【車にGPSがついているか調べる方法】見つけ方や発見方法、探知アプリ紹介

そもそもGPSとは？どんな種類がある？

GPSとは、人工衛星が発した電波を受信し、現在地を特定するものです。GPSは「ロガータイプ」と「リアルタイプ」の2種類に大別されます。

ロガータイプとは、小型の発信機を使って行動履歴や位置情報を記録するもの。移動履歴を確認できるため、車内に設置し浮気の証拠を見つけるのに役立てられます。しかし、現在地を把握するのは難しいタイプです。
リアルタイプのGPSは、現在地をリアルタイムで特定でき、相手の行動を追跡できます。ただしこちらは、行動履歴が残らないタイプです。

車にGPSがついているか調べる方法と見つけ方

ここからは、車にGPSがついているか調べる方法や、発見方法について解説していきます。

＜車にGPSがついているか調べる方法＞

・直接目視で調べる
・GPS探知機で調べる
・GPS発見アプリで調べる

ではひとつずつみていきましょう。

・直接目視で調べる

GPSの設置場所は、車の底部分が9割と言われています。その場合、車の鉄部分に磁石やテープなどで取り付けられていることが多いそう。車のGPSを探すなら、助手席の下やトランクの中、車のバンパーなど、車で多く見られる取り付け場所を事前に把握しておきましょう。

・GPS探知機で調べる

目視で確認しても不安な場合は、GPS探知機で調べましょう。鍵つきの金属製のボックスに入れるなど、高度な発見防止策を施されていなければ、市販の商品でもGPSを発見できる可能性は高いです。

・GPS発見アプリで調べる

さまざまなGPS発見アプリがリリースされていますが、電波を探知してGPSを発見できるスマホアプリは開発されていないようです。しかし車周辺にあるBluetoothを検出するアプリはあるため、相手がスマホをGPS発信機として使用している場合、車に設置されたGPSを見つけ出せるかもしれません。

GPS探知機ってなに？

GPS探知機とは、GPSが発する電波を検出して設置状況を調べる機器のこと。GPS発見器とも呼ばれ、インターネット通販や『ドン・キホーテ』、家電量販店で購入できます。価格帯は2,000円〜20,000円程。電波から探知するコンパクトサイズのものから、磁石発見機能や光化学式レンズ発見機能が搭載されたものまで機能はさまざまです。
しかし、電波で探知するGPS発見器で見つけられるのはリアルタイプのみ。位置情報や行動ルートを記録するロガータイプは、電波を発しないため発見できません。ロガータイプのGPSを目視以外で見つけるなら、専門の業者や探偵に依頼するのが良いでしょう。

GPS発見アプリってなに？

GPSが設置されてるか調べる方法として、iPhoneやAndroidなどのスマホに“GPS発見アプリ”や“電波チェッカーアプリ”と名づけられたアプリをダウンロードする方法があります。しかし、GPS発見を謳うアプリの多くは、同じネットワーク環境に接続されている機器を探知するものです。
iPhoneやAndroidなどのスマホには、GPSや盗聴器が発する周波数を検知する能力はないため、スマホアプリだけでGPSを発見するのは困難と言えます。

車にGPSがついていたときの対処法

ここからは、車にGPSがついていたときの対処方法をご紹介します。

＜車にGPSがついていたときの対処法＞

・警察に通報する
・弁護士へ相談する
・探偵を雇う

それでは、それぞれ解説していきましょう。

・警察に通報する

他人の車にGPSをつける行為は、違法となる可能性が高いです。設置したのが誰なのか特定してもらう意味でも、不審なGPS発見後は警察へ行き、相談するのが良いでしょう。令和3年6月15日に「改正ストーカー規制法」が施行されたことで、警察が動いてくれる可能性も高くなりました。

