出典:PIXTA
Beauty
【日焼けで皮むけ】綺麗にする方法は?対処法や日焼け後のメイクの仕方を紹介
「焼けた皮膚がはがれる」「まだらになった肌は治るの?」日焼け後に気になる、肌の皮むけ。思わずむきたくなりますが、自分でむくのはNGなんです!間違ったケアはシミなど肌トラブルの原因になってしまいますよ。今回は日焼けで皮がむけるメカニズムや肌を綺麗にするためのお手入れ方法、むけてきた肌を隠すメイク術といった「実践して欲しい対処法」を紹介していきます。
なぜ日焼けで皮がむけるの?その理由とは
なぜ、日焼けで皮がむけるのでしょうか。それは、新しく作られた表皮細胞に押し上げられて古い表皮細胞が剥がれ落ちる「ターンオーバー」が通常より早まってしまうため。
太陽光に含まれる紫外線によって肌がダメージを受けると表皮細胞が死んでしまいます。この死んでしまった表皮細胞を取り除くために皮がむけてしまうのです。
ただし日焼けをしても皮むける人、むけない人と個人差があります。日焼けで肌が「赤くなる人」と「黒っぽくなる人」がいますが、特に肌が赤くなってしまう「サンバーン」と呼ばれるタイプの人は細胞を守るメラニン色素を作る力が弱く、日焼けをすると皮がむけやすい体質と言われています。
日焼け後の皮むけはいつくらいに起こる?
日焼けした直後に皮がむけてしまうわけではありません。日光を長時間浴びてしまった肌は、8~24時間で肌の赤みのピークを迎えます。この赤みが落ち着いてきた3~4日後くらいが皮むけの起きるタイミングです。かゆいし見た目にも気持ち悪いため、気になってしまいますよね。
「この皮むけは何日で治るのか」と嫌な気持ちになってしまいますが、個人差はあるもののひどい皮むけは1週間ほどで落ち着き、2週間程度で自然にはがれきります。
日焼け後むけてきた皮ははがしてはいけない
顔や腕の皮がむけると気になって、つい自分でむいてしまった経験はありませんか。汚い皮をむくと、まるで脱皮したように綺麗な皮膚が出てきて気持ちが良いですよね。しかし、自分で無理にはがすのは止めてください!
なぜなら、未完成の弱い皮膚まではがしてしまい、痛みが強くなったり、症状が悪くなったりする可能性があるからです。また、再び皮がむけた箇所を日光で焼くと新しい表皮細胞まで傷つけ、シミの原因になる恐れもあります。
むけてきた皮は自然にはがれるので、早く治すために気になっても顔などにふれないよう注意しましょう。
【日焼け直後のケア】日焼け後の皮むけを早く綺麗にする方法
日焼けしてから重要なのは「72時間以内のケア」だと知っていましたか。シミの原因となるメラニン色素が作られ、肌に定着し始めるのが72時間後だと言われているためですシミを防ぎ、皮むけを最小限に抑えるために、素早いケアを心がけましょう。
ここからは肌の回復スピードを早め、綺麗な肌にする方法を紹介します。
<【日焼け直後編】日焼け後の皮むけを早く治す方法>
- 1. 肌を冷やす
- 2. 化粧水で肌に水分を加えて保湿
- 3. 乳液やクリームで肌に油分を加えて保湿
- 4. 水分補給をする
「冷却」と「保湿」が重要なポイントです。それぞれを詳しく解説していきましょう。
・1. 肌を冷やす
出典:PIXTA
日焼けで赤くなってしまった肌は軽いヤケドのような状態です。悪化しないようにできるだけ早く冷やして、ほてりを抑えましょう。流水や保冷剤、氷を包んだタオルなどを肌に優しく当ててください。凍傷になってしまうほど過剰に冷やさないよう注意が必要です。
・2. 化粧水で肌に水分を加えて保湿
日光に当たった肌は、水分が蒸発して乾燥しやすくなっています。肌を冷やした後に、たっぷりと保湿をして潤しましょう。
ただし日焼けで肌は大きなダメージを受けているので、刺激の強いものはおすすめできません。化粧水に含まれるアルコールも、肌に刺激を与えてしまい、痛みを感じる場合があります。気になる場合は、子どもや敏感肌でも使用できるような低刺激の化粧水で水分をチャージしてくださいね。
・乳液やクリームで肌に油分を加えて保湿
化粧水で肌に与えた水分を逃さないように、乳液や保湿クリームで油分を補います。肌に優しく、抗炎症作用の成分が含まれているものがおすすめです。
こうした化粧品以外にも「おばあちゃんの知恵袋」として知られるのが、牛乳でパックをする方法です。牛乳の脂肪分で保護膜をつくって肌を潤すというもので、世界三大美女のクレオパトラは美容法として牛乳風呂に入っていたとも伝えられています。
・水分補給をする
日焼け後は、肌の表面だけではなく体内からも水分が失われた状態になります。人間の体は、約60%が水分でできているので、水分補給をして体の内側からも細胞の働きを助けることが肌の早い回復につながります。
コーヒーやお茶、アルコール飲料などは利尿作用があるので避けましょう。効率的に水分補給できるスポーツドリンクがおすすめです。
■【皮がむけつつあるときのケア】日焼け後の皮むけを早く綺麗にする方法
日焼けして時間が経ったからといって諦めず、正しいケアで早く治しましょう。耳などうっかり日焼け止めを塗り忘れ、皮がむけてから気づいた…という人も多いはず。
皮がむけつつあるときのお手入れ方法を紹介しますので、日焼け直後に対処したのにむけてきてしまったという人も肌を早く綺麗に戻すためにケアを続けてください。
<【むけている間編】日焼け後の皮むけを早く治す方法>
- ・入浴時は優しく洗う
