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Lifestyle
お盆の意味を知っていますか?子どもにも大人にもわかりやすく由来を解説!
この機会にお盆について、理解を深めましょう!
■お盆ってなあに?子ども向けやさしめ解説!
お盆はどんな日なの?と子どもに聞かれたときに答えやすいよう、迎え火やお墓参りなどお盆に関連する事柄を簡単に説明します!
お盆は、ご先祖様が死後の世界から帰ってくるとされている期間のことです。お盆の由来を簡単に説明すると、お盆=古代インドの古い言葉「ウランボン」を音写したものだそう。それが略されてお盆になったんだとか。そしてウランボンという言葉には、自己都合しか考えず自己中心的な行動ばかりしていると、「さかさまに吊り下げられるような大変な苦しみを受けるでしょう」といった意味が込められているそう!そこで命を大切にするとともに先祖に思いをはせて、自分の行動を省みてウランボンにならないようにお互いの立場や役割を尊重し合えるよう生き方を見つめなおすのが「お盆」なんです。ちなみに英語ではお盆はObon‐holiday(オボンホリデー)といいます。物をのせて運ぶお盆は英語で直訳するとトレーですが、実際はそういった意味合いでお盆という言葉が使われてるわけではないのでご注意を。期間は7月13日から7月16日をお盆とする地域と、8月13日から16日をお盆とする地域があります。お盆がいつなのかは地域によって異なります。8月がお盆の地域では、今年は土日が重なるので、8月13日から8月18日までがお盆休みの方が多いでしょう。お盆には家族と仏壇にお供え物をしたり、お墓参りをしたりして過ごします。盆踊りがある地域もありますね。
・お盆にするお供え物はなに?
お盆には仏壇にお供え物をします。一般的には「五供(ごくう)」という基本のお供え物と、果物やお菓子といった故人が好きだったものをお供えします。五供とは、香、花、灯燭(とうしょく)、浄水(じょうすい)、飲食(おんじき)の5つです。*香線香や抹香。ご先祖さまに香りを届けます。*花仏さまに新鮮な花をお供えします。ご先祖様が好きだったお花を選ぶのもいいですね。*灯燭ロウソクのともし火。燃え尽きる様子が人生に例えられることもあります。線香をつける際はこの火を使いましょう。*浄水新鮮な水をお供えします。きれいな水はお参りする人の心を洗います。※浄土真宗では、水はお供えしません*飲食家族の食べ物と同じものをお供えします。
・お盆にはどんな飾りつけをするの?
お盆には帰ってきたご先祖様のために仏壇に飾りつけをします。飾りつけをすると、お供え物がより華やかにみえて、ご先祖様も喜んでくれるでしょう。具体的には、*お盆棚というものを用意し、盆提灯をかける。*そこに十三仏やなどの掛軸やお位牌、遺影などを安置する。*キュウリとナスで馬と牛をつくりお供えする。*米と野菜で水の子(みずのこ)を作りお供えする。といった手順です。
<キュウリの馬とナスの牛を子どもといっしょに作ってみよう>
キュウリとナスに楊枝で足をつけます。キュウリにはトウモロコシのヒゲで尻尾を作りましょう。ご先祖様が早く帰ってこられるよう願いをこめてキュウリの馬を、帰りはゆっくりと帰っていってもらえるようナスの牛を準備するようになったそうですよ。
・盆踊りはお盆に関係あるの?
盆踊りは、極楽浄土に行けず逆さ吊りになっていた死者たちがその苦しみから解放されたときに、両手を上げて喜んで舞っていた様子からできた踊りなんだそう。お盆に帰ってきたご先祖様をおもてなしするという説や、農民たちが豊作を祈って踊ったという説もあります。盆踊りは仏教の教えとその土地の風習・文化が重なってできたものなのですね。
・お墓参りはなぜするの?
お盆には、13日にお墓から帰ってくるご先祖様をお迎えに行き、16日にお見送りをするためにお墓参りをするという意味合いがあります。14、15日に留守参りといってご先祖様が不在のお墓を守る仏様に感謝を込めてお参りする風習がある地域もあるそうですよ。
■大人向け詳しめ解説!お盆の由来を知っていますか
お盆に由来を大人向けに先ほどよりもう少し詳しくご紹介します!2018年夏にNHK番組の「チコちゃんに叱られる!」でも詳しい説明があったそうです。
・盂蘭盆から派生して“お盆”になった
お盆は、正式には「孟蘭盆(うらぼん)」といい、語源は古代インド語のひとつサンスクリット語の「Ullanbana(ウランボン)、(ウランバーナ)」からきたものといわれています。
・盂蘭盆はお釈迦様の教え“盂蘭盆経”からきている!
盂蘭盆はお釈迦様の教えを説いたお経「盂蘭盆経」が由来です。古代インドのサンスクリット語では、「Ullanbana」の「Ul」→逆さ、「lanbana」→吊るされる、という言葉。つまり「Ullanbana」は「逆さ吊り」という意味なんだそう!!そしてその苦しみを取り除くのが「お盆」です。
・なぜ盂蘭盆経なのかというと・・お釈迦様の弟子の目連に関係があった!
かつて、お釈迦様の弟子の目連が、死後の世界で逆さ吊りになって苦しむ亡くなった母親を見たのだそう。なんとか助けたい目連は、お釈迦様に助けを求めたところ、僧侶たちのの修業が終わる日にお供え物をしてお経を唱えるよう教えがあったのだといいます。その功徳により目連は母親を極楽浄土へ送ることができました。目連の功徳を積んだ日が7月15日であったため、その日が先祖供養の大切な日になったそうですよ。
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