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「部屋の湿気がやばい!」ひどい原因や多い時期、湿気対策の方法を解説
家の中に溜まった湿気によるカビや臭いはとても不快。湿気がすごいと髪の毛も広がり、「湿気やばい!髪の毛どうしよう」と鏡の前でフリーズしてしまったことのある方もいるかもしれませんね。家の中の湿気をそのままにしておくのは体にもよくありません。カビやダニが発生する原因になり、体調に影響が出るので早めの対策が必要です。今回は、部屋の湿気がひどい原因や湿気の多い時期、部屋の湿気を取る方法などをご紹介します。
■湿気とはいったい何?原因は?
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湿気とは、空気中に含まれている水蒸気のことで、湿度とは、空気に含まれている水分量の割合をいいます。そして、人が快適に過ごしやすい湿度は40~60%といわれ、湿度が60%以上になると、カビやダニが繁殖しやすくなります。では、湿気の原因とは何なのでしょうか。
<湿気の原因>
- ・天候
- ・立地
- ・部屋干し
- ・換気不足
なぜ天候や部屋干しなどが湿気の原因になるのか、1つずつ詳しく見てみましょう。
・天候
湿気が多くなるのは、くもりや雨の日です。くもりや雨の日は、空気中の水蒸気が多いため、湿度が高くなります。反対に、湿気が少ない日は雲のないよく晴れた日で、空気中の水蒸気が少ないので、湿度が高くなりにくいです。
・立地
家や部屋の立地も湿気に関係しており、海や川の近くだと湿度が高くなりやすいといえるでしょう。この他にも、アパートやマンションも湿気がひどいといわれています。特に1、2階は地下から湿気を取り込みやすいので、上層階よりも湿気が溜まりやすくなります。また、家の構造も湿度に関係しており、コンクリート構造の家や気密性の高い設計の家も湿度が高くなるのです。
・部屋干し
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洗濯物を部屋干しすることで、洗濯物からの水分が蒸発し部屋の湿度が10~20%も上がります。そのため、部屋干し中に換気ができていないと、湿度が上がるだけでなく洗濯物も乾きにくくなります。湿度が気になる場合は、なるべく部屋干しは避けたほうがいいでしょう。しかし、部屋干ししかできない場合は、扇風機やサーキュレーター、除湿器などを使用し、部屋の窓を開けて空気の逃げ道を作りましょう。
・換気不足
換気不足でも部屋の湿気が溜まりやすいです。浴室やトイレなど、湿度の高い場所の換気が不十分だと部屋全体の湿度が上がります。また、人体から発生した水蒸気でも湿度は上がります。晴れの日は窓を開けて換気しますが、雨の日は窓を閉めたままにすることも多いでしょう。十分な換気ができていないと、室内に湿気が多く溜まり、カビが発生する原因になるのです。
■部屋の湿度が高い時期は梅雨と冬!
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部屋の湿度が高い時期は、梅雨と冬です。梅雨の時期の平均湿度は78%といわれています。雨が降ることで空気中の水分が飽和状態になり、窓には結露ができます。また、冬の時期は空気が乾燥しているイメージがありますが、部屋の中で暖房を使用するので湿気が溜まりやすくなります。温まった空気が窓の近くに流れると外気温で冷やされ、含まれていた水蒸気が水分となって結露ができるため、冬でも場所次第では結露でじめじめする場合があるのです。梅雨と暖房が必要な冬の時期は特にじめじめしやすい時期と考え、湿気対策をすることが大切だといえるでしょう。
■部屋の湿気をそのままにするとどうなる?
部屋の湿気をそのままにするとどうなるのでしょうか。
- ・カビが発生し嫌な臭いが発生する
- ・アレルギーの原因になるダニが発生する
- ・体調に影響が出ることも
それでは、1つずつ確認してみましょう。
・カビが発生し嫌な臭いが発生する
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部屋の湿気をそのままにすると、カビが発生し嫌な臭いも発生します。カビは、気温20~30℃、湿度60%で発生しやすくなります。また、空気が滞留しやすい部屋でも、むわっとするような嫌な臭いがすることが多くなります。さらにカビはより繁殖しやすくなり、ほこりっぽい悪臭を発生させるので、カビがすでに発生していたら早めに除去しましょう。しかし、湿気の多い部屋のカビ対策としてカビを掃除機で吸う行為は、カビが繁殖する手助けをしてしまうことになるので避けましょう。
・アレルギーの原因になるダニが発生する
部屋の湿気をそのままにしていると、ダニが発生しやすくなります。ダニは、湿気が原因で発生したカビをエサにして繁殖する害虫です。部屋にカビが発生していると、すでにダニの繁殖が進んでいると考えられます。ダニの繁殖力は高く、成虫時に50~100個もの卵を産みつけます。すると、家族がカビ、ダニやダニの死骸・フンを吸い込んで、アレルギー症状を発症し悪化につながる可能性が高くなるのです。なるべく湿気をため込まないよう早めに対策をしましょう。
・体調に影響が出ることも
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湿度の高い状態が続くと、体調に影響が出ることもあります。人間は、汗をかくことで体温調整をしますが、湿度が高いと発汗作用がうまく機能しません。発汗がうまくいかないと、代謝が悪くなり、体の冷えやむくみ、だるさにつながるのです。また、夏場は熱中症にかかってしまう危険性があります。冬場でも、ウイルスの問題があります。ウイルスは乾燥した状態で人に感染しやすくなりますが、逆に湿度が高くてもウイルスが活発化するため、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるのです。
また、温度と湿度の関係から人体の健康が損なわれる領域を示すヒートインデックスでは、気温30℃、湿度60%でも危険であることがわかっています。体調に影響が出ないようにするために、湿度計などを活用して適度な湿度を保つことを心がけましょう。