが通じるのは何歳から?
子育て中のお母さんなら「優しくしなさい」と言ったことが一度はあるはず。2歳前後の子どもは自己主張が強くなり、お友だちとケンカをすることも出てきます。自分の子どもが優しくできない様子を見て、私の育て方が悪いだろうかと悩むお母さんもいるかもしれません。しかし、優しさが育つのは5歳から。優しさとは、相手の気持ちを想像できるようになってから育まれます。個人差はありますが、2歳の子どもが相手の気持ちを想像するのはまだ難しいのです。
人の気持ちを想像したり共感したりする心の成長は5歳頃が最も育つ時期
お母さんが子どもたちと朝ドラを見ていた時のこと。ヒロインが雨の中で抱き合い結婚の約束をして涙を流すシーンを見たときのことです。5歳の女の子は「嬉しいんだね」と言いましたが、3歳の男の子は「雨に濡れて嫌なんだね」と言ったそうです。2人の異なる解釈や表現にお母さんは驚き大笑いしたそうです。5歳の子は“好き”と言われると嬉しいという自分の経験から、ヒロインの気持ちを想像できる力が育っていたのでしょう。
「ありがとう」を要求されたら、感謝の言葉で優しさを促進させるチャンス
5歳前後の子どもを持つお母さんの多くが経験する「ありがとう」の強要攻撃。お母さんから「ありがとう」と言われたくて子どもは役に立つ事を一生懸命に探して行動します。“これをしたらお母さんは喜ぶかな?”と一番身近な人の気持ちを想像することが優しさの始まり。感謝の言葉によって自分の行動がどの様に感じてもらえるかを知り、徐々に多くの人の気持ちを想像し優しくできる子になるのです。子どもからの強要には素直に応じてくださいね。
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