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しっかり者の言いつけ魔には、関心を示して認めるのが吉

Baby&Kids

しっかり者の言いつけ魔には、関心を示して認めるのが吉

vol.1114【1日1成長お母さん】本当は何を見てほしいのかに着目し本人の努力を認めよう

“言いつけ魔”には悪気なし。集団の決まりを理解し実践できている証拠

集団生活の中で子どもたちにとっての最初の試練、それはルールを守ること。今まで言われてきた家庭でのルールと集団でのルールが違う時、とまどう子は多いでしょう。新しい環境に慣れるペースも子どもによって様々。基準が分からずオロオロする子もいれば、今までこうだった!とこだわる子もいます。女の子の中には、守れない子を先生に言いつける子が出てきます。少し意地悪に思われがちですが、こういう子は実は頑張り屋さん。頑張りを認めてあげるとおさまってきます。

意地悪にも見える言いつけ魔。言動の裏に本当に言いたいことが隠れている

しっかり者のMちゃん。ある日、お弁当の前に手を洗わなかったKくんに「ご飯の前には手を洗うんだよ!」Kくんはすぐに手を洗いにいきました。それなのにMちゃんは先生に「Kくんが手を洗わないんだよ」、お迎えの時にはKくんのお母さんに「Kくん今日お弁当の前に手を洗わなかったよ」と告げ、さらに家に帰ってからも「お母さん、今日Kくんが手を洗わなかったんだよ」と再度言います。お母さんは「人ができないことじゃなくてあなたのことを教えて」と言いますが効果なしです。

言いつけるのはお友だちを悪者にしたいのではなく、自分を認めてほしいだけ

実はMちゃんは、Kくんのことを言いつけているつもりは全くありません。「私はちゃんとルールを知っているよ、守っているよ」と伝えたいのです。お母さんや先生に自分はできていることに気づいてほしい、褒めてもらいたい、という気持ちの表れなのです。こんな時は「なんでそんなことばかり言うの?」と制止するのではなく「あなたは手を洗ったのね」と認めてあげましょう。

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