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学資保険は控除できる!申告すれば負担が軽くなっちゃうかも

子どもの教育資金を支えてくれる学資保険。子どもがいる家庭では、加入している人も少なくないはず。実は、学資保険で支払った保険料には控除があるのを知っていますか?きちんと申告すれば、税金の負担が軽くなっちゃうかも!今回は、ファイナンシャルプランナーの資格を持つライター・うみが学資保険にまつわる控除について詳しく紹介します。

申告してないなんてもったいない!加入している学資保険を確認してみよう。

■学資保険ってどんな保険なの? メリットとデメリットも紹介

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学資保険とは、将来子どもにかかってくる学費をカバーするための貯蓄型保険です。月払いか年払いで保険料を支払い、子どもの入学などのタイミングでまとまったお金が受け取れます。子どもの学費を着実に準備でき、支払額よりも受取額の方がアップするものもあるところがメリット。
しかし、途中解約をすると元本割れを起こす可能性があるというデメリットもあります。

■申告がマスト!学資保険は年末調整で控除される

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学資保険で支払った保険料は“生命保険料控除”の対象です。生命保険料控除を受けることができれば、住民税や所得税の金額が少なくなりますよ!控除を申告するためには、“生命保険料控除証明書”の提出がマスト!
9月~11月頃に保険会社から自宅に郵送されてくることがほとんどなので、大切に保管しておきましょう。

■学資保険の控除を申告できるのは誰?

学資保険の控除を申告できるのは“保険料の支払いをしている人”です。学資保険の契約者が誰であれ、支払いをしている人が控除申請できるので注意しましょう。例えば、契約者や保険金の受取人が妻であっても、夫が支払っていれば夫の控除対象になります。

■きちんと申告しよう!学資保険の控除を受ける方法

会社員と自営業では手続きが違うので気をつけましょう。

<会社員の場合>

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会社員の人は、毎年11月~12月頃に行われる年末調整で控除の手続きが可能です。“給与所得者の保険料控除申告書”に保険料の支払額を記入し、生命保険料控除証明書をいっしょに勤務先に提出すればOK!

<自営業の場合>
自営業の人は年末調整がないため、毎年2~3月頃に行う確定申告で控除の申告を行います。確定申告の生命保険料控除欄に保険料の支払額を記入し、生命保険料控除証明書といっしょに税務署に提出しましょう。

■学資保険で控除を受けるときのポイント4つ

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学資保険の保険料を支払っていても、場合によっては控除が受けられなかったり控除額が違ったりすることも…。注意してほしいポイントを4つ紹介します。

【ポイント1.締結時期】
2010年度に税制改正が行われたため、2011年12月31日以前に契約した保険は“旧契約”、2012年1月1日以降に契約した保険は“新契約”と分けられています。旧契約であっても新契約であっても控除を申告することは可能!
控除の計算方法が新契約・旧契約ごとに違うので、どちらの保険についても記入しておけば、税務署がお得な方を適用してくれますよ。

【ポイント2.保険期間】
残念ながら、保険期間が5年未満の保険は控除の対象とならないことも…。契約する前に、控除の対象になるのかどうか確認すると良いでしょう。

【ポイント3.加入しているほかの生命保険】
生命保険料控除には限度額があります。もし、学資保険の他にすでに加入している保険があり年間支払額が上限以上の場合は、学資保険分の控除は受けることができません。

【ポイント4.保険金の受取人】
生命保険料控除の対象になる保険の条件に、“受取人は、保険料若しくは掛金の払込みをする者、又はその配偶者となっている契約であること”というものがあります。
例えば、受取人を妻に指定している妻名義の保険料を夫が支払っていた場合、もし離婚したら受取人は配偶者ではなくなるため、生命保険料控除の対象から外れてしまい、控除の申請は無効です。

■学資保険の生命保険料控除額はいくら?

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学資保険は生命保険料控除の“一般生命保険料控除”の枠で申告することができ、控除をすれば所得税と住民税がそれぞれ減額されます。新契約と旧契約とで控除額が違うので、それぞれ見てみましょう。

【新契約の場合】
[所得税]
〈年間支払保険料額〉 〈控除額〉
20,000円以下      支払保険料全額
20,001~40,000円    支払保険料×1/2+10,000円
40,001~80,000円    支払保険料×1/4+20,000円
80,001円以上      40,000円(一律)

[住民税]
〈年間支払保険料額〉 〈控除額〉
12,000円以下      支払保険料全額
12,001~32,000円    支払保険料×1/2+6,000円
32,001~56,000円    支払保険料×1/4+14,000円
56,001円以上      28,000円(一律)


【旧契約の場合】
[所得税]
〈年間支払保険料額〉 〈控除額〉
25,000円以下      支払保険料全額
25,001~50,000円    支払保険料×1/2+12,500円
50,001~100,000円    支払保険料×1/4+25,000円
100,001円以上     50,000円(一律)

[住民税]
〈年間支払保険料額〉 〈控除額〉
15,000円以下      支払保険料全額
15,001~40,000円    支払保険料×1/2+7,500円
40,001~70,000円    支払保険料×1/4+17,500円
70,001円以上      35,000円(一律)

※2020年2月時点での控除額です。

■学資保険の控除を申請した際の還付金は?

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「控除を申請すると税金が安くなる」とはいうものの、何がどれくらい安くなるの?と思っている人も少なくないはず!学資保険の控除でどのくらい税金が還付されるのか、例を見てみましょう。

年間支払額12万円(新契約)の学資保険を所得税率20%・住民税率10%の会社員が支払っている場合…

[所得税] 生命保険料控除40,000円×20%=8,000円
[住民税] 生命保険料控除28,000円×10%=2,800円

8,000円と2,800円を合わせて、10,800円の還付を受けることができますよ。

■年末調整の保険料控除申告書の正しい書き方

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1.「保険会社等の名称」の欄
「ソニー生命保険」や「日本生命」など保険会社の名前を書きます。長くて枠からはみ出るときは、略称でもOKです。

2.「保険等の契約者の氏名/受取人」の欄
学資保険を契約した人の名前を「保険等の契約者の氏名」の欄に、満期になったときの保険金を受け取る人の名前を「保険等の受取人の氏名」の欄に記入しましょう。

3.「あなたが本年中に支払った保険料等の金額」の欄
1月1日~12月31日までの1年間に支払う金額を記入するところです。保険会社から郵送されてくる生命保険料控除証明書に載っている“申告額”の金額を記入しましょう。

[注意]学資保険に“医療保険特約”がついている場合、生命保険料控除の申告は一般生命保険料控除枠ではなく介護医療保険料控除枠になる場合があります。どちらの対象になるかは、保険会社から郵送される生命保険料控除証明書の分類の部分に載っていますよ!

■学資保険に加入している人は控除申請もお忘れなく

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夫婦が子どもの教育費のためにと加入している人が多い学資保険。自動で引き落とされるものがほとんどなので、コツコツ貯めていくのが苦手な人にもおすすめの保険です。保険料を支払うだけ支払って、控除の申請をしていないともったいないことに!申告の書き方は慣れてしまえば簡単なので、ぜひ忘れずに行ってくださいね。

うみ

ピンク大好き女の子(5歳)といつもニコニコ男の子(2歳)を育てる関西ママです。趣味はおしゃれと資産運用!豊かな生活を送るために知識をつけようと、独学でファイナンシャルプランナー2級を取得しました!みなさんに役立つ情報をお届けできるよう頑張ります♡
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