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「お七夜」の食事会する?しない?母子の健康をお祝いする行事とは

出典:「Mari ごはん エトセトラ Powered by Ameba」

Baby&Kids

「お七夜」の食事会する?しない?母子の健康をお祝いする行事とは

赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんの誕生をお祝いしたり、赤ちゃんが健康にすくすく成長するよう願ったりする行事がたくさんありますよね。メジャーなものでは「お宮参り」や「お食い初め」などが挙げられますが、今回は赤ちゃんが生まれてから最初に迎える行事、生後7日目に行う「お七夜」について調べてみました。実はよく知らないお七夜についてや、お祝いの方法や命名書の書き方、お祝いの食事メニューなどをご紹介します。

■お七夜とは?決まりやルールはあるの?

出典:@lupine5さん

お七夜とは、赤ちゃんが生まれて、生後7日目に行うお祝いのことです。昔は現代と比べて医療が発達していなかったため生まれたばかりの赤ちゃんの生存率が低く、生まれてからの1週間を無事に過ごせることはとてもおめでたいこととされていました。そのため、生後7日目に赤ちゃんと赤ちゃんにつけた名前を親戚や地域の人、住んでいる土地の産神様にお披露目したり、食事会を開いたりなどのお祝いをする風習ができたと言われています。「命名式」や「名づけの祝い」とも呼ばれることがあり、命名書と呼ばれる紙に赤ちゃんにつけた名前を書き、神棚などに飾る場合もあります。

・お七夜やる?やらない?

お七夜は、生まれた日を1日目とし、7日目の夜に行います。お七夜は昔は産後のママの床上げの日ともされていました。しかし昔と違い、現代は病院で出産する場合がほとんど。産後は5~7日間は入院していることが多く、退院できる時期もママや赤ちゃんの体調によって変わります。近年では入院中や退院時期とかぶってしまうことや、産後のママの体を気遣うということから、生後7日目のお七夜は行わず、親戚などに命名のお知らせだけをするケースが多く見られます。

・お七夜の挨拶の方法は?

お七夜の祝い方としては、命名式を行った後に祝い膳を囲むというものが正式です。昔は一族の長が名づけ親になる場合が多く、家族や親戚を招いて盛大にお祝いしていました。現代では自宅で行う場合がほとんどで、パパ・ママがお互いの両親や親せきを招き、赤ちゃんと赤ちゃんにつけた名前をお披露目します。両親が遠方に住んでいる場合はお七夜や命名式はパパとママだけで行い、生後1カ月頃に行うお宮参りのときに家族・親戚でお祝いをするケースも一般的です。

・命名書の用意はどうすればいい?

出典:photoAC ※写真はイメージです

「命名式」や「名づけの祝い」とも呼ばれるお七夜では、赤ちゃんの名前を命名書に書き記します。命名書には、親の名前・続柄・赤ちゃんの名前・生年月日を記入しましょう。

【正式な命名書】とは?

出典:「 品格と日常生活で役立つ美文字レッスン東京・銀座ペン字・筆ペン・書道教室 美文字の先生・藤倉千裕 Powered by Ameba」

正式な命名書を作成する場合は、半紙と墨汁・筆を使って作成します。(1)奉書紙を上下にふたつ折りにし、輪を下にして、さらに左右を3つ折りにします。(2)内側の右側に「命名」と書きます。(3)内側の中央に両親の名前と続柄・赤ちゃんの名前・生年月日を書きます。(4)内側の左側の1/3に命名した年月日と両親の名前を書きます。(5)「命名」と書いた右側が一番上にくるように、奉書紙を3つ折りにします。(6)同じ奉書紙を用いて上包みし、表の中央に「命名」と書けば完成です。【略式の命名書】もある?略式の命名書を手に入れるには、文房具店やベビー用品店などで購入する方法や、インターネットで公開されているテンプレートをダウンロードする方法が一般的です。また、書道家さんや作家さんにオーダーメイドの命名書を作ってもらうという手もあります。

■お七夜をする場所はどこがいい?

出典:「Mari ごはん エトセトラ Powered by Ameba」

お七夜はパパの実家、里帰り先のママの実家、どちらの家でするものなのでしょうか?本来の風習では、赤ちゃんの父方の祖父の家(パパの実家)で行うものとされています。しかし、現代ではママの里帰り先が遠いというケースも多いものです。里帰り先が比較的近い場合でも、産後間もないママと生まれたばかりの赤ちゃんが義実家へお出かけするには体調面が心配。そこで現代では、赤ちゃんのパパとママが主催者となり、里帰り先のママの実家にパパの両親を招くか、自宅にパパ・ママ両方の両親を招くか、パパとママだけで行う場合が一般的です。

■お七夜の食事メニューってどんなもの?

