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優しい子に育てるには5歳がカギ。「ありがとう」と伝えよう
vol.1748【1日1成長お母さん】想像力を育ててあげることで人の気持ちが分かるようになる
「優しくしなさい!」では効果なし!優しい子に育てるのに必要なのは想像力
子どもに「お友だちに優しくしなさい!」と言ったことがあるお母さんは多くいることでしょう。他人を思いやれる優しい子に育ってほしいと願うのも親心。我が子がお友だちと仲良く遊んでいる姿を見るとお母さんも嬉しいものです。ではおもちゃを取りあってケンカしている子は優しい子ではないのでしょうか。そんなことはありません。思いやりとは他人の気持ちを想像する力です。発達心理学では5歳くらいから想像力が発達し始めますので、幼いころは相手の気持ちが分からなくても当然です。
5歳頃から相手の立場に立って考えたり気持ちを想像できるようになる
子どもが5歳くらいになると想像力の発達により、相手の気持ちを考えるようになります。“これをされると嫌かな?”“これをすると喜んでくれるかな?”と相手の立場に立って気持ちを想像するのです。まずは身近な親や年下の兄弟、園の先生に対して喜んでもらいたいと思い「お手伝いする」と言ったり年下の兄弟のお世話をするようになったりします。そこで「ありがとう」と言ってもらえることで子どもの心は満たされるのです。
自分の行動で人を喜ばせたい!お母さんからの「ありがとう」が心を育てる
5歳のAちゃんは最近家で「お手伝いする」と言うようになりました。特にやってもらうことがないときでも「ここを掃除してくれる?」と簡単にできそうなことを頼み、終わると「ありがとう!とても助かった」と言うととても嬉しそうなAちゃん。いつも忙しそうにしているお母さんの役に立って喜んでもらいたいのでしょう。「ありがとう」と伝えることでお母さんに喜んでもらったことが伝わり、思いやりの心が育まれていくのです。
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