- ・軟膏を塗る
2つの方法を詳しく見ていきます。
・入浴時は優しく洗う
ボディタオルなどの摩擦で皮をむいてしまわないように泡を手のひらで広げて、優しくなでるように洗います。頭皮も直射日光を浴びて肌と同じように日焼けします。頭皮はたっぷりの泡で洗い、肌を傷つけないように注意しましょう。
・軟膏を塗る
症状を和らげる作用が期待できるものには、ヘパリン類似物質の塗り薬や白色ワセリン、ステロイド配合の軟膏などがあります。
「ヘパリン類似物質」には保湿や血行促進、抗炎症の作用があります。一方、「白色ワセリン」は肌の水分を閉じ込めて刺激から肌を守り、「ステロイド」には炎症を抑える働きがあります。さまざまな使用感の商品があるため、朝はさらっとしたローション、夜はしっとりとしたクリームなどシーンによって使い分けることもできます。
それぞれ薬局などで手に入れることができますが、副作用が出る可能性もありますので薬剤師など専門家に相談をして選ぶと安心です。
日焼け後の皮むけを隠すメイクの仕方
顔の皮がめくれると周りの視線が気になってしまいますよね。メイクにひと手間加えると、皮むけが目立ちにくくなります。ここからは、メイクでの皮むけの隠し方を紹介します。
<日焼け後の皮むけを隠すメイクの仕方>
- 1.洗顔後にパックで保湿
- 2.低刺激の基礎化粧品で肌をなめらかに
- 3.下地やファンデーションは薄くのばす
- 4.メイク後も肌に潤いを与える
普段よりもスキンケアにたっぷり時間をかけましょう。順番に解説していきます。
・1.洗顔後にパックで保湿
メイクをする前の入念な保湿が日焼けで乾燥した肌を早く治すポイントです。コットンなどに化粧水を含ませて、顔にパックします。長くしすぎると逆に肌を乾燥させてしまうので、5分程度を目安にしてください。
・2.低刺激の基礎化粧品で肌をなめらかに
化粧水や乳液などに含まれる美白成分は日焼けでダメージを受けた肌には刺激が強いため、敏感肌用など低刺激のものを使いましょう。化粧水を肌へと浸透させるために、導入液を使うのも効果的です。また、ワセリンを塗って乾燥した肌をなめらかにすると、皮むけを目立たなくすることができ、この後のメイクのノリも良くなってきますよ。
・3.下地やファンデーションは薄くのばす
皮むけをカバーしようとファンデーションを厚めに塗ると粉がふいてしまい、余計に目立ってしまいます。普段より薄めにファンデーションや下地をつけましょう。パウダータイプよりも油分の多いリキッドタイプがおすすめです。むけかけの皮をはがさないように、優しくメイクをしてください。
・4.メイク後も肌に潤いを与える
メイク後も肌を乾燥させないようにしましょう。ミスト化粧水があれば手軽に外出先でも保湿ができ、化粧直しのときにも便利です。
日焼け後に皮がむけることで肌がまだらに白くなるケースも
出典:photoAC
皮がむけると肌が部分的に白くなることがあります。これは「白斑」の症状で、日焼けによるダメージなどによってメラニン色素を作る細胞「メラノサイト」が一時的に機能しなくなったために起きるのです。シミやソバカスの原因にもなるメラニン色素は美肌の大敵というイメージがありますが、体を紫外線から守る重要な役割も担っています。
白斑の中でも日焼けが要因の場合は「海水浴後白斑」と呼ばれ、時間が経つとまだらに白くなった皮膚が治るケースが多いとされています。保湿などケアを続けながら日焼けを繰り返さないように気をつけましょう。
ただし、白斑は遺伝など日焼け以外の原因で発生することもあるため、治らない場合は皮膚科を受診するようにしてください。
日焼け後の皮むけはお手入れ次第で綺麗になる!正しく早く治そう
日焼けをしてしまったら、気づいた段階で正しいケアをしましょう。皮をはがすと皮膚のダメージを広げてしまうだけで肌へのメリットは何もないので、自然にはがれていくのを待ってください。
お手入れ次第で綺麗な肌へと戻せますので、保湿と冷却の他にもビタミンCの摂取や質の良い睡眠などで新陳代謝を促しましょう。まずは日焼けしないようにUVケアも心がけてくださいね。
あわせて読みたい
Beauty
2024.07.24
【日焼け止めの正しい落とし方】顔・体別、タイプ別に解説!おすすめクレンジングも
tamago
アパレル→歯科衛生士に転身した3児のママです。ワーママ歴は10年以上!家事の時短テクや簡単レシピを取り入れながら、仕事と子育てを楽しんでいます♪音楽・ファッション・インテリアにも興味津々♡中古マンションを自分好みにリノベして、武骨で男前なインテリア空間で暮らしています。
Recommend
[ おすすめ記事 ]
Beauty
【ソウル在住編集部員がイチオシ】オリヤンゴールド会員がおすすめ!何度もリピしたインナーケアアイテム3選 編集部・エミ
Beauty
【30代の白髪対策】白髪が生える原因や対策、改善方法やおすすめアイテムまで うらら
Beauty
【ミディアムヘアアレンジ】不器用でもOK!40代におすすめの簡単アレンジ10選 ちい
Beauty
「アヌアはどれがいい?」人気の美容液と化粧水全種類紹介!効果や選び方など しおり
Beauty
「ドンキで爆買い!」話題のコスメや日用品まで美容クリエイターが本音レビュー ichigo*
Beauty
「ママいい香り♡」って言わせるto/oneのミルク使ってみた!【美容マニア・すずの大発見③】 mamagirl WEB編集部