お七夜では、いわゆる「お祝い膳」を食べるのが一般的。お赤飯や尾頭つきのお魚、お刺身やお寿司など、豪華な料理を囲んでお祝いする場合が多いようです。

・お祝いごとにはやっぱり赤飯!

出典:photoAC

お赤飯の赤には、魔除けや厄払いといった意味があるそうで、赤ちゃんがこれから元気に育ってくれるよう願いを込めると言われています。いちから仕込むのは大変なので、スーパーやお惣菜屋さんなどで購入するのも手軽で便利ですよ。

・実はお肉でもOK?焼き物

出典:photoAC

「めでたい」という語呂合わせからお祝いごとによく用意される尾頭つきの鯛は、やっぱりあるとお祝いの食卓が豪華になります。写真映えもしそうですよね♡しかし、焼き物というくくりでいうと、別にお魚でなくともよいので、お肉を用意してもよいでしょう。

・見た目も豪華になるお刺身

出典:photoAC

焼き物にお肉を用意する場合、お造りに尾頭つきの鯛をいれたお刺身を用意する場合もあるようです。こちらもお祝い膳が一気に豪華になる、主役の一品ですね。スーパーなどでも手軽に購入できますし、お魚屋さんに前もって注文しておくこともできます。

・具材もいろいろある煮物

出典:photoAC

お祝い膳の煮物には、縁起のよい具材を入れて炊きこむとされています。一般的には、おめでたい紅白を意識したニンジンやだいこん、子どもがまっすぐ育つといわれるタケノコや長寿を願って亀の甲羅に見立てた飾り切りをしたしいたけやカボチャ、将来の見通しがよくなるといわれるレンコンなどがよく使われるようです。

・ごちそう感をだすなら天ぷら

出典:photoAC

天ぷらも、お祝いの席によく出される料理です。揚げ物があるとごちそう感が増すのもうれしいですよね。とはいえ、料理としては少し手間のかかる揚げ物。こちらもスーパーや惣菜店で手軽に用意できるので、利用するのもよいでしょう。

・汁物をつけるならお吸い物

出典:photoAC

お祝い膳のお吸い物でよくつかわれる食材は、縁起がよいとされるハマグリが一般的。しかし、あまり具材にこだわらなくともすまし汁になっていればよいでしょう。

・お祝い膳のセットを購入する

手作りするとなると労力も時間もかかるお祝い膳。デパートなどで販売されているお赤飯や、数種類のおかずがひとつになったお祝い膳のセットを購入してもよいですね。

・本格派料理なら仕出しやケータリングもあり

出典:「新座にある寿司屋、新座 玉寿司若女将のブログ Powered by Ameba」

「本格的で豪華な食事を用意したい」という方は、料亭などが行っている仕出しやケータリングを利用してみてはいかがでしょうか?プロが手掛けた高級料理は、産後のママのご褒美にもぴったりです。ほかにも、ネットで注文して宅配で届くサービスもあるので、産後に無理せずきちんとしたお七夜をすることも可能です。

・思い出に残る手作りのお祝い膳も

出典:「こと味のキッチン Powered by Ameba」

ママの実家でお七夜を行う場合は、手作りのお祝い膳を用意するという方も。ママの体調がよい場合は、思い出に残る手作りのお祝い膳もおすすめです。

・ケーキでより華やかなお祝いに

出典:「【多摩市・調布市・町田市】おひるねアート教室 BabyLabo ~べびらぼ~ Powered by Ameba」

お七夜のお祝いにケーキを用意すれば、より華やかなお祝い膳になりますよ。ケーキ屋さんにお七夜用であることを伝えれば、赤ちゃんの名前が入ったプレートを用意してもらえる場合もあります。予約の際にぜひ聞いてみましょう。

・ママの好きなものを用意する

出典:@ kumi_x_93さん

お七夜だからと言って、必ずしもお祝い膳を用意しないといけないわけではありません。お膳が用意できなくて悩んでいるなら、出産を頑張ったママの好きなメニューを用意してお祝いするものアリ☆たっぷり栄養を摂ってもらって、これからの育児を応援してあげたいですね。

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