Baby&Kids
失敗こそチャンス。後始末を任せると、子どもはどんどん賢くなる
vol.1120【1日1成長お母さん】「拭いといてね」の一言で、創意工夫の力がぐんぐん伸びる!
子どもの能力をぐんぐん伸ばす工夫する力。必要なのは失敗すること
「失敗はたくさん経験した方がいい」「子どもの頃に簡単な失敗をどんどんさせよう」学習塾の先生との話や受験雑誌などには、そういう言葉がたくさん出てきます。勉強と小さな頃の失敗の経験がどう関係があるのかと思うかもしれません。でも実は、このふたつは直結していると言っても過言ではありません。子どもは教えてもらったことからではなく、自らの失敗や経験から学びを深めます。最初から成功するように教え込むより、まずは自分でやらせて失敗しても見守りましょう。
子どもにとっては全てが新しい経験になる。失敗こそ学びの宝庫と喜ぼう
4歳のK君から聞いたお話です。お母さんのお手伝いをしようとキッチンに入ったK君は、うっかり卵を落としてしまいました。「お母さんに拭いてねって言われたんだけど、卵って拭くのが難しいの。ネバ〜ってついてくるから、お布巾たくさん洗ったの」とK君。濡らした布巾でないと上手に拭けないこと、拭いた布巾も何回も洗わないと綺麗にならないことなど“割れた卵を拭く”という経験から分かったことをたくさん教えてくれました。
子どもは失敗を通してたくさんのことを発見する。後始末を任せてみよう
子どもは失敗した事実と後始末を通して、実に様々なことを学びます。割れた卵を拭き取るのは難しいという事実から、どうしたら綺麗になるのかという工夫を始めます。この“工夫する力”を養うのがポイント。工夫ができるようになると、小学校で勉強を始めても様々な工夫を凝らして自主的に取り組むことができるようになります。工夫してできた!という体験は自信にも繋がります。後始末から子どもが学べることは大きいのです。
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