出典:PIXTA
Lifestyle
冷蔵庫の大きさの選びのポイントは?家族の人数別に容量と設置サイズ、注意点も解説
■冷蔵庫の選び方のポイントは?
まずは冷蔵庫選びのポイントを確認しましょう。
・容量で決める
冷蔵庫には「容量」があります。冷蔵庫の容量とは、冷蔵庫のサイズではなく、庫内に入る量のこと。どれくらいの量が適しているのかは、家族の人数や、買いものの仕方(買い溜めタイプや、少量買いタイプなど)によって違います。
・デザインで決める
昔は白が主流でしたが、最近は冷蔵庫のデザインもさまざまです。ブラックカラーやガラストップ、木目調のものなど、まるで家具のようなデザインのものも。インテリアの一部として冷蔵庫もデザインで決めると良いでしょう。・省エネ性能で決める
冷蔵庫は電化製品なので、当然電気代がかかります。省エネ性の高い冷蔵庫は電気代も安くなる場合が多いです。導入のコストと同じようにランニングコストを重視される方は、省エネの性能にも注目しましょう。冷蔵庫には省エネ情報の提示が義務づけられているので、購入の際にチェックしてみてください。
・機能で決める
最近の冷蔵庫は信じられないほど便利な機能がたくさんあります!
~冷蔵庫の機能例~
○自動製氷機能
○プラズマクラスター
○スマホ連携
○AI機能
○急速冷凍
メーカーによっては上記以外にもたくさんの便利機能を展開していますよ!
また、冷蔵庫内の引き出しのサイズもチェックすべきポイント。チルド質や野菜室、冷凍室のそれぞれのサイズや引き出しの深さ、設置されている場所なども確認しましょう。
・ここが盲点!搬入できるかで決める
玄関ドアや窓の大きさ、また2階以上に設置予定の戸建てやアパートでは搬入経路の確認も必須です。搬入できるかどうか判断に迷う場合は、自宅の図面を持って家電量販店に相談に行くと良いでしょう。■【適切な容量は?】冷蔵庫の大きさ選びのポイント
ここでは、家族人数ごとの冷蔵庫容量の目安を紹介します。
・5人以上なら500L以上
5人以上の大家族の場合は500L以上の大容量タイプがおすすめです。食材の買い溜めや、作り置き、また冷凍食品を買うことも多いかもしれませんのでどの引き出しも大きめのものを選びましょう。・3~4人なら400~500L
子どもが1~2人の家庭なら400L以上の冷蔵庫がおすすめ!400~500Lなら、買い溜めしても作り置きしても十分な容量です。幅が狭いスリムタイプもあるので、設置場所が狭くても◎・2人暮らしは200~400L
新婚さんやカップル、親子や兄弟での2人暮らしであれば200~400Lがおすすめ。2人暮らしで外食が多ければ200L、2人暮らしだけど自炊が多いなら400Lと、ライフスタイルによって変わります。また、新婚さん・カップルの2人暮らしは、今後子どもを授かって家族が増える予定であれば大きめの冷蔵庫を用意しておいても良いかもしれません。
・一人暮らしは150~200L
一人暮らしの場合も、外食の頻度や自炊の有無によって、冷蔵庫のおすすめ容量に幅があります。
また、小さめ容量の冷蔵庫は、冷蔵と冷凍の比率も確認しておきたいポイントです。2ドアタイプの冷蔵庫は、商品によって冷凍室の大きさが全く違います。冷凍食品を買うことが多ければ冷凍スペースが大きいものを、飲みものや野菜など冷蔵室を多く使うなら冷蔵スペースが大きいものを選びましょう。
■【重要!】冷蔵庫を選ぶ際の注意点
冷蔵庫選びで失敗しないためには、ここで説明する3つのポイントの確認は怠らないようにしましょう。
・搬入経路を確認&確保する
冷蔵庫を設置したい場所まで運びこむときに、搬入経路を確保する必要があります。玄関ドアや大きめの窓から冷蔵庫を入れる、入り口から設置する部屋までに通過する扉や階段などの幅など、すべてをクリアしなければ、冷蔵庫は搬入できません。
また、マンションの場合はエレベーターの入り口サイズも確認必須です。
搬入経路はどの箇所も、冷蔵庫本体の外寸に+10cm以上の幅が必要になります。100~500L台の冷蔵庫それぞれのサイズの目安と、搬入に必要な搬入経路の幅と高さの目安を一覧にまとめたので参考にしてみてください。
冷蔵庫の容量 | 外寸の目安 | 必要な幅 | 必要な高さ |
100L台(150L前後) | 幅約50×高さ120cm | 60cm以上 | 130cm以上 |
200L台(230L前後) | 幅約55×高さ155cm | 65cm以上 | 165cm以上 |
300L台(350L前後) | 幅約59×高さ175cm | 69cm以上 | 185cm以上 |
400L台(450L前後) | 幅約68.5×高さ182cm | 78.5cm以上 | 192cm以上 |
500L台(550L前後) | 幅約68.5×高さ183cm | 78.5cm以上 | 193cm以上 |
・設置スペース
設置するスペースの確認も重要です。各冷蔵庫には、据付必要寸法が必ず表記されています。その寸法を守らなければ、上手に放熱ができなかったり冷却機能に支障が生じたりと、故障の原因になる可能性があります。必ず設置場所の採寸と確認を行いましょう。冷蔵庫のサイズや、メーカーによっても設置場所の推奨寸法が違いますが、前項と同じように冷蔵庫の容量別の外寸の目安と、平均的な設置スペースの目安寸法を紹介します。
冷蔵庫の容量 | 外寸の目安 | 幅 (左右スペース) | 高さ (上方スペース) | 奥行 (奥行スペース) |
100L台(150L前後) | 幅50×高さ120×奥行60cm | 56~60cm (3~5cmずつ) | 130~150cm (10~30cm) | 66~70cm (6~10cm) |
200L台(230L前後) | 幅55×高さ155×奥行65cm | 57~59cm (1~2cmずつ) | 160~165cm (5~10cm) | 71cm(6cm) |
300L台(350L前後) | 幅59×高さ175×奥行66cm | 60cm (0.5cmずつ) | 180cm (5cm) | 72cm(6cm) |
400L台(450L前後) | 幅68.5×高さ182×奥行65cm | 69.5cm (0.5cmずつ) | 187cm (5cm) | 71cm(6cm) |
500L台(550L前後) | 幅68.5×高さ183×奥行70cm | 69.5cm (0.5cmずつ) | 188cm (5cm) | 76cm(6cm) |
・扉の開閉確認
冷蔵庫の扉は片開き、両開きがあります。さらに片開きの場合は左右どちらかに開閉します。扉を開くとき、壁が近すぎたり隣にある食器棚にぶつかったりしてしまうと開きにくく、ストレスを感じます。そのため、冷蔵庫の扉の開閉時の寸法確認も必ず行うようにしましょう。