生理前に性欲が高まるってホント？生理後は？ムラムラする性欲と生理周期の関係

■生理前には女性の性欲が高まるって本当？

性欲が強くなる理由には、いくつかの要因が絡み合っています。相手への恋愛感情が高まったときや、環境的な要因が関係している場合に加えて、生理周期によるホルモンバランスが刺激しているケースもあるのです。
一般的に、生理開始日から約2週間後の排卵期に、エストロゲンの分泌量がもっとも高くなります。このエストロゲンの分泌量が高まるときに、ホルモンレベルが変化して、性欲も高まると考えられているのです。
排卵期になると女性の体は妊娠しやすくなりますが、生物学的な側面からみても、排卵期～生理前にかけて性欲を高めて妊娠しやすくするのは当然の現象とも言えます。
また、生理前になると女性ホルモンが変化するため、精神的に不安定になりやすい時期です。そのため、生理前にエッチをしたいという気持ちにならない人もいるでしょう。
反対に、体の不調から解放される生理後に、性欲が高まるケースもあるよう。

基本的に排卵期や生理前に性欲が強くなる傾向がありますが、それぞれに波があるためすべての人に当てはまるとは限りません。個人の体質によっても異なるため、悩む必要はありません。

■生理前後に性欲が高くなる理由とは？生理周期に関係がある！

生理の前後になると性欲が高まる理由を、それぞれみていきましょう。

＜生理前後に性欲が高まる理由＞

• ・生理2週間前は妊娠する可能性が高くなるから
• ・セロトニンが不足しているから
• ・テストステロン値がアップしているから
• ・生理後は体の不調から解放されて性欲が強くなる人がいる

それでは、詳しくみていきましょう。　

・生理2週間前は妊娠する可能性が高くなるから

生理2週間前の排卵期には、子宮から卵子が放出されて妊娠がしやすい期間です。あくまで個人差がありますが、排卵期の女性は、体が敏感になると言われています。この期間に性欲がピークに達し、本能的に子孫を残そうとするのです。

・セロトニンが不足しているから

セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれています。セロトニンの分泌量が増加すると、幸せを感じやすくなり、脳の興奮や精神的な不安を抑えてくれる効果があります。
逆にセロトニンの分泌量が低下すると、不安や恐怖など、ストレスを感じやすくなります。その結果、人と心の関係を断とうとする力が働くため、うつ病を発症するケースも少なくありません。生理前にはこのセロトニンが減少するので、その辛さを紛らわせるために、性欲を満たすとも言われています。

・テストステロン値がアップしているから

30代後半～40歳頃にかけて、女性の性欲はピークになるとも言われています。その要因は、女性ホルモンのエストロゲンが低下することにより、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが相対的に増加するからと考えられています。個人差もありますが、若い頃にはセックスに抵抗があった人でも、30代後半～40歳頃に強い性欲を感じる場合もあるかもしれません。

・生理後は体の不調から解放されて性欲が強くなる人がいる

女性は辛い生理期間が終わると、気分も高まり開放感で満たされる場合が多いです。生理前のセックスでは、生理がいつ来るかわからない不安からプレイに集中できない人もいます。しかし生理後には、生理が来る心配もなく発散できるため、個人差がありますが性欲が強くなる人もいるでしょう。

■そもそもで性欲っていったい何？性欲がわく仕組みとは

性欲とは、相手にセックスをしたいと求める欲望のことです。性欲がわく仕組みには、さまざまな要素が関係していると言われています。
一般的には、女性ホルモンであるエストロゲンと男性ホルモンの一種であるテストステロンの変化、さらに脳の大脳皮質に与えられる要素が性欲に影響しているとされています。
また、女性と男性では、性的興奮を感じやすい要因が異なります。女性は、比較的体の接触や精神的な快感が関係している場合が多いよう。女性の性欲が高まる要因は1つではなく、生理周期や年齢、経験も関係するようです。ドラマなどでセクシーなシーンをみて感情移入することにより、性欲が高まることも。このように、女性が性的興奮を感じるときは、いくつかの要因が関係していると言えるでしょう。
一方で男性は、視覚的な刺激や肉体的な快感によって性欲が高まります。