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指示待ち族から抜け出すには、口出しせずに「どうしたらいい?」

Baby&Kids

指示待ち族から抜け出すには、口出しせずに「どうしたらいい?」

vol.1097【1日1成長お母さん】自分で考える習慣こそが判断力と自己決定力の基礎となる

“素直=決められない子”にならないためにお母さんが気をつけたいこと

小さい頃から聞きわけがよい素直な子っているものです。「ダメよ」と言われたことはしないし「いいよ」と言われたら喜んで楽しむ。人が大好きで誰に対しても愛想がよく、いつもニコニコと協調性が高いので、お母さんはとっても助かります。その反面、自分の意見がなかったり何でも人任せにしたりする傾向が。そのためお母さんはついついあれこれと指示してしまいます。実はお母さんが指示を出すのをやめると、子どもの判断力と決定力は飛躍的に伸びるのです。

子どもの指示待ちはお母さんへの信頼。安全だと分かっているから

4歳のIちゃんは素直で明るい女の子ですが、お母さんには気になることがあるのだそうです。それはIちゃんがすぐに「どうしたらいい?」と聞きにくるということ。「何をするにも自分の意見がないというか、何でも決めてもらいたがるの」とお母さんはため息をつきます。ちょうどその時Iちゃんが「お母さん暑いよ〜!」とやって来ました。お母さんはすぐ「服を脱ぐかお茶を飲みなさい」と言いますが、Iちゃんは「服とお茶、どっち?どっちなの?」と食い下がっています。

指示を出すから指示を待つようになる。考えさせるチャンスを見逃さないで

実は子どもの判断力は、お母さんがすぐに指示を出さない方が伸びます。特にIちゃんのような聞き分けの良い子ほど、大人の言うことに従いたがる傾向があります。激しい欲求が少なく“みんなと同じ”が嬉しいので、物事を自分で決定せずにみんなの意見に合わせがちです。それが習慣になり、自分で考えずに人が決めるのを待つようになるのです。効果的なのは困った時ほどお母さんが質問をすることです。「どうしたらいい?」の質問で、自ら考え決定する力をつけさせてあげましょう。

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