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ふるさと納税と住宅ローン控除は併用できる?併用する場合のポイントは?

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Lifestyle

ふるさと納税と住宅ローン控除は併用できる?併用する場合のポイントは?

■住宅ローン控除をすでに受けている人がふるさと納税するとどうなる?

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住宅ローン控除をすでに受けていてもふるさと納税を利用することは可能です。ふるさと納税を行った場合、税の控除を受ける手続きがふたつあります。ひとつは「ワンストップ特例制度」の利用、ふたつ目は「確定申告」の利用で、どちらかの手続きを必ず行わなければなりません。
確定申告で行った場合は、住民税だけでなく所得税からも控除されるので、住宅ローン控除の満額を受けられないことがあり注意が必要です。ワンストップ特例制度を利用する場合は、基本的には住民税から控除される仕組みになっています。
そのため確定申告のときのように、控除額のロスをすることはほとんどありません。ただしこの制度を利用できない場合があります。
詳しくは次の項目で見ていきましょう。

■ふるさと納税と住宅ローン控除を併用する際の注意点

お得な制度は注意点に気をつけながら上手に活用していきましょう。

・住宅ローン控除を受ける初年度はワンストップ特例制度が使えない

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「ワンストップ特例制度」の利用条件は3つあります。

1.寄付を行った年に確定申告を必要としない給与所得者など
2.1年間にふるさと納税を納付した自治体が5つ以内である
3.自治体への申請書を期日までに郵送していること

住宅ローン控除を初めて受ける1年目には、必ず確定申告を行わなければなりません。そのため、ワンストップ特例制度の利用条件である確定申告を必要としない給与所得者に当てはまらず利用ができないので、注意が必要です。

・確定申告を行う場合は控除額が減ることも

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確定申告をした場合に控除額が減ることがある理由としては、所得税に関してふるさと納税の控除後に住宅ローンの控除が行われるためです。思っていたよりも住宅ローンの控除額が少ないなと思ったら、原因は確定申告のこの仕組みにあるかもしれません。

・シミュレーションには気をつけて!

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多くのふるさと納税のサイトでは、控除額のシミュレーションをすることが可能です。寄付する金額を入れるだけで、あっという間に控除額を算出してくれる便利なツール。
ただし、住宅ローン控除まで考えられているものが少ないため注意は必要です。

■住宅ローン控除とふるさと納税の確定申告を行う場合

確定申告を行う場合についてさらに詳しく見ていきましょう。

・控除はどちらが優先?

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所得税に関しては、まずふるさと納税から控除されてその後、住宅ローン控除が行われます。住宅ローン控除に関しては、まずふるさと納税分の控除額が算出されそれを差し引いた課税総所得(納税額)から住宅ローン控除がされる仕組みです。
そこで控除しきれなかった場合は、住民税からの控除がされますが、住宅ローン控除は住民税においての控除限度額が決まっているため、限度額を超えた場合は切り捨てとなってしまいます。そのため、税額軽減の恩恵を受けきれないということも。
ただし、住宅ローン控除の減税対象額が所得税から差し引かれた場合は、この限りではなく控除額に影響はありませんので安心してください。

・控除額の計算方法は?

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控除額や控除上限額は所得金額やや扶養家族の有無によっても異なり、計算は難しくなります。またふるさと納税を行った年の所得金額が対象となるためそのため、金額はあくまで目安です。
住宅ローン控除も考慮されているサイトのをシミュレーションを利用して、目安の金額を知ることもできます。「ふるさとチョイス」や「ふるさと納税ガイド」などのサイトには、詳しく項目を記入してシミュレーションしてくれるものが提供されています。

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