兄弟は平等でなくていい。個性に合わせて関わり方に差をつけよう

子だくさんのママは子育ても慣れっこ？いいえ、毎回初心者です

たくさんの子どもを連れているお母さんは「赤ちゃんのお世話も慣れっこなんだろうな」と思われるかもしれません。しかし実際は、たとえ兄弟であってもひとりひとり個性があります。泣き方、食べる量、気に入るおもちゃも違うことがあります。泣き止ませ方ひとつとっても、上の子でうまくいった方法が下の子には全然効果がないこともあるかもしれません。何人産んでも、お母さんは毎回初心者として赤ちゃんに向き合っているのですね。
 

育て方が全てじゃない。お腹の中にいるときから一人に一つの個性がある

子どもはみんな持って生まれた個性があり、キッズコーチングではそれを“気質”と言います。お母さんのお腹の中でたった一つの細胞からいくつも臓器を作って胎児になる過程で、すでに個性ができてくるのです。天真爛漫なお母さんとこだわりの強いお父さんからわんぱくな赤ちゃんが産まれることもあります。気質によって興味を持つものや刺激の受け取り方が全く違います。兄弟でも一人一人の気質に注目して接し方を変えるとスムーズになります。
 

上の子で効果がなくても下の子で通用する!?気質が違えば興味も異なる

5歳のHちゃんと1歳のKくんのお母さんは、Kくんのおむつ替えに苦戦していました。「ぬいぐるみで誘いましょう」とアドバイスをされても、Hちゃんのときに効果がなかったので試していませんでした。しかし二人の気質の違いに気づいたお母さん。ぬいぐるみでKくんを誘ってみたら、なんとノリノリで寝転んだのです。それからはHちゃんを基準にすることなく、初心に帰ってKくんに合う方法を考えるようになりました。