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人に褒められても納得しないのは謙遜ではなく理想の高い完璧主義
vol.1086【1日1成長お母さん】大切なのは過去の自分との比較。褒めずに認めて自信を育てよう
しっかり者で器用な子は、小さな頃から完璧を求める傾向がある⁈
子どもの器用さには個人差が大きいもの。2歳でボタンを留められる子もいれば、3歳でできるようになる子もいます。器用な子の中には、3歳で折り紙やぬりえなどの作品をとても綺麗に仕上げる子もいます。しかしお母さんが「上手にできたね」と言っても、その褒め言葉に「全然できていない」と怒り出してしまう子がいるのです。お母さんはお世辞を言っているわけではありません。子どもながら出来上がりに求める理想が高いゆえの発言なのです。
お母さんの声かけが台無し。褒め言葉も否定的に捉える我が子にびっくり!
4歳の女の子Eちゃんは、習い事の宿題で丸や三角などの形に色を塗っていました。一生懸命に鉛筆を動かすEちゃんをお母さんはニコニコ見ています。お母さんはEちゃんの塗った丸を見て「きれいに塗れたね。次のもしよう」と声をかけました。するとEちゃんは「まだここ残ってるでしょ!」とほんの少しだけ塗り残された箇所を指差して怒ってしまったそうです。Eちゃんは完璧に塗ることを自分に求めていたのです。
褒め過ぎはNG!完璧へのこだわりは受け入れ、認める言葉で自信を育てよう
Eちゃんはキッズコーチングにおいてテキストタイプという生まれ持った個性を強く持っています。このタイプの特徴のひとつは完璧主義。理想の高さから自己評価を下げてしまうことも。Eちゃんの例で言うと「上手だね」などの褒め言葉より「半分塗れたね」のように状況を表す言葉をかけてください。褒め過ぎると「完璧な自分でいなきゃ」という気持ちがさらに強くなり、失敗を恐れて積極性が失われてしまう傾向にあります。
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