・弁護士へ相談する

GPSの設置は法的に罪に問われる可能性があります。いきなり警察に通報するのはちょっと…という場合は、先に弁護士へ相談することも検討してみましょう。

・探偵を雇う

GPSを発見したときの対処として、探偵を雇う方法もあります。探偵はGPSや盗聴器に関する専門知識を持っています。GPSを安全に取り外せるだけでなく、設置者の特定や証拠の収集にも協力してもらえます。早期のトラブル解決にも、探偵の知識と経験は非常に役立つでしょう。

車につけられたGPSを発見した時の対処法

GPSを発見したときに注意してほしいことは、“すぐに取り外さない”ということ。気持ち悪くてすぐに外したくなってしまうと思いますが、設置した犯人を特定しなければ、根本的な解決にはなりません。犯人設置した人物は、車に取りつけたGPSを回収したり、バッテリーを交換したりと、車に接触する可能性があります。
監視カメラや車内カメラなどで、車周辺を撮影して証拠を押さえられれば、犯人の特定に繋がるでしょう。このとき、監視カメラを設置していることを悟られないように注意してくださいね。

車にGPSがつけられていた！体験談を紹介

ここからは、車にGPSをつけられていた方の体験談を紹介していきましょう。

・浮気していないのに旦那にGPSつけられた！？

「私の夫は嫉妬深い性格。ある日車に乗ったところ、飾っているぬいぐるみの位置が変わっており、私は違和感を覚えました。その後ネットでGPSが設置されてるか調べる方法を検索し、ドンキでGPS発見器を購入することに。
早速車内を調べてみると、なんとぬいぐるみの中にGPSが見つかったのです。本人を問い詰める前に一度弁護士に相談し、もし設置したのが本当に夫なら、離婚も視野に入れて今後の対応を検討する予定です。」（30代女性）

・検索履歴に違和感。プロに頼むとまさかの…

妻とはパソコンを共有していますが、ある日「車につけるGPS　値段」「盗聴器」などのネット検索履歴を発見！GPSがつけられているか確認するため、iPhoneにGPS発見アプリを入れて車の中を探しましたが、結局iPhoneでは見つけることができませんでした。
しかし、どうしても気になった私は探偵に依頼して、特殊な機材を使って車を調べてもらうことに。すると座席シート下に金属ボックスに入れられたGPSが見つかりました。妻を問いただしたところ、私が浮気をしないか監視する目的だったようです。（40代男性）

・恐怖！知らないうちに元カレが設置

通勤や外出にはいつも車を使っている私。洗車をしている最中、バンパーの中に小さな箱のようなものを発見しました。箱はビニールテープでくるまれ、磁石で貼りつけてありました。
GPSかどうかその場ではわからなかったのですが、設置した人に心当たりがあったのですぐさま警察に相談。その後、半年前に別れた元カレが私の車に設置したGPSであることが判明しました。あのまま設置されていることに気がつかなかったら…と考えると恐怖です。（20代女性）

車にGPSがついているかどうかの調査はプロに任せるのもおすすめ

「早く車にGPSがつけられてるか確認したい！」という場合は、専門のノウハウと高い精度の機器を持つプロに任せるのが安心です。
車に設置されたGPSを自分で調べる方法もありますが、GPSの形状や車内の設置されやすい場所を把握していたとしても、素人では調べるのに限界があります。GPS探知機も決して安いものではなく、GPS発見アプリの実用性も確実ではないと知っておきましょう。

車にGPSがついていることがわかったら冷静に対応を！発見業者に相談が安心

今回は、車にGPSがついているかどうか調べる方法や探し方や、スマホの探知アプリについてご紹介しました。GPS発信機は、今やインターネットや家電量販店で簡単に入手できます。個人が簡単に手に入れられる時代だからこそ、車や持ち物に取り付けられることがあるかもしれません。もし、車にGPSがついていることがわかったら、警察や弁護士に相談するなどして冷静な対応をしましょう。車に違和感や不安がある場合はGPS発見業者に相談するのが安心ですよ。