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臨月のセックスってしていいの?妊娠中のセックスで知っておくべきことや気をつけることを解説

出典: PIXTA

Lifestyle

臨月のセックスってしていいの?妊娠中のセックスで知っておくべきことや気をつけることを解説

妊娠中もパートナーとエッチを楽しみたいと思っていても、赤ちゃんへ影響はないのか心配になりますし、性の悩みはなかなか人には聞きづらいもの。そこで今回は、臨月のセックスについて解説します。そもそも臨月にセックスしていいのかという疑問への答えや、臨月でセックスするときに気をつけること、気になる疑問などについてまとめました。

■そもそも妊娠後期、臨月とは?

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「妊娠後期」とは、妊娠8カ月(28週)~妊娠10カ月(39週)のこと。また、「臨月」は妊娠10カ月以降のことを指します。臨月とは別に、妊娠37週以降~妊娠41週6日のことを「正産期」と呼び、正産期に入るといつ陣痛が始まってもおかしくないとされています。
妊娠28週ごろは身長約40cm、体重約1,500gだった赤ちゃんが、妊娠39週ごろには身長約50cm、体重約3,000gになるほど大きく成長する時期です。妊娠10ヶ月になると、赤ちゃんが骨盤内に下がってくるため、ママの胃や肺など臓器への圧迫は弱くなります。

■妊娠中のセックスはいつまでしていい?妊娠後期や臨月も大丈夫?

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妊娠後期や臨月を迎えても、セックスして問題はないのでしょうか。

・妊娠後期、臨月もセックスしてOK

妊娠後期や臨月に入っても、体調が良く、パートナーとの気持ちも一致しているなら、セックスを行っても問題ありません。ただし、臨月になるとお腹の張りも起こりやすく、出血もしやすくなります。セックスを行う場合は、安定期に入った妊娠5ヶ月(16週)~臨月になる前の妊娠9ヶ月(35週)くらいを目安にしましょう。
また、妊娠中のセックスは、お腹の赤ちゃんへの影響が心配で気分が乗らない・したくない方もいます。妊娠中のセックスは、無理のない範囲でパートナーと話し合いながら行うといいでしょう。

・破水のリスクがあることも

セックスの刺激により、陣痛が始まる前に破水してしまう前期破水が起こる場合があります。お腹が張りやすい方は特に注意し、不快感や違和感があるときはすぐにセックスを中断しましょう。妊娠中のセックスはあくまでもお腹の中に赤ちゃんがいるので、激しくならないよう気をつけて行うことが大切です。
ただ、セックスを行う場合にどう気をつけたらいいんだろう?と思う方も多いでしょう。ここからは、妊娠後期、臨月にセックスする際の注意点を紹介していきます。

■妊娠後期、臨月にセックスするときの注意点

妊娠後期、臨月にかかわらず、妊婦さんは免疫力が低下しています。性感染症や赤ちゃんへの悪影響を避けるためにも、以下の注意点を守りながら無理のないセックスを行うようにしましょう。

<妊娠後期、臨月にセックスするときの注意点>

  • ・主治医のアドバイスを参考に
  • ・無理しない
  • ・体を清潔にして行う
  • ・体を冷やさない
  • ・コンドームをつける
  • ・お腹を圧迫しないようにする
  • ・乳頭を刺激しすぎない
  • ・挿入は浅めを心がける
  • ・腟(ちつ)の奥まで指を挿入しない
  • ・お腹が張ったら、すぐに中止する

それぞれ詳しく見てみましょう。

・主治医のアドバイスを参考に

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切迫早産気味と診断された方や、何らかの理由で「セックスを控えてください」といわれたときは、医師の指示に従うようにしましょう。特に指示がない場合はセックスを行っても問題はありませんが、不安な場合は医師に相談すると安心ですね。

・無理しない

第一に自分の体調と赤ちゃんの状態を考え、無理をしないことが大切です。妊娠期間中は、ホルモンの影響や体型の変化によって気持ちの振れ幅も大きくなり、心が不安定になりやすくなります。そのため、体調が良くても気分が乗らないことも多いもの。自分がセックスをしたくないと感じたときは、無理をせずパートナーに相談しましょう。

・体を清潔にして行う

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性器カンジダ症、梅毒などの性感染症は、流産や早産、胎児死亡などに繋がる危険があるため、原因となる雑菌が子宮に入らないようにする必要があります。
セックスをする前にシャワーを浴びるのはもちろんですが、終わった後も外陰部を洗い流して、きれいに保つようにしましょう。

・体を冷やさない

体が冷えると血行が悪くなり、体の不調を起こしやすくなります。また、体の冷えはお腹の張りにもつながり、切迫早産を引き起こしかねません。セックスのあとはすぐに服を着て、長時間を裸で過ごすのは避けるようにしましょう。

・コンドームをつける

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妊娠中は免疫力が低下し、細菌やウイルスへの抵抗力が弱くなります。そのため、セックスを通して性感染症に感染してしまうと、早産、流産に繋がり危険です。性感染症を防ぐためにも、セックスを行うときは必ずコンドームをつけて中出しは控えるようにしましょう。

・お腹を圧迫しないようにする

セックスの際にお腹を圧迫してしまうと、赤ちゃんへの血流が悪くなります。血流が悪くなると赤ちゃんが苦しい状態になり危険なため、お腹を圧迫してしまう体位は避けるようにしましょう。

・乳頭を刺激しすぎない

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乳頭を刺激すると、子宮を収縮させる作用がある「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。その結果、お腹が張りやすい方は、子宮の収縮によって切迫早産や前期破水を起こす可能性があります。挿入以外のふれあいも大切なコミュニケーションのひとつですが、お腹の赤ちゃんのためにも乳頭は刺激しすぎないようにしましょう。

・挿入は浅めを心がける

臨月に入ると赤ちゃんが骨盤内に下がるため、子宮の位置も下がります。この状態で奥深くを刺激すると、子宮口に当たって痛みが生じる場合があります。
また、妊娠中は膣の血管が充血しており、挿入の刺激によって傷がつきやすい状態です。深い挿入や激しい挿入は避け、浅めを心がけるようにしましょう。

・腟(ちつ)の奥まで指を挿入しない

膣の奥深くまで指を挿入すると、爪が粘膜を傷つけ、そこから細菌や炎症によって性感染症になってしまう可能性があります。指での挿入を行う場合は、爪を切ってきれいに指を洗い、奥深くまで入れないようにしましょう。衛生的なことを考え、指に指ドームをはめて行うとさらに安心です。

お腹が張ったら、すぐに中止する

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セックスの最中にお腹が張ったり痛みを感じたりしたときは、すぐに中断しましょう。しばらく様子を見てお腹の張りが戻れば大丈夫ですが、張りが続く、下腹部に違和感や痛みがある場合は、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

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