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4歳児に効果的な我慢の練習。「買わないよ」を貫く先の落とし穴
vol.1095【1日1成長お母さん】4歳で我慢が身につくと、目標に向かって努力ができる子になれる
心のコントロール力を身に付けるために必要なのは努力や我慢ができること
乳幼児期に自分の要求をたくさん叶えられた子どもの方が、その後の自律性がよく育つと聞いたことがあるかもしれません。自律性とは自分の意志で思いや行動をコントロールする力のこと。実は努力や我慢は自律性に関わっています。我慢は4歳の時期に育てるのが最適です。しかし現実は4歳で出てくるわがままに苦労されるお母さんも多いのではないでしょうか。
我慢の練習を勘違いすると、すぐに“あきらめる子”になってしまう可能性も
スーパーのお菓子売り場や自動販売機の前で4歳くらいの子が「買って買って!」と泣いている姿を見ることがよくあります。「後でね」「今度ね」「今日はダメよ」などお母さんが言葉をかけると泣き出し、地団駄を踏む子どもの姿。泣いても暴れても「買わない」というお母さんの姿勢を貫くことは、しつけにおいて大切です。しかし「買わないよ」の繰り返しで学んでいくのは我慢ではなく“あきらめ”になってしまうのです。
我慢とは願いを叶えるために待つという行為。願ったことを“なし”にしない
あきらめではなく我慢を子どもに身に付けるには“目標設定”が必要です。それは待てば願いが叶うということ。まずは願いに対して「いいよ」と欲求を受け入れて、待たせる経験が必要です。「いいよ。買い物が全部終わったらね」我慢は少しの“待つ”ことから教えていきます。買ってあげるのが「今度ね」ではどれくらい待てばいいのかがよく分かりません。「買い物が終わったらね」や「家の近くの自動販売機でね」など具体的に想像できるゴールを設定しましょう。
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